第42回午前第49問の類似問題

第43回午前:第55問

機能的自立度評価法(FIM)の得点が4点となるのはどれか。  

1: 監視下で車椅子から便座に移乗している。

2: 口頭指示を受けて50 m以上杖歩行をしている。

3: 患側下肢を持ち上げてもらい階段昇降をしている。

4: 車椅子走行で角を曲がる時に押してもらう。

5: 排泄の後始末で身体を軽く支えてもらう。

第49回午前:第29問

FIMの評定で正しいのはどれか。  

1: 更衣(上半身)7点:上着をたんすから出してもらえば着替えられる。

2: トイレ動作6点:服の上げ下ろしをする際に手すりを使用する。

3: 食事5点:咀嚼力が弱いため、あらかじめ軟らかく調理してもらう。

4: 整容4点:ホルダー付きの歯ブラシを使用すれば歯磨きができる。

5: 表出3点:「水」、「トイレ」などの単語で意思を伝えることができる。

第56回午前:第31問

GMFMで正しいのはどれか。  

1: 4領域88項目で構成される。

2: 各項目の判定は0~4の5段階評価である。

3: 脳性麻痺のため標準化された発達評価である。

4: 健常3歳児であれば達成可能な項目で構成される。

5: 次に獲得すべき能力をItem Mapにより予測・検討できる。

第50回午前:第26問

FIMの評定で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 浴槽移乗7点:浴槽の縁に腰掛けて浴槽をまたぐ。浴槽内でしゃがみ、立てる。

2: 食事6点:ホルダー付きスプーンを介助者に装着してもらい、食事動作は自立している。

3: 記憶5点:メモリーノートを用いて自立し、問題を生じていない。

4: トイレ動作4点:服を上げるのが不十分で介助者の口頭指示を必要とする。

5: 更衣(上半身)2点:前開きシャツで非麻痺側の袖通しはできるが、他は介助を要する。

第54回午後:第27問

移動評価において「歩行は困難であるが、介護者の見守りの下、車椅子で50 mの移動が可能である」場合のFIMとBarthel Indexの評価点との組合せで正しいのはどれか。  

1: FIM 6点―Barthel Index 10点

2: FIM 5点―Barthel Index 10点

3: FIM 5点―Barthel Index 5点

4: FIM 4点―Barthel Index 5点

5: FIM 4点―Barthel Index 0点

第45回午後:第25問

FIMで2点はどれか。  

1: 更衣・上半身:シャツを着せてもらう際に身体を前に傾けて協力する。

2: 階段:車椅子使用者がエレベーターを用いて自立している。

3: 排尿管理:人工透析を受けていて自尿はない。

4: 表出:単語のみを用いて基本的欲求を表現する。

5: 社会的交流:夜間せん妄によって毎晩同室者が眠れない。

第47回午後:第26問

ADL評価の説明として正しいのはどれか。  

1: FIMの項目で3点は中等度介助である。

2: Wee FIMの項目で10点は完全自立である。

3: Barthel Indexで合計50点はセルフケア要監視水準である。

4: 障害老人の日常生活自立度判定基準で、ランクAは自立である。

5: 認知症老人の日常生活自立度判定基準で、ランクⅠは全介助である。

第50回午後:第47問

FIMのトイレ動作で評価される項目はどれか。2つ選べ。  

1: トイレに近づく。

2: 便器に移乗する。

3: 服を下げる。

4: 拭く。

5: トイレのドアを閉める。

第42回午前:第47問

FIMの評価で自立しても「6」になるのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩行に装具を用いる。

