第55回午後第48問の類似問題

第47回午後:第91問

広汎性発達障害で認めにくいのはどれか。  

1: 姿勢異常

2: 精神遅滞

3: 限局した反復行動

4: コミュニケーション障害

5: 相互的な社会的関係の異常

第43回午後:第100問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 多動性障害は女児よりも男児に多い。

2: 選択性緘黙は言語理解の障害を伴う。

3: 吃音は複雑性音声チックに分類される。

4: 乳児期の虐待は自閉症の原因となる。

5: 周産期の脳損傷はDown(ダウン)症の原因となる。

第44回午前:第96問

幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 社会性の発達

2: 運動協応の向上

3: 自己調節機能の向上

4: 基本的生活習慣の確立

5: コミュニケーション能力の向上

第50回午後:第100問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は女児に多い。

2: 分離不安障害は学童期に多い。

3: 反応性愛着障害は過度に警戒的である。

4: 反抗挑戦性障害の症状は家庭内に限局する。

5: 注意欠陥/多動性障害では成長につれて多動よりも不注意が軽快しやすい。

第41回午後:第99問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 選択性緘黙は言語発達の遅れによって生じる。

2: 多動性障害では課題への注意集中が困難となる。

3: アスペルガー症候群は言語発達の遅れを伴う。

4: 吃音は単純音声チックに分類される。

5: 児童期に統合失調症が発症することはない。

第52回午前:第97問

小児自閉症について正しいのはどれか。  

1: 学童期に発症する。

2: 脊椎変形を生じる。

3: 女児より男児に多く出現する。

4: 精神遅滞を伴うことは稀である。

5: 大部分の症例でてんかんを認める。

第43回午前:第95問

広汎性発達障害児の就学に向けた作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 学校の環境調整を図る。

2: 身辺処理能力の向上を目指す。

3: 異年齢集団での対人交流を促す。

4: 家族へ障害の特徴を伝える。

5: 遊びの幅を広げる。

第42回午前:第94問

広汎性発達障害の症状はどれか。2つ選べ。  

1: 姿勢異常

2: 常同行動

3: 精神運動抑制

4: 言語発達遅延

5: チック

第53回午後:第96問

注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 薬物療法は行わない。

2: 男児よりも女児に多い。

3: 生育歴の聴取が重要である。

4: 二次性の精神症状に注意が必要である。

5: 成人期において診断されることはない。

  • 答え:3 ・4
  • 解説:注意欠如・多動性障害(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性を特徴とし、生育歴の聴取や二次性の精神症状に注意が必要である。治療には心理・社会的アプローチと薬物治療があり、成人期に診断されることもある。
  • 選択肢1は間違いです。ADHDの治療には薬物療法が含まれ、メチルフェニデート塩酸塩(コンサータ)、アトモキセチン塩酸塩(ストラテラ)、グアンファシン塩酸塩(インチュニブ)などの薬が使用されます。
  • 選択肢2は間違いです。ADHDは男児に多いとされており、女児よりも男児に多く見られます。
  • 選択肢3は正しいです。ADHDの診断にあたっては、本人や家族から詳細な生育歴の聴取が重要であり、症状の特徴や発達の過程を把握することが必要です。
  • 選択肢4は正しいです。ADHDでは、不注意、多動性、衝動性以外に二次性の精神症状がみられることがあり、うつ病や不安障害を併発することがあるため、注意が必要です。
  • 選択肢5は間違いです。ADHDの症状は幼少期からみられることが多いですが、成人期になって初めて診断されることもあります。症状が軽度であったり、周囲の理解が得られなかったりすることが原因で、診断が遅れることがあります。
  • 科目:小児の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午前:第43問

