第34回午後第46問の類似問題

第53回午後:第29問

筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。  

1: 感覚障害が出現する。

2: 筋の線維束攣縮はない。

3: 針筋電図で多相波は出ない。

4: 脊髄前角細胞の障害はない。

5: 上位運動ニューロンは障害される。

  • 答え:5
  • 解説:筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの両方が障害される神経変性疾患であり、筋力低下や筋線維束攣縮、痙性麻痺、球麻痺症状などが現れる。
  • 感覚障害は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の陰性症状の一つではあるが、主な症状ではないため、この選択肢は正しくない。
  • 筋の線維束攣縮は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の主な症状の一つであり、この選択肢は誤りである。
  • 針筋電図では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)では高振幅電位や多相性電位が出現するため、この選択肢は正しくない。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、脊髄前角細胞を中心とする下位運動ニューロンの変性脱落が見られるため、この選択肢は誤りである。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の両者を示す疾患であるため、この選択肢が正しい。
  • 科目:神経筋疾患
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第42回午後:第79問

末梢神経損傷で誤っているのはどれか。  

1: 筋萎縮

2: 異常感覚

3: 発汗異常

4: 腱反射亢進

5: 筋線維束攣縮

第48回午後:第52問

二重神経支配の筋はどれか。  

1: 薄筋

2: 大殿筋

3: 大内転筋

4: 大腿筋膜張筋

5: 大腿二頭筋長頭

第47回午前:第67問

排尿機構で誤っているのはどれか。  

1: 外尿道括約筋は陰部神経支配である。

2: 内尿道括約筋は交感神経支配である。

3: 脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある。

4: 副交感神経を刺激すると膀胱は弛緩する。

5: 膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である。

第48回午後:第8問

義足装着側の立脚期に図のようなアライメント異常がみられた。異常の改善のために義足装着者に行う必要があるのはどれか。 

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1: 脊柱起立筋群の強化

2: 右股関節屈曲可動域の増大

3: 右股関節伸筋群の強化

4: 左股関節外転筋群の強化

5: 左膝伸筋群の強化

第46回午前:第70問

正しいのはどれか。  

1: 凹足では主に横アーチが高くなる。

2: 足の縦アーチは外側が内側よりも高い。

3: 距腿関節は底屈位で遊びが小さくなる。

4: 足根中足関節では主にすべり運動が生じる。

5: 横足根関節は距舟関節と距骨下関節とからなる。

第55回午後:第60問

Scarpa三角の内で触知できる筋はどれか。2つ選べ。  

1: 大腿直筋

2: 恥骨筋

3: 腸腰筋

4: 内閉鎖筋

5: 梨状筋

  • 答え:2 ・3
  • 解説:Scarpa三角(大腿三角)は、縫工筋、長内転筋、鼠径靱帯で構成されるくぼみで、恥骨筋と腸腰筋が触知できる。
  • 大腿直筋はScarpa三角内で触知することは困難であり、下前腸骨棘や寛骨臼上縁から起始し、膝蓋骨底や脛骨粗面に停止する。
  • 恥骨筋はScarpa三角内で触知可能であり、恥骨櫛から起始し、大腿骨恥骨筋線(小転子遠位方で粗線内・外側唇の中間部をほぼ垂直に走る)に停止する。
  • 腸腰筋はScarpa三角内で触知可能であり、腸骨窩から起始し、大腿骨小転子に停止する。また、大腰筋は、第12胸椎~第4腰椎の椎体と椎間円板、すべての腰椎の肋骨突起、第12肋骨から起始し、大腿骨小転子に停止する。
  • 内閉鎖筋はScarpa三角内で触知することは困難であり、寛骨内面の閉鎖膜とその周囲の骨から起始し、大腿骨転子窩上部に停止する。
  • 梨状筋はScarpa三角内で触知することは困難であり、仙骨前面で第2~4前仙骨孔の周辺、仙結節靱帯から起始し、大腿骨大転子内側縁に停止する。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第78問

