第43回午後第100問の類似問題

第47回午前:第99問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は行為障害に分類される。

2: 児童期に恐怖症を発症することはない。

3: 虐待を原因として反応性愛着障害が起こる。

4: 小児自閉症は約半数が統合失調症に移行する。

5: 選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。

第41回午後:第99問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 選択性緘黙は言語発達の遅れによって生じる。

2: 多動性障害では課題への注意集中が困難となる。

3: アスペルガー症候群は言語発達の遅れを伴う。

4: 吃音は単純音声チックに分類される。

5: 児童期に統合失調症が発症することはない。

第50回午後:第100問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は女児に多い。

2: 分離不安障害は学童期に多い。

3: 反応性愛着障害は過度に警戒的である。

4: 反抗挑戦性障害の症状は家庭内に限局する。

5: 注意欠陥/多動性障害では成長につれて多動よりも不注意が軽快しやすい。

第45回午前:第99問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は強迫性障害に分類される。

2: ネグレクトによって反応性愛着障害が起こる。

3: 児童期に妄想型統合失調症が発症することはない。

4: 選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。

5: 一過性チック障害の約半数がTourette障害に進行する。

第52回午前:第97問

小児自閉症について正しいのはどれか。  

1: 学童期に発症する。

2: 脊椎変形を生じる。

3: 女児より男児に多く出現する。

4: 精神遅滞を伴うことは稀である。

5: 大部分の症例でてんかんを認める。

第42回午後:第100問

自閉症で正しいのはどれか。  

1: 乳児期の虐待(ネグレクト)が原因となる。

2: 20%に精神遅滞の合併がある。

3: 言語の意味理解が障害される。

4: 家庭ではほぼ問題なく会話できる。

5: 特定のものに対するこだわりがある。

第46回午後:第44問

小児自閉性障害(自閉症)の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: てんかんが約25%に合併する。

2: 精神遅滞が約25%に合併する。

3: 3歳までに発症することはない。

4: 常同的で反復的な運動が目立つ。

5: 発症率は女児が男児の2倍である。

第55回午後:第48問

広汎性発達障害の説明で正しいのはどれか。  

1: 女児に多い。

2: 育児方法が発症に影響する。

3: 障害は成人期までには消失する。

4: 社会的コミュニケーションの障害はない。

5: 小児期崩壊性障害は正常な発達の後に出現する。

  • 答え:5
  • 解説:広汎性発達障害は、対人社会関係や言語などのコミュニケーションに質的障害が見られる症状で、脳の器質的異常が原因とされています。特徴的な症状は5歳以内に現れ、成人期以降も続くことが多いです。
  • 選択肢1は間違いです。広汎性発達障害に含まれる小児自閉症やAsperger症候群は、女児よりも男児に多いです。
  • 選択肢2は間違いです。広汎性発達障害は育児方法によるものではなく、脳の器質的異常が原因とされています。
  • 選択肢3は間違いです。広汎性発達障害の特徴的症状は通常5歳以内に現れ、成人期以降も続くことが多いです。
  • 選択肢4は間違いです。広汎性発達障害は、社会的コミュニケーションの質的障害が見られる症状です。
  • 選択肢5は正しいです。小児期崩壊性障害は、2歳までの正常な発達の後に出現し、言葉や技能が失われるなどの症状が見られます。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第45回午後:第46問

小児自閉症の特徴でないのはどれか。  

1: 1. 限られた対象に執着する。

2: 2. 精神遅滞を合併しやすい。

3: 3. 対人関係の障害が目立つ。

4: 4. 反復行動がみられる。

5: 5. 女児に多い。

第56回午前:第43問

広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)について正しいのはどれか。  

1: 聴覚過敏は稀である。

2: クレーン現象がみられる。

3: 注意欠如・多動性障害は合併しない。

4: 視覚情報より聴覚情報への注目の方が優位である。

5: 4~5歳で「サリーとアン課題」ができるようになることが多い。

  • 答え:2
  • 解説:自閉スペクトラム症は、社会的コミュニケーションや対人的相互反応に欠陥があり、行動や興味が限定された反復的な様式が見られる障害です。感覚刺激に対する過敏さや鈍感さがあり、クレーン現象がよく見られます。また、注意欠如・多動性障害との併存があることがあります。
  • 選択肢1は間違いです。自閉スペクトラム症では、感覚刺激に対する過敏さがよく見られるため、聴覚過敏は稀ではありません。
  • 選択肢2は正しいです。クレーン現象は、自閉スペクトラム症でよく見られる現象で、欲しいものがあるときに指差しをせず、他の人の手をつかんで取ろうとします。
  • 選択肢3は間違いです。自閉スペクトラム症では、注意欠如・多動性障害(ADHD)との併存があることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。自閉スペクトラム症では、感覚刺激に対する過敏さや鈍感さがあり、視覚情報と聴覚情報のいずれかまたは双方がみられやすいです。
  • 選択肢5は間違いです。「サリーとアン課題」は対人的相互反応を評価する課題で、自閉スペクトラム症では4~5歳でもできないことが多いです。これは、自閉スペクトラム症の持続的な対人的相互反応の欠陥が原因です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第53回午後:第96問

