体表から触れることができる腱を図に示す。番号と名称の組合せで正しいのはどれか。
1: ①――長母指屈筋腱
2: ②――腕橈骨筋腱
3: ③――浅指屈筋腱
4: ④――深指屈筋腱
5: ⑤――尺側手根屈筋腱
排便機構で正しいのはどれか。
1: 排便中枢は胸髄にある。
2: 外肛門括約筋は陰部神経支配である。
3: 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。
4: 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。
5: 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。
関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩水平伸展―― 30°
2: 肘屈曲――――120°
3: 手背屈―――― 50°
4: 股内転―――― 30°
5: 足底屈―――― 45°
骨格筋について正しいのはどれか。
1: 活動電位は筋収縮に遅れて発生する。
2: 伸張反射の感覚受容器は筋紡錘である。
3: 筋に単一刺激を加えると強縮が生じる。
4: 神経筋接合部にはアドレナリン受容体が分布する。
5: 筋小胞体から放出されたNa+がトロポニンに結合する。
立位姿勢について正しいのはどれか。
1: 重心動揺は閉眼にて減少する。
2: 重心動揺は年齢によって変化しない。
3: 立位時に股関節のY靱帯は弛緩する。
4: 安静立位時にヒラメ筋の持続的筋収縮がある。
5: 立位時の重心の位置は第1腰椎の後方にある。
下腿義足歩行で立脚後期に膝の急激な屈曲を生じる原因はどれか。
1: 靴のヒールが低すぎる。
2: ソケットの内転角が不足している。
3: 足部が過度に底屈位にある。
4: ソケットが足部に対して過度に前方に位置している。
5: 足部のトウブレークまでの長さが長すぎる。
つま先歩きになるのはどれか。2つ選べ。 ア.大殿筋筋力低下イ.大腿四頭筋筋力低下ウ.30°膝関節屈曲拘縮エ.3 cm以上の脚長差オ.脛骨神経麻痺
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の基本軸と運動方向で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 手関節橈屈
2: 母指掌側外転
3: 示指MP関節外転
4: 母指IP関節伸展
5: 示指DIP関節屈曲
骨粗鬆症について適切でないのはどれか。
1: 閉経後の女性に生じやすい。
2: ステロイド治療により生じやすい。
3: 大腿骨頸部骨折をきたしやすい。
4: 脊椎圧迫骨折ではコルセットを装着する。
5: 高齢者の腰背痛には体幹前屈を指導する。
片麻痺の患側立脚相での膝関節過伸展に注意すべき項目で適切でないのはどれか。
1: 大腿四頭筋の筋力低下
2: 足関節底屈筋の筋力低下
3: 尖足拘縮
4: 固有感覚障害
5: 骨盤の後退
Danielsらの徒手筋力テストの肩関節段階5と段階4との検査において、腹臥位で肘関節付近の上腕背側に抵抗を加えるのはどれか。2つ選べ。
1: 水平外転
2: 外転
3: 外旋
4: 屈曲
5: 伸展
足関節靱帯損傷で最も頻度が高いのはどれか。
1: 三角靱帯
2: 踵腓靱帯
3: 前距腓靱帯
4: 後距腓靱帯
5: 前脛腓靱帯
後方アプローチによる人工股関節置換術後の動作で正しいのはどれか。
1: 低めのソファーに座る。
2: 健側を下にして横になる。
3: 床の物を拾うときは患側を後方に引く。
4: 階段を降りるときは健側から先に下ろす。
5: ベッドに這い上がるときは患側の膝を先につく。
脊髄損傷の機能残存レベルと運動の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: L1 - 膝関節伸展
2: L2 - 膝関節屈曲
3: L3 - 股関節外旋
4: L4 - 足関節背屈
5: S1 - 足関節底屈
片麻痺の健側の抵抗運動と患側の連合反応との組合せで適切でないのはどれか。
1: 肩関節内転-肩関節内転
2: 肘関節屈曲-肘関節屈曲
3: 股関節内転-股関節外転
4: 膝関節屈曲-膝関節伸展
5: 足関節背屈-足関節底屈
筋と運動との組合せで正しいのはどれか。
1: 内側翼突筋 − 下顎骨を前上方に動かす。
2: 大頬骨筋 − 上唇を引き上げる。
3: 咬 筋 − 下顎骨を引き下げる。
4: 皺眉筋 − 眉を引き上げる。
5: 笑 筋 − 口角を上方に引き上げる。
ダニエルスらの徒手筋力テストにおいて段階1(Trace)の筋と触診位置との組合せで正しいのはどれか。
1: 腸腰筋-上前腸骨棘直下
2: 前鋸筋-鎖骨外側
3: 棘下筋-肩甲骨内側縁
4: 肩甲下筋-腋窩中心
5: ヒラメ筋-腓腹部近位