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理学療法士国家試験

大分類

生理学(筋・感覚・神経系)

20問表示中
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65
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第54回 午後
重要度:重要 解説あり
嚥下中枢が存在する部位はどれか。  
1
赤核
2
中脳
3
小脳
4
5
延髄

解説

嚥下中枢は、延髄網様体に存在します。延髄は、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含んでいます。

選択肢別解説

1
不正解

赤核は嚥下中枢ではありません。赤核は中脳被蓋の中央部に位置し、錐体外路系に属する灰白質塊です。

2
不正解

中脳は嚥下中枢ではありません。中脳は大脳と脊髄、小脳とを連絡する多数の伝導路の通路と中継所であり、視覚と聴覚の反射中枢や眼球運動、瞳孔収縮の運動中枢が存在します。

3
不正解

小脳は嚥下中枢ではありません。小脳は大脳と脊髄との間を走行する伝導路の途中に介在し、錐体外路系の重要な中枢で、運動や平衡の調節中枢を構成しています。

4
不正解

橋は嚥下中枢ではありません。橋は延髄や脊髄と大脳との間を行き交う多数の伝導路の通路です。

5
正解

嚥下中枢は延髄網様体に存在します。延髄には、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含まれています。

61
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:最重要 解説あり
反射と脳神経の組合せで正しいのはどれか。  
1
角膜反射―――――視神経
2
対光反射―――――動眼神経
3
前庭動眼反射―――三叉神経
4
下顎反射―――――顔面神経
5
咽頭反射―――――副神経

解説

この問題では、反射とそれに関連する脳神経の組み合わせを正しく選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、対光反射と動眼神経です。

選択肢別解説

1
不正解

角膜反射は求心路が三叉神経、遠心路が顔面神経であるため、視神経との組み合わせは正しくありません。視神経は対光反射に関与します。

2
正解

対光反射は正しい組み合わせで、求心路が視神経、遠心路が動眼神経です。この反射は、光が目に入ると瞳孔が収縮する現象を指します。

3
不正解

前庭動眼反射は、求心路が前庭神経、遠心路が動眼神経、滑車神経、外転神経であるため、三叉神経との組み合わせは正しくありません。三叉神経は角膜反射に関与します。

4
不正解

下顎反射は、求心路・遠心路ともに三叉神経であるため、顔面神経との組み合わせは正しくありません。顔面神経は角膜反射に関与します。

5
不正解

咽頭反射は、主に求心路が舌咽神経、遠心路が迷走神経であるため、副神経との組み合わせは正しくありません。副神経は、上位の頸神経と合して胸鎖乳突筋と僧帽筋に分布します。

62
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:最重要 解説あり
伸張反射について正しいのはどれか。  
1
侵害受容反射である。
2
単シナプス反射である。
3
求心性線維はIb群線維である。
4
遠心性線維はγ運動線維である。
5
筋紡錘内の錘内線維を支配するのはα運動線維である。

解説

伸張反射は筋の伸長時にその筋が収縮する反射であり、哺乳動物では唯一の単シナプス反射である。

選択肢別解説

1
不正解

侵害受容反射は侵害刺激により生じる反射であり、屈筋反射や交叉伸展反射がある。伸張反射とは異なる。

2
正解

伸張反射は単シナプス反射であり、正しい選択肢である。哺乳動物では唯一の単シナプス反射である。

3
不正解

伸張反射の求心性線維はIa群線維であり、Ib群線維ではない。

4
不正解

伸張反射の遠心性線維はα運動線維であり、γ運動線維ではない。

5
不正解

筋紡錘内の錘内線維を支配するのはγ運動線維であり、α運動線維ではない。

63
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:最重要 解説あり
運動単位について正しいのはどれか。  
1
運動単位には求心性線維が含まれる。
2
1つの筋は単一の運動単位で構成される。
3
神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
4
随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。
5
伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。

解説

運動単位は1個の運動ニューロンとそれが支配する筋線維群のことであり、神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。

