第40回午前第77問の類似問題

第47回午後:第8問

50歳の男性。右利き。脳梗塞発症後2週経過。頭部CTを示す。この患者にみられる状態として考えにくいのはどれか。 

47_1_8

1: Gerstmann症候群

2: 左下肢運動麻痺

3: 左上肢感覚低下

4: 左空間無視

5: 身体失認

第54回午後:第5問

80歳の女性。右利き。脳梗塞急性期の頭部MRI拡散強調像を示す。この患者の症状で考えられるのはどれか。 

54_1_5

1: 失行

2: 失語

3: 体幹失調

4: 右片麻痺

5: 左半身の感覚障害

第37回午前:第72問

脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。  

1: 痴呆

2: 深部感覚障害

3: 夜間せん妄

4: 視空間失認

5: 失語症

第35回午前:第57問

外傷性脳損傷について誤っているのはどれか。  

1: グラスゴー・コーマ・スケールは意識障害の評価法である。

2: 麻痺が軽くても種々の行動障害が問題となる。

3: 受傷直後には一見正常に行動していてもそれを記憶していない時期がある。

4: 重症例では多発外傷を伴いやすい。

5: 記憶障害の頻度は脳卒中より少ない。

第47回午後:第41問

左中大脳動脈閉塞で生じやすい高次脳機能障害はどれか。  

1: 自然にバイバイと手を振ることはできるが、指示されるとできない。

2: 着る手順を説明できるが、誤った着方をする。

3: 重度の運動麻痺があるのに、歩けると主張する、

4: 視界の左半分にある物を見落とす。

5: 色紙の色分けができない。

第36回午前:第92問

アルツハイマー型認知症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 語間代によるコミュニケーションの低下

2: まだら認知症による作業能力の低下

3: 記銘力低下による作業手順の混乱

4: 失見当識による作業時間の間違い

5: 人格変化による孤立化

第48回午後:第31問

脳卒中患者で大脳皮質の病変と比べて視床の病変でみられやすい症状はどれか。  

1: 視野狭窄

2: 病態失認

3: 運動失調

4: 弛緩性片麻痺

5: 空間認知の低下

第46回午後:第10問

60歳の男性。右利き。意識障害のため搬入された。脳梗塞と診断され、保存的治療が開始された。片麻痺を呈している。入院後2週の頭部CTを別に示す。この患者に認められる可能性が高いのはどれか。 

46_1_10

1: 失算

2: 失書

3: 注意障害

4: 物体失認

5: 左同名半盲

第57回午前:第44問

前頭側頭型認知症の初期症状はどれか。  

1: 失禁がある。

2: 着替えができない。

3: 物忘れが多くなる。

4: 買い物から帰れない。

5: 自分本位にふるまう。

  • 答え:5
  • 解説:前頭側頭型認知症は、抽象的な考えや注意維持が困難になる症状で、初期症状には個人差がありますが、不適切な行動が増えることが特徴です。ADLは保たれており、時間・日付・場所に関する認識も維持されます。
  • 失禁は前頭側頭型認知症の特異的な初期症状ではありません。ADLは保たれるため、失禁が特に見られることはないです。
  • 前頭側頭型認知症ではADLが保たれるため、着替えができないという症状は初期症状としては珍しいです。
  • 前頭側頭型認知症では記憶が保たれるため、物忘れが多くなるという症状は初期症状としては見られません。
  • 前頭側頭型認知症では時間・日付・場所に関する認識が維持されるため、買い物から帰れないという症状は初期症状としては見られません。
  • 前頭側頭型認知症の初期症状として、自分本位にふるまう、遠慮をしなくなる、失礼な発言が増える、性的な興味が異常に強くなるなど、不適切な行動が増えることが特徴です。この選択肢が正しいです。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第39回午前:第5問

