遠城寺式乳幼児分析的発達検査における手の運動で、生後9~10か月の発達段階であるのはどれか。
1: ガラガラを振る。
2: 積木を2つ重ねる。
3: 鉛筆でぐるぐる丸を書く。
4: 瓶の蓋を開けたり閉めたりする。
5: おもちゃを一方の手から他方に持ち替える。
病的反射と刺激方法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Chaddock反射 ― 足の内果の下方を後ろから前へこする。
2: Gonda反射 ― 足の第4指をつまみ下方へ引っ張る。
3: Gordon反射 ― アキレス腱を強くつまむ。
4: Oppenheim反射 ― 脛骨内縁を上方から下方へこすりおろす。
5: Schaeffer反射 ― 足底面の外縁を踵から上へ向かってこすりあげる。
小児の歩行で正しいのはどれか。
1: 独歩開始時から踵接地がみられる。
2: 歩幅に対する歩隔の比率は発達とともに増加する。
3: 両脚支持期は発達とともに増加する。
4: ケイデンスは発達とともに減少する。
5: 上肢肢位は発達とともに挙上位となる。
健常児の発達指標と年齢との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸 定-4か月
2: 寝返り-6か月
3: 支えなしで座る-7か月
4: つかまって立ち上がる-12か月
5: 上手に歩く-15か月
遠城寺式乳幼児分析的発達検査において、つたい歩きをする時期に可能なのはどれか。
1: 2語言える。
2: ボールを前に蹴る。
3: まねて直線を引く。
4: 積み木を2つ重ねる。
5: コップを自分で持って飲む。
正常運動発達に関して誤っているのはどれか。
1: 寝返り-5か月
2: つたい歩き-10か月
3: 階段を昇る-18か月
4: その場でジャンプする-24か月
5: 片足とび-30か月
アテトーゼ型脳性麻痺児の食事の様子を図に示す。スプーンを口に近づけると図のような姿勢になってしまう。この児に出現している原始反射はどれか。
1: 探索反射
2: Galant反射
3: 交差伸展反射
4: 手の把握反射
5: 対称性緊張性頸反射
原始反射でないのはどれか。
1: モロー反射
2: 非対称性緊張性頸反射
3: 把握反射
4: 自動歩行
5: 立ち直り反応
3歳の男児。アテトーゼ型脳性麻痺。知的障害はない。運動発達年齢は9~10か月。非対称性緊張性頸反射、頸からの立ち直り反射、足底把握反射が残存している。運動療法で適切でないのはどれか。
6歳の男児。痙直型両麻痺。右股関節を他動的に屈曲すると、左膝関節は伸展した。この図でみられる反射・反応はどれか。
1: 伸張反射
2: 緊張性迷路反射
3: 交叉性伸展反射
4: 連合反応
5: 陽性支持反応
遠城式乳幼児分析的発達検査表で生後2年0月の時点で獲得されているのはどれか。
1: 自分の姓名を言う。
2: 顔をひとりで洗う。
3: 排尿を予告する。
4: 片足で2~3秒立つ。
5: まねて直線を引く。
脳性麻痺児を腹臥位にすると図のような姿勢をとった。観察できる姿勢反射はどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 緊張性頸反射
3: 交叉性伸展反射
4: モロー反射
5: 連合反応
ランドウ反応について誤っているのはどれか。
1: いくつかの立ち直り反応の影響が複合された形で出現する。
2: 小児を腹臥位で水平位に保持すると伸展位姿勢を示す。
3: 反応は生涯持続する。
4: 生後3か月で出現し始める。
5: 出現の遅れは座位獲得を遅らせる結果となる。
脳性麻痺児を腹臥位にすると図のような姿勢をとった。観察できる姿勢反射はどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 緊張性頸反射
3: 交叉性伸展反射
4: ランドウ反応
5: 連合反応
10歳の女児。痙直型両麻痺。移動には四つ這い、歩行器での歩行および車椅子自走を併用している。この女児が立ち上がろうとして図のような姿勢になった。原因として考えられるのはどれか。
1: 緊張性迷路反射の残存
2: 膝関節伸展可動域の低下
3: 下肢の左右分離運動困難
4: 上肢の屈曲共同運動の出現
5: 緊張性対称性頸反射の残存
小児を急に頭の方から前方に倒した時に、図のような反応が出現する最も早い時期はどれか。
1: 生後2~4か月
2: 生後6~8か月
3: 生後12~14か月
4: 生後16~18か月
5: 生後20~22か月
腱反射について誤っているのはどれか。
1: 腱器官の反応を検査している。
2: リラックスさせ、検査する筋の力を抜かせる。
3: 反射が出にくい場合、被験者に歯をかみしめさせる。
4: クローヌスがあれば亢進と判定してよい。
5: 筋萎縮がある場合、収縮が確認できれば正常と判定する。