選択肢別解説

1
不正解

運動単位に含まれるのは運動性の遠心性線維であり、知覚性の求心性線維ではないため、選択肢1は間違いです。

2
不正解

1つの筋は複数の運動単位で構成されるため、選択肢2は間違いです。

3
正解

神経支配比は、1個の運動ニューロンが支配する筋線維の数であり、指や眼筋のように神経支配比が小さいほど微細な運動ができるため、選択肢3は正しいです。

4
不正解

随意運動時には、小さい運動単位ほど先に活動を始めるため、選択肢4は間違いです。

5
不正解

伸張反射において弱い刺激で活動を開始するのは遅筋であり、強い刺激では速筋の活動がみられるため、選択肢5は間違いです。

61
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要 解説あり
骨格筋の構造で筋収縮時に長さが一定なのはどれか。2つ選べ。  
1
A帯
2
H帯
3
I帯
4
Z帯
5
筋節

解説

骨格筋の構造には、A帯、H帯、I帯、Z帯、筋節などがあります。筋収縮時に長さが一定なのはA帯とZ帯です。

選択肢別解説

1
正解

A帯は暗く見える暗帯で、筋収縮時でも長さは一定です。これは、筋収縮時にアクチンとミオシンの相互作用により力が発生するためです。

2
不正解

H帯は筋収縮時に次第に短くなります。これは、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの中心に向かって移動するためです。

3
不正解

I帯は明るく見える明帯で、筋収縮時に次第に短くなります。これは、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントに引き寄せられることで、I帯の長さが短くなるためです。

4
正解

Z帯は筋収縮時でも長さは一定です。これは、Z帯が筋線維の構造を維持する役割を果たしており、筋収縮時にもその機能が変わらないためです。

5
不正解

筋節はZ帯とZ帯の間の距離で、筋収縮の機能的単位です。筋収縮時にはH帯などが短くなるため、筋節も短縮します。従って、筋節は筋収縮時に長さが一定ではありません。

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62
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要 解説あり
視覚について正しいのはどれか。  
1
一次視覚野は側頭葉にある。
2
視細胞の杆体は色覚を司る。
3
空間分解能は全視野で均一である。
4
暗順応は明順応より速やかに行われる。
5
毛様体筋は近くを見るときに収縮する。

解説

この問題では視覚に関する知識を問うています。正しい選択肢は5で、毛様体筋が近くを見るときに収縮することが正しいです。

選択肢別解説

1
不正解

一次視覚野は側頭葉ではなく、後頭葉の17野にあります。これは選択肢1が間違いである理由です。

2
不正解

視細胞の杆体は色覚を司るのではなく、薄暗いときの視覚に関与します。色覚に関与するのは錐体であるため、選択肢2は間違いです。

3
不正解

空間分解能は全視野で均一ではなく、視野の中心と周辺で大きく異なります。中心視野ほど空間分解能が高いため、選択肢3は間違いです。

4
不正解

暗順応は明順応より速やかに行われるのではなく、むしろ明順応の方が速やかに行われます。このため、選択肢4は間違いです。

5
正解

毛様体筋は近くを見るときに収縮し、対象物が近づくと毛様体筋が収縮して毛様体小帯を弛緩させます。これにより前面の曲率が大きくなり、屈折力を増すことで遠近順応を行います。選択肢5は正しいです。

63
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:最重要 解説あり
副交感神経の作用で収縮する筋はどれか。  
1
立毛筋
2
排尿筋
3
血管平滑筋
4
瞳孔散大筋
5
内肛門括約筋

解説

副交感神経は、身体のリラックスや消化を促す働きがあり、筋肉の収縮や緩和に関与しています。この問題では、副交感神経の作用で収縮する筋を選ぶ必要があります。

選択肢別解説

1
不正解

立毛筋は皮膚の毛を逆立てる筋肉で、交感神経の作用で収縮します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。

2
正解

排尿筋は副交感神経(骨盤神経)の作用により収縮し、尿の排出を助けます。この選択肢は正しい答えです。

3
不正解

血管平滑筋は交感神経の作用により収縮し、血管の収縮や拡張を調節します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。

4
不正解

瞳孔散大筋は交感神経の作用により収縮(散瞳)し、瞳孔を拡大させます。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。