70歳の男性。脳梗塞片麻痺、発症後2か月。図の上の絵を患者の正面に置き、模写を指示したところ、下の図のように描いた。考えられる障害はどれか。 

39_0_5

1: 半側空間無視

2: 失 書

3: 失 語

4: 左同名半盲

5: 物体失認

第51回午後:第8問

つまずきやすさを主訴に来院した70歳の患者の頭部MRIのT1強調矢状断像を示す。この患者で主訴に関連のある症状はどれか。 

51_1_8

1: 運動失調

2: 感覚障害

3: 視野障害

4: 前庭障害

5: 歩行失行

第45回午後:第45問

神経症性障害の特徴はどれか。  

1: 1. 強迫行為は作業遂行を妨げる。

2: 2. 離人症は医療機関を変更しやすい。

3: 3. 転換性障害には心因性健忘が生じる。

4: 4. 身体化障害では症状が固定しやすい。

5: 5. 心気症状は作業療法中にはみられない。

第57回午前:第97問

後頭葉の血流量低下が特徴的なのはどれか。  

1: HIV認知症

2: 血管性認知症

3: 前頭側頭型認知症

4: Lewy小体型認知症

5: Alzheimer型認知症

  • 答え:4
  • 解説:後頭葉の血流量低下が特徴的な認知症はLewy小体型認知症である。それぞれの認知症は、異なる脳領域の血流量低下が特徴となる。
  • HIV認知症は、特徴的な血流低下が見られないため、後頭葉の血流量低下が特徴的ではない。
  • 血管性認知症は、脳血管障害の部位によって低灌流の部位が変化するため、後頭葉の血流量低下が特徴的とは言えない。
  • 前頭側頭型認知症では、前頭葉や側頭葉の血流量低下が特徴であり、後頭葉の血流量低下が特徴的ではない。
  • Lewy小体型認知症では、後頭葉、一次視覚野、頭頂葉の血流量低下が特徴となるため、この選択肢が正解である。
  • Alzheimer型認知症では、頭頂葉、後方連合野、後部帯状回などの血流量低下が特徴であり、後頭葉の血流量低下が特徴的ではない。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午後:第4問

70歳の女性。右利き。高血圧性脳出血。急性期の頭部CTを示す。この患者で最も出現しにくいのはどれか。 

50_1_4

1: 片麻痺

2: 失語症

3: 感覚障害

4: 運動維持困難

5: 中枢性顔面神経麻痺

第40回午前:第72問

脳卒中片麻痺歩行の特徴でないのはどれか。  

1: 体幹側屈

2: 腰椎前弯増強

3: 下肢分回し

4: 反張膝

5: 内反尖足

第40回午後:第80問

小脳症状でないのはどれか。  

1: 眼振

2: 構音障害

3: 体幹障害

4: 協調障害

5: 腱反射亢進

第35回午前:第31問

図に示す立ち上がり動作手順と疾患(障害)との組合せで誤っているのはどれか。 

35_0_31

1: 左片麻痺

2: パーキンソン病

3: 腰髄損傷(第3腰髄節まで機能残存)

4: 筋ジストロフィー

5: 小脳性失調症

第50回午後:第10問

26歳の男性。仕事中の事故によって頸髄損傷を生じた。S4、5領域の運動機能と感覚機能とは完全に喪失していた。徒手筋力テストの結果を表に示す。到達可能と予測される動作はどれか。 

50_1_10

1: 更衣

2: 自己導尿

3: プッシュアップ動作

4: 自助具を用いた食事動作

5: ベッドから車椅子への移乗動作

第54回午後:第44問

双極性障害の躁状態の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 自尊心の肥大

2: 注意力の増強

3: 睡眠欲求の減少

4: 快楽的活動への没頭

5: 目標志向性の活動亢進

  • 答え:2
  • 解説:双極性障害の躁状態では、自尊心の肥大、睡眠欲求の減少、快楽的活動への没頭、目標志向性の活動亢進などが特徴として挙げられます。ただし、注意力の増強は躁状態の特徴ではありません。
  • 自尊心の肥大は躁状態の特徴の一つで、自分が重要な存在であると過剰に思い込むことがあります。これにより、周囲への配慮が欠けることがあります。
  • 注意力の増強は躁状態の特徴ではありません。むしろ、躁状態では注意力が散漫になりやすく、作業にまとまりがないことが多いです。
  • 睡眠欲求の減少は躁状態の特徴であり、睡眠障害がほぼ必発します。わずかな睡眠時間でも苦にならず、早朝から活動し続ける傾向があります。
  • 快楽的活動への没頭も躁状態の特徴で、制御のきかない買い物や無謀な投資など、好ましくない結果になる可能性が高い行動に集中することがあります。
  • 目標志向性の活動亢進は躁状態の特徴で、異常に亢進した目標志向性の活動や活力が見られます。一方で、非目標志向性の活動である精神運動焦燥を生じることもあります。
  • 科目:気分障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第56回午後:第82問

左小脳半球梗塞で生じやすい症状はどれか。  

1: 右半身感覚障害

2: 右上下肢失調症

3: 左片麻痺

4: 聴覚障害

5: 構音障害