14歳の女子。痙直型四肢麻痺によって座位保持ができず座位保持装置を使用している。最近側弯が増強したため外来を受診した。脊椎エックス線単純正面像(別冊No. 3A)と骨盤エックス線単純正面像(別冊No. 3B)とを別に示す。座位姿勢を改善させる方法で適切でないのはどれか。
1: 軟性コルセットを使用する。
2: 右側臥位での体幹ストレッチを強化する。
3: ヘッドレストを付けて頭部を保持する。
4: 座面に傾斜をつけ左坐骨を挙上させる。
5: 座位保持装置に右体幹パッドを加える。
絞扼性神経障害と障害される神経との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肘部管症候群-尺骨神経
2: 円回内筋症候群-橈骨神経
3: 手根管症候群-正中神経
4: 梨状筋症候群-坐骨神経
5: 足根管症候群-脛骨神経
痙直型両麻痺児のはさみ歩行を改善するために随意運動を促通すべき筋はどれか。
1: 中殿筋
2: 大腿筋膜張筋
3: 大内転筋
4: ハムストリングス
5: 下腿三頭筋
脳卒中片麻痺患者が反張膝を示す原因として誤っているのはどれか。
1: 下腿三頭筋の重度痙性
2: 大腿四頭筋の重度痙性
3: 大腿四頭筋の筋力低下
4: ハムストリングスの短縮
5: 下肢の重度深部感覚障害
誤っている組合せはどれか。
1: 嗅 覚-内側膝状体
2: 視 覚-外側膝状体
3: 平衡覚-前庭神経核
4: 聴 覚-蝸牛神経核
5: 味 覚-孤束核
正しい組合せはどれか。
1: 腕橈骨筋 - 筋皮神経
2: 円回内筋 - 橈骨神経
3: 第2虫様筋 - 正中神経
4: 尺側手根伸筋 - 尺骨神経
5: 短母指屈筋浅頭 - 尺骨神経
脳卒中による片麻痺の上肢に対するCI療法(constraint-induced movement therapy)で正しいのはどれか。
1: 健側上肢を拘束する。
2: 慢性期例は適応とならない。
3: 理学療法士の近位監視下で行う。
4: 他動的関節可動域訓練を長時間行う方法である。
5: 患側手指がBrunnstrom 法ステージⅡで適応となる。
脊髄損傷の合併症と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 起立性低血圧-斜面台による立位訓練
2: 深部静脈血栓予防-下肢他動運動
3: 呼吸障害-吸気筋筋力強化
4: 異所性骨化予防-愛護的関節可動域訓練
5: 核・核下障害型膀胱-トリガーポイントを利用した排尿訓練
深部腱反射と反射中枢の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 下顎反射 - C1~4
2: 上腕二頭筋反射 - C7、8
3: 回内筋反射 - C6~T1
4: 下肢内転筋反射 - T12、L1
5: アキレス腱反射 - L5~S2
絞扼性神経障害と末梢神経との組合せで正しいのはどれか。
1: 胸郭出口症候群-副神経
2: 肘部管症候群-橈骨神経
3: 手根管症候群-尺骨神経
4: 梨状筋症候群-坐骨神経
5: 足根管症候群-深腓骨神経
脳卒中片麻痺の肩手症候群で誤っているのはどれか。
1: 手指の腫脹から始まる。
2: ブルンストローム法ステージ上肢IV以上で起こりやすい。
3: 肩甲骨は内転・下方回旋をとりやすい。
4: 肩の他動的外転・外旋が制限されやすい。
5: 鎮痛にはTENSが用いられる。
脳神経の検査について誤っている組合せはどれか。
1: 視神経-視野をみる。
2: 滑車神経-眼球を斜め上方向へ動かさせる。
3: 三叉神経-奥歯を噛み合わさせる。
4: 内耳神経-平衡機能をみる。
5: 舌咽神経-咽頭反射をみる。
正しい組合せはどれか。2つ選べ。 ア.脳出血-アテローム硬化イ.脳血栓-血小板減少ウ.脳塞栓-心房細動エ.くも膜下出血-動脈瘤破裂オ.慢性硬膜下血腫-動静脈奇形破裂
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 下双子筋――閉鎖神経
2: 短内転筋――坐骨神経
3: 縫工筋―――大腿神経
4: 前脛骨筋――深腓骨神経
5: 後脛骨筋――総腓骨神経
筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 下斜筋 ── 外転神経
2: 下直筋 ── 視神経
3: 上眼瞼挙筋 ── 動眼神経
4: 上斜筋 ── 滑車神経
5: 内側直筋 ── 眼神経
誤っている組合せはどれか。
1: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角の神経細胞変性
2: アルツハイマー病-大脳皮質の老人斑
3: クロイツフェルト・ヤコブ病─大脳皮質の海綿状変化
4: パーキンソン病-視床の神経細胞変性
5: ハンチントン病-線条体の神経細胞変性
5歳の男児。アテトーゼ型四肢麻痺。未定頸で体幹のコントロールは悪く、自力での寝返りと座位保持はできない。臥位姿勢では、下肢のはさみ肢位を伴う後弓姿勢がしばしばみられ、緊張性頸反射と緊張性迷路反射は残存している。この児に座位保持装置を作製する際に必要な調整で誤っているのはどれか。
1: ヘッドレストを付ける。
2: リクライニング式にする。
3: 胸ベルトを付ける。
4: 座面を水平に保つ。
5: 骨盤ベルトを付ける。
反射と求心性神経との組合せで誤っているのはどれか。
1: 下顎反射-顔面神経
2: 上腕二頭筋反射-筋皮神経
3: 上腕三頭筋反射-橈骨神経
4: 膝蓋腱反射-大腿神経
5: 下腿三頭筋反射-脛骨神経
装具の適応で誤っているのはどれか。
1: 上位型腕神経叢麻痺
2: 下垂手
3: 脳血管障害
4: 猿手
5: 手内在筋優位