適切でない組合せはどれか。ただし、片麻痺は右で、ブルンストローム法ステージは上肢・手指の順。右利きとする。
1: II・II-非麻痺側での箸の練習をする。
2: III・IV-麻痺側で受話器を取って耳に当てる。
3: IV・V-麻痺側を調理の補助手として使う。
4: IV・V-手さげカバンを麻痺側肘にかける。
5: V・VI-両手で洗濯物を干す。
絞扼性神経障害と末梢神経との組合せで誤っているのはどれか。
1: 円回内筋症候群-正中神経
2: 肘部管症候群-尺骨神経
3: 手根管症候群-正中神経
4: 梨状筋症候群-坐骨神経
5: 足根管症候群-深腓骨神経
脳について誤っている組合せはどれか。
1: 大脳基底核 - 淡蒼球
2: 間 脳 - 内側膝状体
3: 中 脳 - 大脳脚
4: 延 髄 - 四丘体
5: 小 脳 - 虫 部
正しい組合せはどれか。
1: Adler ― リビドー
2: Freud ― 病的人格
3: Jung ― 劣等コンプレックス
4: Kretschmer ― 体型分類
5: Schneider ― 内向・外向
5歳のアテトーゼ型脳性麻痺児。介助立位では足底を持続して床に着いていられない。上肢運動年齢テストは24か月である。本児の手を使う作業活動中の配慮として適切でないのはどれか。
1: 体幹ベルト付きコーナーチェアを使用する。
2: 椅子座位では股関節と膝関節を90゚以上屈曲させる。
3: 椅子座位では裸足にして感覚を刺激する。
4: レッグレストにベルトを付け下腿を固定する。
5: 臀部が前方にずれないよう滑り止めを用いる。
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 痙縮
2: 筋萎縮
3: 病的反射
4: 不随意運動
5: 腱反射低下
中等度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。
1: 良肢位保持のため、麻痺側の股関節を外旋位とする。
2: 麻痺側の肩関節に対する関節可動域運動は、早期から全可動範囲で行う。
3: 他動的関節可動域運動では、素早く麻痺肢を動かして伸張反射を誘発する。
4: 覚醒した患者では、麻痺の進行が止まっていれば座位訓練を開始する。
5: 非麻痺側の筋力増強訓練は、麻痺の回復を阻害する。
骨折と合併症との組合せで正しいのはどれか。
1: 上腕骨骨折 - 尺骨神経麻痺
2: 上腕骨外顆骨折 - 内反肘
3: 上腕骨顆上骨折 - フォルクマン拘縮
4: コーレス骨折 - 掌側尺側変形
5: モンテジア骨折 - 尺骨の脱臼
反射と脳神経の組合せで正しいのはどれか。
1: 角膜反射―――――視神経
2: 対光反射―――――動眼神経
3: 前庭動眼反射―――三叉神経
4: 下顎反射―――――顔面神経
5: 咽頭反射―――――副神経
異常歩行と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1: 中殿筋歩行-先天性股関節脱臼
2: 大殿筋歩行-デュシェンヌ型筋ジストロフィー
3: 鶏 歩-前脛骨筋麻痺
4: 分回し歩行-脳卒中片麻痺
5: はさみ足歩行-失調症
反射と反射中枢との組合せで正しいのはどれか。
1: 下顎反射-C1-3
2: 上腕二頭筋反射-C3、4
3: 上腕三頭筋反射-C6-8
4: 膝蓋腱反射-T12、L1
5: アキレス腱反射-L3、4
脳卒中片麻痺患者。ブルンストローム法ステージIII。痙縮による高度の内反尖足。適切な下肢装具はどれか。
脳神経と支配筋との組合せで誤っているのはどれか。
1: 動眼神経-上斜筋
2: 三叉神経-咬筋
3: 顔面神経-広頸筋
4: 舌下神経-縦舌筋
5: 副神経-僧帽筋
70歳の男性。身長180 cm、体重90 kg。脳梗塞のため麻痺肢に内反尖足がみられる。10 mであれば独歩可能であるが、軽度の分回し歩行となる。意識してゆっくりと歩けば分回しを軽減することは可能であるが、遊脚相の股関節屈曲は増加し立脚中期に膝過伸展がみられる。2動作前型で屋外歩行の自立を目標に理学療法を進めている。この患者に適切なのはどれか。
1: 装具は不要
2: 軟性足装具
3: プラスチック短下肢装具(ショートタイプ、継手なし)
4: プラスチック短下肢装具(つま先までの標準型、継手なし)
5: 金属支柱付短下肢装具
小脳失調患者の上肢の協調性向上を目的とした方法で正しいのはどれか。
1: 上肢遠位部に弾性緊迫帯を巻く。
2: 上肢遠位部に重錘を負荷する。
3: 筋にタッピング刺激を与える。
4: 筋に寒冷刺激を与える。
5: 筋の他動伸張を行う。
脳卒中による片麻痺Brunnstrom法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅳの患者における治療について正しいのはどれか。
1: 緊張性頸反射を利用する。
2: 立位時は麻痺側下肢に荷重を促す。
3: 長下肢装具使用による歩行訓練を行う。
4: 麻痺側上肢では重錘を用いた反復運動を行う。
5: 非麻痺側上肢を拘束し麻痺側を強制的に使用させる。
脳卒中右片麻痺患者に対する訓練を図に示す。患者はボールに右足を乗せ、ボールを前後に転がしている。訓練目的として誤っているのはどれか。
1: 立位バランス改善
2: 腹筋・背筋の協調運動
3: 麻痺側下肢の支持性向上
4: 麻痺側下肢の屈筋強化
5: 非麻痺側下肢の伸筋強化
脳血管障害後の片麻痺患者にBrunnstrom法ステージテストを行った。肩関節の屈曲は肘伸展位で150°可能、外転は90°可能であるが肘関節が30°屈曲していた。また円柱形のペグを把持するよう指示すると、対向つまみはできなかったが横つまみは可能であった。Brunnstrom法ステージの組合せで正しいのはどれか。
1: 上肢Ⅲ − 手指Ⅳ
2: 上肢Ⅳ − 手指Ⅲ
3: 上肢Ⅳ − 手指Ⅳ
4: 上肢Ⅴ − 手指Ⅳ
5: 上肢Ⅴ − 手指Ⅴ
正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 前頭葉-運動
2: 頭頂葉-聴覚
3: 側頭葉-視覚
4: 後頭葉-体性感覚
5: 大脳辺縁系-情動
5歳の男児。脳性麻痺。麻痺のタイプは痙直型両麻痺であり、図のように両手支持なしで座ることができる。この児で骨盤後傾を修正し、座位姿勢の改善を図るために最もストレッチが必要な筋はどれか。
1: ハムストリングス
2: 大腿筋膜張筋
3: 大腿直筋
4: 前脛骨筋
5: 薄筋