スポーツ傷害と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 膝蓋軟骨軟化症-膝屈曲位での大腿四頭筋強化

2: ハムストリングス断裂予防-ストレッチング

3: 脛骨疲労骨折-PTB免荷装具

4: 野球肩-PNF

5: テニス肘-アイスマッサージ

第47回午後:第69問

肩甲骨の運動と筋の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 挙上 ― 小胸筋

2: 下制 ― 大菱形筋

3: 上方回旋 ― 前鋸筋

4: 下方回旋 ― 僧帽筋下部線維

5: 内転 ― 僧帽筋中部線維

第41回午前:第43問

拘縮のある関節の可動域訓練で適切でないのはどれか。  

1: 実施者の体重を利用する。

2: 運動の反動を利用する。

3: 随意収縮を利用する。

4: 姿勢反射を利用する。

5: 温熱を利用する。

第38回午後:第42問

運動と筋との組合せで正しいのはどれか。  

1: 母指内転-短母指伸筋

2: 母指屈曲-長掌筋

3: 小指外転-背側骨間筋

4: 手関節橈屈-長橈側手根伸筋

5: 手関節尺屈-浅指屈筋

第41回午後:第21問

筋張力で誤っているのはどれか。  

1: 活動張力と静止張力の和を全張力という。

2: 静止張力は筋長とともに増大する。

3: 発揮できる活動張力は筋断面積に比例する。

4: 求心性運動は遠心性運動より大きな張力を発揮できる。

5: 求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が小さい。

第39回午後:第41問

骨盤を挙上しないのはどれか。2つ選べ。 ア.僧帽筋下部イ.外腹斜筋ウ.内腹斜筋エ.腰方形筋オ.腹横筋  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午前:第50問

腱反射について誤っているのはどれか。  

1: 腱器官の反応を検査している。

2: リラックスさせ、検査する筋の力を抜かせる。

3: 反射が出にくい場合、被験者に歯をかみしめさせる。

4: クローヌスがあれば亢進と判定してよい。

5: 筋萎縮がある場合、収縮が確認できれば正常と判定する。

第36回午前:第63問

コッドマン体操について誤っているのはどれか。  

1: アイロン体操とも呼ばれる。

2: 棘下筋に負担のかからない挙上位が可能である。

3: 重さによって肩関節周囲組織へ牽引を加える。

4: 烏口肩峰アーチ下での上腕骨大結節のスムーズな運動が可能である。

5: 関節可動域制限の改善を目的とする。

第35回午後:第18問

上前腸骨棘に付着するのはどれか。2つ選べ。 ア.腸腰筋イ.縫工筋ウ.大腿筋膜張筋エ.大腿直筋オ.大殿筋  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第36回午後:第25問

排尿機構で誤っているのはどれか。  

1: 排尿中枢は第2~4仙髄にある。

2: 骨盤神経は体性神経から成る。

3: 外括約筋は陰部神経支配である。

4: 排尿時の膀胱内圧は100~150 cmH2Oである。

5: 骨盤底筋群は括約筋の働きをする。

第44回午前:第34問

大腿義足を装着した患者の歩行時に図のような現象が観察された。原因はどれか。 

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1: 義足が長すぎる。

2: 後方バンパーが硬すぎる。

3: 切断側の股関節外転筋力が不足している。

4: ソケットに対して膝継手が内旋している。

5: ソケットの初期屈曲角度が不足している。

第39回午前:第76問

疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション

2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング

3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化

4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動

5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操

第48回午後:第3問

関節可動域の測定結果を表に示す。この結果から判定できるのはどれか。 

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1: 右ハムストリングスに筋力低下がある。

2: 右ハムストリングスに収縮時痛がある。

3: 筋以外の関節軟部組織の疼痛はない。

4: 右大腿直筋の伸張痛はない。

5: 右大腿直筋の短縮はない。