5
不正解

内肛門括約筋は交感神経の作用により収縮し、排便を制御します。副交感神経ではないため、この選択肢は正しくありません。

58
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
大脳辺縁系とその働きの組合せで正しいのはどれか。  
1
海馬―――――体温調節
2
嗅球―――――内分泌
3
視床下部――――長期記憶
4
帯状回―――――運動学習
5
扁桃体―――――短期記憶
62
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:重要
運動単位について誤っているのはどれか。  
1
1個の運動ニューロンとそれに支配される筋線維群を運動単位という。
2
1つの筋肉は多数の運動単位で構成される。
3
1個の運動ニューロンが何本の筋線維を支配しているかを神経支配比という。
4
上腕二頭筋より虫様筋の方が神経支配比は大きい。
5
最も強い筋収縮は筋のすべての運動単位が同期して活動するときに起こる。
63
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:重要
腱をたたいて骨格筋を急速に伸ばすと起こる筋単収縮に関与するのはどれか。  
1
筋紡錘
2
Pacini小体
3
Ruffini終末
4
自由神経終末
5
Meissner小体
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61
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:重要
1本の神経線維を電気刺激した場合の興奮伝導の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。  
1
興奮は一方向に伝わる。
2
興奮は減衰せずに伝わる。
3
興奮は太い線維ほど速く伝わる。
4
興奮は並走する別の線維に伝わる。
5
有髄線維では興奮が髄鞘に伝わる。
62
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:重要
四肢からの感覚伝導路について正しいのはどれか。  
1
触覚の線維は中脳で交叉する。
2
圧覚の線維は脊髄視床路を通る。
3
温度覚の線維は脊髄節で交叉する。
4
一次ニューロンの細胞体は後角にある。
5
痛覚の伝導路は延髄で二次ニューロンになる。
64
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
交感神経の作用はどれか。  
1
瞳孔の縮小
2
膀胱の収縮
3
心拍数の減少
4
気管支の拡張
5
膵液の分泌促進
62
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午前
重要度:重要
骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。  
1
電気刺激を与えた場合に筋活動電位が収縮に先行して生じる。
2
支配神経に単一刺激を加えて起こる収縮を単収縮という。
3
単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。
4
刺激頻度を5~6 Hzに上げると強縮が起こる。
5
速筋は遅筋に比べ強縮を起こす刺激頻度の閾値が高い。
63
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午前
重要度:重要
神経筋接合部の神経伝達物質はどれか。  
1
ドパミン
2
セロトニン
3
アドレナリン
4
γアミノ酪酸
5
アセチルコリン
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62
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午後
重要度:重要
単一筋線維が発生する張力の大きい順に並んでいるのはどれか。  
1
タイプⅡA > タイプⅡB > タイプⅠ
2
タイプⅡB > タイプⅡA > タイプⅠ
3
タイプⅠ > タイプⅡA > タイプⅡB
4
タイプⅡA > タイプⅠ > タイプⅡB
5
タイプⅡB > タイプⅠ > タイプⅡA
63
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午後
重要度:最重要
神経線維について正しいのはどれか。  
1
Aα線維は錘外筋線維を支配する。
2
Aβ線維は錘内筋線維を支配する。
3
Aγ線維は皮膚の痛覚を伝える。
4
Aδ線維は自律神経の節前線維である。
5
C線維は圧覚を伝える。
64
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午後
重要度:最重要
眼球構成体の説明で正しいのはどれか。  
1
角膜は光信号を電気信号に変換する。
2
虹彩は涙液を産生する。
3
硝子体は網膜に入る光量を調整する。
4
網膜は眼球の内圧を保つ。
5
毛様体は水晶体の厚さを変化させる。
61
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第50回 午前
重要度:重要
神経線維の特徴で正しいのはどれか。  
1
脳の白質は無髄神経線維である。
2
無髄神経線維はRanvier絞輪を有する。
3
自律神経節後線維は有髄神経線維である。
4
有髄神経線維は太いほど圧迫で障害を受けやすい。
5
有髄神経線維の伝導速度は線維の直径と反比例する。
62
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第50回 午前
重要度:重要
折りたたみナイフ現象に関与する感覚神経線維はどれか。  
1
Ⅰa
2
Ⅰb
3
4
5
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