第41回午後第76問の類似問題

第37回午後:第49問

血栓形成の原因で適切でないのはどれか。  

1: 動脈硬化症

2: 静脈瘤

3: ビタミンC欠乏

4: 赤血球増加症

5: 心臓弁膜症

第41回午後:第54問

急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。  

1: 冠動脈の粥状硬化が原因となる。

2: 血栓付着による冠動脈の閉塞で発症する。

3: 胸痛に伴ってショックに陥ることが多い。

4: 心電図所見ではST低下を特徴とする。

5: 発症早期の再灌流療法によって救命率が改善する。

第41回午後:第87問

脳血管障害で誤っているのはどれか。  

1: 危険因子として高血圧がある。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症がある。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第36回午後:第94問

喀血を生じる疾患で誤っているのはどれか。  

1: 自然気胸

2: 気管支拡張症

3: 肺結核症

4: 原発性肺癌

5: 原発性肺高血圧症

第50回午前:第75問

疾患と病理変化の組合せで誤っているのはどれか。  

1: Parkinson病 - 大脳白質の変性

2: 多発性硬化症 - 中枢神経の脱髄

3: Huntington病 - 線条体の変性

4: Alzheimer型認知症 - 大脳皮質の変性

5: 筋萎縮性側索硬化症 - 脊髄前角細胞の脱落

第55回午後:第87問

疾患と頻度の多い症候との組合せで正しいのはどれか。  

1: Alzheimer型認知症――羽ばたき振戦

2: Huntington病――――線維束性収縮

3: 多発性硬化症―――――舞踏運動

4: 筋萎縮性側索硬化症――静止時振戦

5: 多系統萎縮症―――――起立性低血圧

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、疾患とそれに関連する症状を正しく組み合わせた選択肢を選ぶことが求められています。正しい組み合わせは、多系統萎縮症と起立性低血圧です。
  • Alzheimer型認知症は、エピソード記憶を中心とした記憶障害が特徴です。羽ばたき振戦は、重篤な肝疾患患者の切迫昏睡時に見られることが多い症状で、Alzheimer型認知症とは関連がありません。
  • Huntington病は、舞踏病、性格変化、認知症を伴う慢性進行性の疾患です。線維束性収縮は、筋萎縮性側索硬化症の特徴的な症状であり、Huntington病とは関連がありません。
  • 多発性硬化症は、視力低下、構音障害、嚥下障害、運動麻痺、感覚障害、小脳性運動失調、膀胱直腸障害などの症状が特徴です。舞踏運動は、Huntington病の症状であり、多発性硬化症とは関連がありません。
  • 筋萎縮性側索硬化症は、一側上肢の筋力低下と筋萎縮が始まり、対側にも拡大する疾患です。線維束性収縮が特徴的で、筋萎縮が進行すると球麻痺や呼吸筋麻痺を生じます。静止時振戦は、パーキンソン病の症状であり、筋萎縮性側索硬化症とは関連がありません。
  • 多系統萎縮症は、オリーブ橋小脳萎縮症、Shy-Drager症候群、線条体黒質萎縮症を包括する疾患概念です。多系統萎縮症は、自律神経症状として起立性低血圧や尿失禁が見られるほか、パーキンソニズムも見られやすい症状です。このため、選択肢5が正しい組み合わせです。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午後:第92問

糖尿病性腎症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 血尿が特徴的である。

2: 糸球体の硬化が起こる。

3: 低血糖発作が原因となる。

4: 糖尿病の初期からみられる。

5: 透析導入の原因疾患として最も多い。

  • 答え:2 ・5
  • 解説:糖尿病性腎症は糖尿病の合併症であり、糸球体の硬化や線維化が起こり、透析導入の原因疾患として最も多い。微量アルブミン尿や蛋白尿が特徴的であり、血尿は関連しない。また、低血糖発作ではなく、高血糖状態の継続が原因となる。
  • 血尿は糖尿病性腎症の特徴ではなく、微量アルブミン尿や蛋白尿が特徴的である。血尿は膀胱炎、前立腺炎、尿路結石などでみられる。
  • 糖尿病性腎症では糸球体の硬化や線維化が起こるため、この選択肢は正しい。
  • 糖尿病性腎症の原因は低血糖発作ではなく、高血糖状態の継続による糸球体血管の損傷であるため、この選択肢は誤りである。
  • 糖尿病性腎症は糖尿病の合併症であり、初期からではなく、高血糖状態の継続により生じるため、この選択肢は誤りである。
  • 糖尿病性腎症は透析導入の原因疾患として最も多い疾患であるため、この選択肢は正しい。以前は、慢性糸球体腎炎が最も多い疾患であった。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第75問

