8歳の男児。作業療法室に入室後、いつも同じ所を歩き、同じ遊具や道具だけに何度も触ったり遊んだりする。このような行動はどれか。
1: 児戯性
2: 強迫性
3: 多動性
4: 常同性
5: 衝動性
小脳障害による症状はどれか。
1: 低声で単調な話し方になる。
2: 手を握るとすぐには開けない。
3: 回内回外運動が拙劣になる。
4: 安静時の手指に振戦がみられる。
5: 小股で歩く。
正しいのはどれか。
1: 生後3週を過ぎると誰を見ても微笑むようになる。
2: 8か月頃になると人見知りが激しくなる。
3: 1歳を過ぎると積木を電車に見たてる遊びを始める。
4: 2歳になると3人以上の集団遊びをするようになる。
5: 3歳を過ぎると現実と空想との区別がつくようになる。
8歳の男児。自閉症。小学校に入学後、好きな算数以外の授業中に奇声をあげるようになった。家ではこだわり行為を制する母親に暴力を振るうようになり、養護教諭の勧めで児童・思春期外来を受診した。受診後すぐに作業療法が開始された。作業療法士の対応で適切でないのはどれか。
1: 算数を取り入れたプログラムを設定する。
2: 質問は口頭だけでなく文字に書いて示す。
3: 作業療法の終了時間を明確にする。
4: こだわり行為は制止する。
5: 1対1で対応する。
男性(男児)に多いのはどれか。
1: 小児自閉症
2: 小児欠神てんかん
3: 摂食障害
4: うつ病
5: ピック病
小児における疾患と作業療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 自閉症 − トランポリン
2: Down症 − リズムダンス
3: 若年性関節リウマチ − 刺 繍
4: 注意欠陥多動性障害(ADHD) − ブランコ
5: Duchenne型筋ジストロフィー − パソコンゲーム
遠城寺式乳幼児分析的発達検査において、つたい歩きをする時期に可能なのはどれか。
1: 2語言える。
2: ボールを前に蹴る。
3: まねて直線を引く。
4: 積み木を2つ重ねる。
5: コップを自分で持って飲む。
多動性障害児(注意欠陥多動性障害)で作業時によくみられるのはどれか。
1: 順番が待てない。
2: 同じ行動を繰り返す。
3: 視線を合わせない。
4: オウム返しの返答をする。
5: 他人のまねをする。
遠城寺式乳幼児分析的発達検査の項目で獲得される時期が最も後になるのはどれか。
1: 人の顔をじいっと見つめる。
2: 親しみと怒った顔が分かる。
3: 顔に布をかけられて不快を示す。
4: 母の声と他の人の声を聞き分ける。
5: 泣かずに声を出す(アー、ウーなど)。
つたい歩きを行っている時期にできないのはどれか。
1: バイバイをする。
2: 玩具を引っ張ると抵抗する。
3: 2語文を話す。
4: 親指を使って干しぶどうをつかむ。
5: 両手の積み木を打ち合わせる。
13歳の男子。幼児期は図鑑をひとりで眺めて過ごしていた。小学校に入ると、しつこく意味を確認する癖や協調性がとれないことを教師に注意されることが多くなり、級友からいじめられるようになった。最近、級友の話し声に過敏に反応したり、家族への暴言と暴力が頻繁となり入院となった。この患者の診断として考えられるのはどれか。
1: 自閉症
2: 統合失調症
3: Rett症候群
4: Asperger症候群
5: 注意欠陥/多動性障害
4歳の脳性麻痺児。抱っこでは常に図のような姿勢を示す。遊びの姿勢で適切でないのはどれか。
4歳の脳性麻痺児。抱っこでは常に図のような姿勢を示す。この児の遊びの姿勢で適切でないのはどれか。2つ選べ。