広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)について正しいのはどれか。  

1: 聴覚過敏は稀である。

2: クレーン現象がみられる。

3: 注意欠如・多動性障害は合併しない。

4: 視覚情報より聴覚情報への注目の方が優位である。

5: 4~5歳で「サリーとアン課題」ができるようになることが多い。

  • 答え:2
  • 解説:自閉スペクトラム症は、社会的コミュニケーションや対人的相互反応に欠陥があり、行動や興味が限定された反復的な様式が見られる障害です。感覚刺激に対する過敏さや鈍感さがあり、クレーン現象がよく見られます。また、注意欠如・多動性障害との併存があることがあります。
  • 選択肢1は間違いです。自閉スペクトラム症では、感覚刺激に対する過敏さがよく見られるため、聴覚過敏は稀ではありません。
  • 選択肢2は正しいです。クレーン現象は、自閉スペクトラム症でよく見られる現象で、欲しいものがあるときに指差しをせず、他の人の手をつかんで取ろうとします。
  • 選択肢3は間違いです。自閉スペクトラム症では、注意欠如・多動性障害(ADHD)との併存があることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。自閉スペクトラム症では、感覚刺激に対する過敏さや鈍感さがあり、視覚情報と聴覚情報のいずれかまたは双方がみられやすいです。
  • 選択肢5は間違いです。「サリーとアン課題」は対人的相互反応を評価する課題で、自閉スペクトラム症では4~5歳でもできないことが多いです。これは、自閉スペクトラム症の持続的な対人的相互反応の欠陥が原因です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午前:第46問

注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。  

1: 女性に多い。

2: 低出生体重児の多くで発症する。

3: 感情における衝動性の高さは改善しやすい。

4: 約9割の患者は成人期早期までに寛解する。

5: 青年期以降は運動性多動の症状は目立たなくなる。

  • 答え:5
  • 解説:注意欠如・多動性障害(ADHD)は、主に子どもに見られる神経発達障害で、遺伝的要因や脳の機能障害が関与しているとされています。症状は成長とともに変化し、運動性多動の症状は青年期以降目立たなくなることが多いです。
  • ADHDは男児に多いとされており、女性に多いというのは誤りです。
  • ADHDは遺伝的要因や脳の機能障害が関与しているとされており、低出生体重児の多くで発症するわけではありません。
  • 感情における衝動性の高さは、ADHDの患者にとって改善しにくい症状であり、対人関係のトラブルを招きやすいとされています。
  • 約4割の患児が成人初期までに寛解するとされており、9割が寛解するというのは誤りです。
  • 運動性多動の症状は、青年期以降目立たなくなることが多いとされており、これが正しい選択肢です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午後:第100問

自閉症で正しいのはどれか。  

1: 乳児期の虐待(ネグレクト)が原因となる。

2: 20%に精神遅滞の合併がある。

3: 言語の意味理解が障害される。

4: 家庭ではほぼ問題なく会話できる。

5: 特定のものに対するこだわりがある。

第47回午前:第99問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は行為障害に分類される。

2: 児童期に恐怖症を発症することはない。

3: 虐待を原因として反応性愛着障害が起こる。

4: 小児自閉症は約半数が統合失調症に移行する。

5: 選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。

第48回午後:第49問

広汎性発達障害に対する作業療法でみられる症状はどれか。  

1: 行為心迫

2: 常同行動

3: 解離症状

4: 離脱症状

5: 陰性症状

第46回午後:第44問

小児自閉性障害(自閉症)の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: てんかんが約25%に合併する。

2: 精神遅滞が約25%に合併する。

3: 3歳までに発症することはない。

4: 常同的で反復的な運動が目立つ。

5: 発症率は女児が男児の2倍である。

第45回午前:第99問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は強迫性障害に分類される。

2: ネグレクトによって反応性愛着障害が起こる。

3: 児童期に妄想型統合失調症が発症することはない。

4: 選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。

5: 一過性チック障害の約半数がTourette障害に進行する。

第46回午後:第45問

注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 女児に多い。

2: 気が散りやすい。

3: 会話時に視線を合わせない。

4: 順番を待つことができない。

5: 症状は小学校に入学してから現れることが多い。

第40回午前:第6問

発達障害が予測されるのはどれか。  

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第39回午前:第94問

広汎性発達障害に対する作業療法で留意すべき症状はどれか。  

1: 行為心迫

2: 常同行動

3: 解離症状

4: 離脱症状

5: 陰性症状

第49回午前:第49問

高機能広汎性発達障害の作業療法でよくみられる特徴はどれか。  

1: 臨機応変

2: 感情共有

3: 比喩的表現

4: 常同的行為

5: 非言語的コミュニケーション