2: 入れ歯の着脱ができる。

3: 食事にスプーンを用いる。

4: 排尿管理にパッドを用いる。

5: 入浴はシャワーのみ利用する。

第39回午前:第47問

FIMの評価項目に含まれないのはどれか。  

1: 食 事

2: 整 容

3: 掃 除

4: 階段昇降

5: 社会的交流

第54回午前:第36問

GMFMで正しいのはどれか。  

1: GMFM-88は間隔尺度として使用される。

2: 各項目は0~4の5段階評価で判定する。

3: 脳性麻痺のための標準化された発達評価である。

4: 健常5歳児であれば達成可能な項目で構成される。

5: Item Mapの使用により認知機能の判定が可能である。

第46回午後:第41問

FIMの得点で5点以下となるのはどれか。  

1: 食事:配膳、下膳は手伝ってもらうが、あとは一人で食事できる。

2: 清拭:首から下のみすべて一人で洗える。

3: 下半身更衣:装具の着脱は介助が必要だが、ズボン、パンツ、靴下は一人でできる。

4: トイレ移乗:ベッドサイドのポータブルトイレで自立している。

5: 歩行:50 mまでは、杖がなくても一人で歩ける。

第53回午後:第83問

FIMで4点(最小介助)となるのはどれか。  

1: アームスリングをつけてもらっている。

2: 食器に残った食べ物をかき集めてもらう。

3: 移乗時に介助者から軽く引き上げてもらう。

4: トイレットペーパーをあらかじめ折ってもらう。

5: シャワーを浴びる前にお湯の温度を調節してもらう。

  • 答え:2
  • 解説:FIM(機能的独立度尺度)は、身体機能の障害や介助の必要性を評価するための指標で、1点から7点までの7段階で評価される。4点(最小介助)は、介助が必要だが、75%以上の動作が自己で行える状態を指す。
  • 「アームスリングをつけてもらっている」は5点(監視・準備)であり、装具類の着脱は主な動作ではないため、介助が必要でも準備として考えられる。
  • 「食器に残った食べ物をかき集めてもらう」は4点(最小介助)で正しい。この状態では、食事の大部分は自分で行えるが、一部の動作に介助が必要である。
  • 「移乗時に介助者から軽く引き上げてもらう」は3点(中等度介助)であり、移乗の4点は、万が一の際のために触れる程度の介助を行う状態である。
  • 「トイレットペーパーをあらかじめ折ってもらう」は5点(監視・準備)であり、トイレ動作の4点は、下位の引き下げ、引き上げ、殿部の拭き取りのうち75%以上が自己にて行える状態である。
  • 「シャワーを浴びる前にお湯の温度を調節してもらう」は5点(監視・準備)であり、清拭の4点は、10か所に分けた身体部位のうち8か所以上を自己にて洗体できる状態である。
  • 科目:リハビリテーション医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第44回午前:第43問

ADL評価について正しいのはどれか。  

1: Barthel indexで50点ならセルフケアは要監視水準である。

2: FIMの項目で3点なら部分介助である。

3: Wee FIMの項目で10点なら完全自立である。

4: 痴呆性老人の日常生活自立度判定基準ではランクIは全介助である。

5: 障害老人の日常生活自立度判定基準ではランクAが自立である。

第41回午前:第50問

ADL評価で正しいのはどれか。  

1: Barthel indexで自立の得点は7点である。

2: Barthel indexは食事の支度の項目を含む。

3: FIMはできるADLを評価する。

4: FIMでは時間をかけても一人でできれば完全自立である。

5: Wee-FIMは小児のADLを評価する。

第41回午前:第51問

FIMの評価項目で誤っているのはどれか。  

1: 社会的交流

2: 整容

3: 排尿管理

4: トイレ動作

5: 見当識

第49回午前:第24問

小児を対象とした評価法とその説明の組合せで正しいのはどれか。  

1: GMFM ― 学習障害を評価する。

2: K-ABC ― 日常活動の自立度を測定する。

3: PEDI ― 機能的スキルを評価する。

4: WeeFIM ― 生命維持機能を評価する。

5: WISC-Ⅲ ― 粗大運動能力を測定する。

第56回午後:第26問

検査と評価項目の組合せで正しいのはどれか。  

1: GMFM ── 日常生活活動

2: WISC-IV ── ワーキングメモリー

3: S-M社会生活能力検査 ── 心理的発達

4: フロスティグ視知覚検査 ── 巧緻運動

5: 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 ── 粗大運動

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、検査と評価項目の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、WISC-IVとワーキングメモリーです。
  • GMFM(Gross Motor Function Measure)は、主に脳性まひの子どもの運動機能を評価するための検査であり、日常生活活動ではありません。
  • WISC-IV(Wechsler Intelligence Scale for Children-Fourth Edition)は、5歳から16歳11ヵ月の子どもを対象とした児童用知能検査で、ワーキングメモリー指標(WMI)を含むため、正しい組み合わせです。
  • S-M社会生活能力検査は、対象児の日頃の様子から社会生活能力の発達を捉える検査であり、心理的発達ではありません。
  • フロスティグ視知覚検査は、子どもの視知覚上の問題点を発見し、適切な訓練を行うための検査であり、巧緻運動ではありません。
  • 遠城寺式乳幼児分析的発達検査は、乳幼児発達の傾向を全般的に調べるもので、運動・社会性・言語の3分野から質問項目が構成されていますが、粗大運動ではありません。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第56回午後:第13問

70歳の女性。両側変形性膝関節症。外来通院中である。自宅におけるADLは、FIMによる評価で、2項目(歩行・車椅子および階段)はT字杖を使用しての自立であったが、それ以外は補助具を使用せずに自立していた。コミュニケーション(理解、表出)や社会的認知(社会的交流、問題解決、記憶)は問題ない。FIMの点数はどれか。  

1: 100

2: 112

3: 120

4: 124

5: 126

第38回午前:第44問

ADL評価について正しいのはどれか。  

1: Barthel indexは社会的交流活動の項目を含む。

2: Katz indexは外出行動の項目を含む。

3: FIMはコミュニケーション能力の項目を含む。

4: ケニー身辺処理評価は服薬行為の項目を含む。

5: PULSESは息切れなしに歩ける距離の項目を含む。