注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 薬物療法は行わない。

2: 男児よりも女児に多い。

3: 生育歴の聴取が重要である。

4: 二次性の精神症状に注意が必要である。

5: 成人期において診断されることはない。

  • 答え:3 ・4
  • 解説:注意欠如・多動性障害(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性を特徴とし、生育歴の聴取や二次性の精神症状に注意が必要である。治療には心理・社会的アプローチと薬物治療があり、成人期に診断されることもある。
  • 選択肢1は間違いです。ADHDの治療には薬物療法が含まれ、メチルフェニデート塩酸塩(コンサータ)、アトモキセチン塩酸塩(ストラテラ)、グアンファシン塩酸塩(インチュニブ)などの薬が使用されます。
  • 選択肢2は間違いです。ADHDは男児に多いとされており、女児よりも男児に多く見られます。
  • 選択肢3は正しいです。ADHDの診断にあたっては、本人や家族から詳細な生育歴の聴取が重要であり、症状の特徴や発達の過程を把握することが必要です。
  • 選択肢4は正しいです。ADHDでは、不注意、多動性、衝動性以外に二次性の精神症状がみられることがあり、うつ病や不安障害を併発することがあるため、注意が必要です。
  • 選択肢5は間違いです。ADHDの症状は幼少期からみられることが多いですが、成人期になって初めて診断されることもあります。症状が軽度であったり、周囲の理解が得られなかったりすることが原因で、診断が遅れることがあります。
  • 科目:小児の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第44回午前:第68問

小児における疾患と作業療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 自閉症 − トランポリン

2: Down症 − リズムダンス

3: 若年性関節リウマチ − 刺 繍

4: 注意欠陥多動性障害(ADHD) − ブランコ

5: Duchenne型筋ジストロフィー − パソコンゲーム

第41回午後:第92問

男性(男児)に多いのはどれか。  

1: 小児自閉症

2: 小児欠神てんかん

3: 摂食障害

4: うつ病

5: ピック病

第45回午前:第48問

注意欠陥多動性障害の特徴でないのはどれか。  

1: 男児に多い。

2: 虐待の誘因となる。

3: 感情的で攻撃的になる。

4: 学業不振が問題となる。

5: 注意障害は学童期までに改善する。

第56回午前:第46問

注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。  

1: 女性に多い。

2: 低出生体重児の多くで発症する。

3: 感情における衝動性の高さは改善しやすい。

4: 約9割の患者は成人期早期までに寛解する。

5: 青年期以降は運動性多動の症状は目立たなくなる。

  • 答え:5
  • 解説:注意欠如・多動性障害(ADHD)は、主に子どもに見られる神経発達障害で、遺伝的要因や脳の機能障害が関与しているとされています。症状は成長とともに変化し、運動性多動の症状は青年期以降目立たなくなることが多いです。
  • ADHDは男児に多いとされており、女性に多いというのは誤りです。
  • ADHDは遺伝的要因や脳の機能障害が関与しているとされており、低出生体重児の多くで発症するわけではありません。
  • 感情における衝動性の高さは、ADHDの患者にとって改善しにくい症状であり、対人関係のトラブルを招きやすいとされています。
  • 約4割の患児が成人初期までに寛解するとされており、9割が寛解するというのは誤りです。
  • 運動性多動の症状は、青年期以降目立たなくなることが多いとされており、これが正しい選択肢です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第44回午前:第96問

幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 社会性の発達

2: 運動協応の向上

3: 自己調節機能の向上

4: 基本的生活習慣の確立

5: コミュニケーション能力の向上

第52回午後:第18問

8歳の男児。小児自閉症と診断されている。言語発達の遅れがみられ、軽度の精神遅滞を合併している。小学校に入学した後、「先生が何を言っているか分からない」と訴えた。保護者も強く希望し、特別支援学校に転校した。この児とのコミュニケーションにおいて、作業療法士が最も留意すべきなのはどれか。  

1: 一度に複数の指示をする。

2: 絵やカードを豊富に使い指示をする。

3: 言葉より表情の変化で意図を伝える。

4: 不適切な行動は時間をおいてから指摘する。

5: 個別にではなく集団の一員として声をかける。

第47回午後:第91問

広汎性発達障害で認めにくいのはどれか。  

1: 姿勢異常

2: 精神遅滞

3: 限局した反復行動

4: コミュニケーション障害

5: 相互的な社会的関係の異常

第48回午前:第49問

1歳児の母親が「子供が視線を合わせてくれない」と訴えている。考えられる障害はどれか。  

1: 自閉症

2: てんかん

3: 学習障害

4: Rett症候群

5: 注意欠陥多動障害

第57回午前:第34問

脊髄小脳変性症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Frenkel体操は無効である。

2: 視覚障害を伴うことが多い。

3: 包括的な評価指標にSARAがある。

4: 患者数は非遺伝性に比べて遺伝性が多い。

5: 自律神経障害は非遺伝性に比べて遺伝性が少ない。