機能的自立度評価法(FIM)の得点が4点となるのはどれか。
1: 監視下で車椅子から便座に移乗している。
2: 口頭指示を受けて50 m以上杖歩行をしている。
3: 患側下肢を持ち上げてもらい階段昇降をしている。
4: 車椅子走行で角を曲がる時に押してもらう。
5: 排泄の後始末で身体を軽く支えてもらう。
FIMの評定で正しいのはどれか。
1: 更衣(上半身)7点:上着をたんすから出してもらえば着替えられる。
2: トイレ動作6点:服の上げ下ろしをする際に手すりを使用する。
3: 食事5点:咀嚼力が弱いため、あらかじめ軟らかく調理してもらう。
4: 整容4点:ホルダー付きの歯ブラシを使用すれば歯磨きができる。
5: 表出3点:「水」、「トイレ」などの単語で意思を伝えることができる。
GMFMで正しいのはどれか。
1: 4領域88項目で構成される。
2: 各項目の判定は0~4の5段階評価である。
3: 脳性麻痺のため標準化された発達評価である。
4: 健常3歳児であれば達成可能な項目で構成される。
5: 次に獲得すべき能力をItem Mapにより予測・検討できる。
FIMの評定で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 浴槽移乗7点:浴槽の縁に腰掛けて浴槽をまたぐ。浴槽内でしゃがみ、立てる。
2: 食事6点:ホルダー付きスプーンを介助者に装着してもらい、食事動作は自立している。
3: 記憶5点:メモリーノートを用いて自立し、問題を生じていない。
4: トイレ動作4点:服を上げるのが不十分で介助者の口頭指示を必要とする。
5: 更衣(上半身)2点:前開きシャツで非麻痺側の袖通しはできるが、他は介助を要する。
移動評価において「歩行は困難であるが、介護者の見守りの下、車椅子で50 mの移動が可能である」場合のFIMとBarthel Indexの評価点との組合せで正しいのはどれか。
1: FIM 6点―Barthel Index 10点
2: FIM 5点―Barthel Index 10点
3: FIM 5点―Barthel Index 5点
4: FIM 4点―Barthel Index 5点
5: FIM 4点―Barthel Index 0点
FIMで2点はどれか。
1: 更衣・上半身:シャツを着せてもらう際に身体を前に傾けて協力する。
2: 階段:車椅子使用者がエレベーターを用いて自立している。
3: 排尿管理:人工透析を受けていて自尿はない。
4: 表出:単語のみを用いて基本的欲求を表現する。
5: 社会的交流:夜間せん妄によって毎晩同室者が眠れない。
ADL評価の説明として正しいのはどれか。
1: FIMの項目で3点は中等度介助である。
2: Wee FIMの項目で10点は完全自立である。
3: Barthel Indexで合計50点はセルフケア要監視水準である。
4: 障害老人の日常生活自立度判定基準で、ランクAは自立である。
5: 認知症老人の日常生活自立度判定基準で、ランクⅠは全介助である。
FIMのトイレ動作で評価される項目はどれか。2つ選べ。
1: トイレに近づく。
2: 便器に移乗する。
3: 服を下げる。
4: 拭く。
5: トイレのドアを閉める。
FIMの評価で自立しても「6」になるのはどれか。2つ選べ。
1: 歩行に装具を用いる。
2: 入れ歯の着脱ができる。
3: 食事にスプーンを用いる。
4: 排尿管理にパッドを用いる。
5: 入浴はシャワーのみ利用する。
FIMの評価項目に含まれないのはどれか。
1: 食 事
2: 整 容
3: 掃 除
4: 階段昇降
5: 社会的交流
GMFMで正しいのはどれか。
1: GMFM-88は間隔尺度として使用される。
2: 各項目は0~4の5段階評価で判定する。
3: 脳性麻痺のための標準化された発達評価である。
4: 健常5歳児であれば達成可能な項目で構成される。
5: Item Mapの使用により認知機能の判定が可能である。
FIMの得点で5点以下となるのはどれか。
1: 食事:配膳、下膳は手伝ってもらうが、あとは一人で食事できる。
2: 清拭:首から下のみすべて一人で洗える。
3: 下半身更衣:装具の着脱は介助が必要だが、ズボン、パンツ、靴下は一人でできる。
4: トイレ移乗:ベッドサイドのポータブルトイレで自立している。
5: 歩行:50 mまでは、杖がなくても一人で歩ける。
FIMで4点(最小介助)となるのはどれか。
1: アームスリングをつけてもらっている。
2: 食器に残った食べ物をかき集めてもらう。
3: 移乗時に介助者から軽く引き上げてもらう。
4: トイレットペーパーをあらかじめ折ってもらう。
5: シャワーを浴びる前にお湯の温度を調節してもらう。
ADL評価について正しいのはどれか。
1: Barthel indexで50点ならセルフケアは要監視水準である。
2: FIMの項目で3点なら部分介助である。
3: Wee FIMの項目で10点なら完全自立である。
4: 痴呆性老人の日常生活自立度判定基準ではランクIは全介助である。
5: 障害老人の日常生活自立度判定基準ではランクAが自立である。
ADL評価で正しいのはどれか。
1: Barthel indexで自立の得点は7点である。
2: Barthel indexは食事の支度の項目を含む。
3: FIMはできるADLを評価する。
4: FIMでは時間をかけても一人でできれば完全自立である。
5: Wee-FIMは小児のADLを評価する。
FIMの評価項目で誤っているのはどれか。
1: 社会的交流
2: 整容
3: 排尿管理
4: トイレ動作
5: 見当識
小児を対象とした評価法とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1: GMFM ― 学習障害を評価する。
2: K-ABC ― 日常活動の自立度を測定する。
3: PEDI ― 機能的スキルを評価する。
4: WeeFIM ― 生命維持機能を評価する。
5: WISC-Ⅲ ― 粗大運動能力を測定する。
検査と評価項目の組合せで正しいのはどれか。
1: GMFM ── 日常生活活動
2: WISC-IV ── ワーキングメモリー
3: S-M社会生活能力検査 ── 心理的発達
4: フロスティグ視知覚検査 ── 巧緻運動
5: 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 ── 粗大運動
70歳の女性。両側変形性膝関節症。外来通院中である。自宅におけるADLは、FIMによる評価で、2項目(歩行・車椅子および階段)はT字杖を使用しての自立であったが、それ以外は補助具を使用せずに自立していた。コミュニケーション(理解、表出)や社会的認知(社会的交流、問題解決、記憶)は問題ない。FIMの点数はどれか。
1: 100
2: 112
3: 120
4: 124
5: 126
ADL評価について正しいのはどれか。
1: Barthel indexは社会的交流活動の項目を含む。
2: Katz indexは外出行動の項目を含む。
3: FIMはコミュニケーション能力の項目を含む。
4: ケニー身辺処理評価は服薬行為の項目を含む。
5: PULSESは息切れなしに歩ける距離の項目を含む。