脊髄小脳変性症に比べて多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
1: 痙縮
2: 運動失調
3: 嚥下障害
4: 構音障害
5: 有痛性けいれん
55歳の男性。突然のめまいを自覚し、歩行困難を呈したため搬送された。頭部MRIのTI強調像を示す。みられる所見はどれか。
1: JCSⅢ-100
2: 左顔面の痛覚低下
3: 左上肢の小脳失調
4: 右上肢の運動麻痺
5: 左下肢の深部感覚低下
統合失調症に特徴的な思考の障害はどれか。
1: 思考が緩徐でうまく進まない。
2: 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する。
3: まわりくどく、要領よく思考目標に到達できない。
4: 観念の間に論理的な関連がなく、意識の混濁を伴う。
5: 観念が次々に沸き起こるが、つながりは表面的で目標から外れていく。
器質性精神障害の急性期の症状として最もみられるのはどれか。
1: 失語
2: せん妄
3: 知能低下
4: 性格変化
5: 健忘症候群
小脳症状として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ジスメトリー
2: 折りたたみナイフ現象
3: 深部感覚障害
4: 病的反射陽性
5: 筋緊張低下
うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴はどれか。2つ選べ。
1: 多幸的である。
2: 社交的に振る舞う。
3: 物忘れがみられる。
4: 精神運動抑制がみられる。
5: 能力低下に無関心である。
脊髄損傷の感覚障害について正しいのはどれか。
1: 馬尾神経症候群ではみられない。
2: 中心性頸髄損傷では上肢より下肢に強い。
3: 脊髄円錐症候群では肛門周囲が障害される。
4: 前脊髄動脈症候群では位置覚が障害される。
5: Brown-Séquard症候群では病巣の反対側の位置覚が障害される。
大脳皮質の機能と部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 言語表出-前頭葉
2: 空間認知-頭頂葉
3: 聴覚理解-側頭葉
4: 言語記憶-側頭葉
5: 体性感覚-後頭葉
82歳の女性。右利き。脳梗塞を発症して1か月が経過した。頭部CTを示す。この患者にみられる症状で正しいのはどれか。
1: Broca失語
2: 他人の手徴候
3: 半側空間無視
4: Gerstmann症候群
5: 超皮質性感覚性失語
右利きの患者の頭部CTを示す。最も考えられる症状はどれか。
1: 左半側空間無視
2: 視覚失認
3: 着衣失行
4: 左右失認
5: 片麻痺
大脳皮質の機能と部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 言語記憶-側頭葉
2: 相貌識別-後頭葉
3: 言語表出-前頭葉
4: 体性感覚-後頭葉
5: 聴理解-側頭葉
65歳の女性。右利き。脳出血による左片麻痺。発症後6か月経過。Brunnstrom法ステージは上肢IV、手指IV、下肢V。感覚障害と高次脳機能障害とはない。屋内は独歩可能である。日常生活で実用可能な両手動作はどれか。2つ選べ。
1: 財布から硬貨を出す。
2: ズボンを引き上げる。
3: りんごの皮をナイフでむく。
4: 荷物を頭上の棚の上に載せる。
5: 首の後ろでネックレスを留める。
頭頂葉の病変で生じる症状はどれか。
1: 歩行失行
2: 視覚失認
3: Anton症状
4: Parkinson症状
5: Gerstmann症候群
解離性障害の症状で適切でないのはどれか。
1: 健忘
2: 遁走
3: 妄想気分
4: 失見当識
5: 多重人格
外傷性脳損傷のADLの予後と関連しないのはどれか。
1: 昏睡の期間
2: 除皮質肢位の有無
3: 外傷性健忘の期間
4: 共同性注視障害の有無
5: 半盲の有無
外傷性脳損傷のADLの予後と関連しないのはどれか。
1: 昏睡の期間
2: 除皮質肢位の有無
3: 外傷性健忘の期間
4: 共同性注視障害の有無
5: 半盲の有無
認知症患者への作業療法で改善されやすいのはどれか。
1: 失語
2: 記憶障害
3: 異常感情
4: 見当識障害
5: 遂行機能障害
多発性硬化症患者の頭部MRIを別に示す。矢印で示す病変部位と症状との組合せで正しいのはどれか。
1: ① — 左運動失調
2: ② — Lhermitte徴候
3: ③ — 右聴覚障害
4: ④ — 視野障害
5: ⑤ — 運動性失語
脊髄小脳変性症にみられにくく、多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
1: 痙縮
2: 運動失調
3: 嚥下障害
4: 構音障害
5: 有痛性痙攣
60歳の男性。脳梗塞。発症後9か月経過。現在、左片麻痺は軽度だが、日常生活上の介助量は多大である。模写課題の結果を図に示す。この患者への対応で誤っているのはどれか。
1: 物品呼称の訓練
2: 左方注意の習慣化
3: 構成課題の訓練
4: 口頭での行為確認の習慣化
5: 衣服への目印の付加