疾患と病因・病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。  

1: Creutzfeldt Jakob病―――感染性疾患

2: Parkinson病―――――――脱髄疾患

3: 肝性脳症―――――――――神経変性疾患

4: 正常圧水頭症―――――――血行障害

5: 多発性硬化症―――――――腫瘍性疾患

第48回午前:第75問

疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。  

1: 多発性硬化症 − 脱髄

2: Binswanger病 − 感染

3: Huntington病 − 炎症

4: Creutzfeldt-Jakob病 − 出血

5: Charcot-Marie-Tooth病 − 虚血

第44回午後:第72問

閉塞性換気障害を呈するのはどれか。2つ選べ。  

1: 肺気腫

2: 肺線維症

3: 慢性気管支炎

4: うっ血性心不全

5: 筋ジストロフィー

第41回午後:第53問

肝硬変の症状で誤っているのはどれか。  

1: 黄疸

2: 高アンモニア血症

3: 脾腫

4: 食道静脈瘤

5: 血小板増多

第48回午前:第92問

運動中に突然死するリスクが高い病態はどれか。  

1: 肺動脈弁閉鎖不全症

2: 心房中隔欠損症

3: 大動脈弁狭窄症

4: 慢性心膜炎

5: 肺線維症

第45回午後:第93問

急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。  

1: 喫煙は危険因子である。

2: 不整脈を伴うことが多い。

3: 心電図ではST上昇がみられる。

4: 血中の白血球数の増加がみられる。

5: ニトログリセリンの舌下投与が治療に有効である。

第39回午後:第94問

疾患と病理変化との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 多発性硬化症-中枢神経の脱髄

2: ハンチントン舞踏病-線条体の変性

3: アルツハイマー病-大脳皮質の変性

4: パーキンソン病-大脳白質の変性

5: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角細胞の脱落

第54回午前:第27問

認知症の原因になりにくい疾患はどれか。  

1: 葉酸欠乏症

2: 正常圧水頭症

3: 慢性硬膜下血腫

4: 甲状腺機能亢進症

5: ビタミンB12欠乏症

第36回午後:第86問

脳血管疾患で誤っているのはどれか。 ア.我が国では死因の第1位である。イ.糖尿病は危険因子である。ウ.視床は脳出血の好発部位である。エ.脳動脈瘤の破裂によってくも膜下出血が起こる。オ.脳梗塞の急性期ではエックス線CT所見は高吸収域を示す。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第56回午後:第98問

疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: Alzheimer型認知症 ── パーキンソニズム

2: 血管性認知症 ── 情動失禁

3: 進行性核上性麻痺 ── 他人の手徴候

4: 大脳皮質基底核変性症 ── 幻 視

5: Lewy小体型認知症 ── アテトーゼ

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、疾患と症状の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは血管性認知症と情動失禁です。
  • Alzheimer型認知症ではパーキンソニズムは見られません。パーキンソニズムはLewy小体型認知症で見られる症状です。
  • 血管性認知症では情動失禁が見られます。これは正しい組み合わせです。
  • 進行性核上性麻痺では他人の手徴候は見られません。他人の手徴候は大脳皮質基底核変性症の症状です。
  • 大脳皮質基底核変性症では幻視は見られません。幻視はLewy小体型認知症の初期で見られる症状です。
  • Lewy小体型認知症ではアテトーゼは見られません。パーキンソニズムや幻視の症状が見られます。アテトーゼは脳性麻痺などが原因で見られる不随意運動です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第51問

疾患と病理的変化との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 多発性硬化症-中枢神経の脱髄

2: パーキンソン病-大脳皮質の変性

3: アルツハイマー病-大脳皮質の変性

4: ギラン・バレー症候群-末梢神経の脱髄

5: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄側索の変性

第50回午前:第49問

吸引操作の合併症として誤っているのはどれか。  

1: 不整脈

2: 肺胞虚脱

3: 肺うっ血

4: 低酸素血症

5: 気管支攣縮

第35回午後:第80問

高血圧がみられないのはどれか。  

1: 慢性糸球体腎炎

2: 原発性アルドステロン症

3: 褐色細胞腫

4: 妊娠中毒症

5: 頸動脈洞症候群