生体計測の基礎の過去問


国試第6回午前:第75問

単位を表す組み合わせで正しいのはどれか。

a: 熱力学温度・・・・・・・・ケルビン

b: 吸収線量・・・・・・・・・・ヘンリー

c: 磁束・・・・・・・・・・・・・ジーメンス

d: 電荷、電気量・・・・・ファラッド

e: 放射能・・・・・・・・・・ベクレル

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第74問

系統誤差でないのはどれか。

a: 理論的誤差

b: 計測器誤差

c: 動誤差

d: 過失誤差

e: 偶然誤差

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第73問

標準偏差で正しいのはどれか。

1: 偶然誤差の2乗平均の平方根

2: 偶然誤差の算術平均の平方根

3: 過失誤差の2乗平均の平方根

4: 過失誤差の算術平均の平方根

5: 系統誤差の算術平均の平方根

国試第6回午前:第63問

誤っているのはどれか。

1: 脳の活動により微小な磁界が発生する。

2: 心臓の活動により微小な磁界が発生する。

3: 磁界はスカラ量である。

4: 肺に吸入された微粉末の磁化によって微小な磁界が発生する。

5: 心筋の一部が傷つくと損傷電流による微小な磁界が発生する。

国試第5回午前:第86問

正しいのはどれか。

a: 生体にエネルギーを加える計測法は無侵襲計測法ではない。

b: 観血的方法を用いても標本を採取しなければ無侵襲的検査である。

c: 体表へ伝搬してきた信号から生体の物性を推定するのは無侵襲計測である。

d: 無侵襲計測には情報処理技術が役立つ。

e: 臨床的には生体計測は無侵襲であることが望ましい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第78問

生体情報計測での雑音対策で正しいのはどれか。

a: 電源線から混入する伝導雑音を除去するためにラインフィルタが使われる。

b: B型心電計では通常、左足リード線が接地されている。

c: 周期的な信号に混入する不規則雑音は信号をn回加算平均することにより1/nになる。

d: 商用交流による雑音を除くために差動増幅器を用いる。

e: 脳波検査では商用交流障害を除く目的でシールドルームを使うことがある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第77問

生体が発する情報の信号振幅として誤っているのはどれか。

a: 脳 波:0.05~0.1mV

b: 眼振図:0.1~0.5mV

c: 筋電図:1~5mV

d: 心電図:10~20mV

e: 心磁図:0.05~0.5T

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第5回午前:第76問

ものさしで長方形の二辺aおよびbを測定した。ものさしの最大誤差は1%である。長方形の面積cを、c=a×bによって求めた場合、cの最大誤差は何%か。

1: 2

2: √2

3: 1

4: 0.01

5: 0.02

国試第5回午前:第74問

量と単位の組合せで誤っているのはどれか。

a: 磁束・・・・・・・・・・・・・・ウェーバ

b: インダクタンス・・・・・・ヘンリー

c: 光束・・・・・・・・・・・・・・ルクス

d: 放射能・・・・・・・・・・・・グレイ

e: 磁気誘導・・・・・・・・・・ベクレル

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第73問

同じ量に対し、同じ測定を多数回繰り返した結果を図に示す。真の値をT、平均値をMとしたときbを何というか。

1: かたより

2: 標準偏差

3: ばらつき

4: 偶然誤差

5: 過失誤差

国試第5回午前:第64問

誤っているのはどれか。

1: 脳の活動により微少な磁界が発生する。

2: 心臓の活動により微少な磁界が発生する。

3: 肺に吸入された微粉末の磁化により微小な磁界が発生する。

4: 磁界はベクトル量であり発生源の推定に適している。

5: 外部から印加した直流磁界の分布は、生体の存在により大きく変化する。

国試第4回午後:第23問

正しいのはどれか。

a: オーディオアンプは中間周波帯域の電力増幅器である。

b: 医用計測器に多く使用されている増幅器は差動増幅器である。

c: 抵抗とコンデンサ、又は抵抗とインダクタンスにより近似的な微積分回路をつくることができる。

d: 生体の皮膚インピーダンスを考慮すると生体信号増幅器の入力インピーダンスは低い方がよい。

e: NOR回路のみで任意の演算回路を構成することはできない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第22問

医用差動増幅器の性能を評価するための事項として適切でないのはどれか。

1: CMRR(同相除去比)

2: 周波数特性

3: 入力インピーダンス

4: 入力換算雑音

5: サンプリング周波数

国試第4回午前:第84問

正しいのはどれか。

a: 患者に苦痛や障害を与えない生体計測法を無侵襲計測法という。

b: 無侵襲計測法では生体にエネルギーを加えてはならない。

c: 深部組織の化学的特性を無侵襲的に計測することはできない。

d: MRIは無侵襲計測法である。

e: 無侵襲計測は集団検診にも用いられる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第81問

正しいのはどれか。

a: 心音、心雑音の周波数は20Hz~1kHz程度である。

b: 心音計では、低域、高域、中域、聴覚疑似の心音フィルタが用いられる。

c: 脈波伝搬速度は動脈硬化などの影響を受ける。

d: 指尖容積脈波計は少なくとも心音計の周波数特性以上のものが必要である。

e: 頸動脈波は心拍出量を計測するために用いられる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第79問

雑音対策で正しいのはどれか。

a: 商用交流雑音を除去するには差動増幅器を使うとよい。

b: 接地することにより生体の静電誘導電位は上昇する。

c: 周期的な信号に混入する不規則雑音は信号をn回加算することにより1/nになる。

d: 脳検査では主に放送波を除去する目的でシールドルームが使われる。

e: フィルタを用いると目的信号の一部を犠牲にすることがある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午前:第74問

真の値をT、測定値をMとしたときの誤差について正しいのはどれか。

a: (M-T)を測定誤差という。

b: (M-T)/Mを絶対誤差という。

c: 測定者の不注意による誤差を偶然誤差という。

d: 何回測定を繰り返しても一定の傾向で現れる誤差を系統誤差という。

e: 系統誤差を小さくするには適切な方法で校正を行うとよい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第74問

測定において偶然誤差を小さくしたい。正しいのはどれか。

1: 測定器を校正する。

2: 測定を繰り返して平均を求める。

3: 測定器の最大許容誤差によって補正する。

4: 測定器を変えて測定する。

5: 最大許容誤差の小さな測定器を使用する。

国試第3回午後:第73問

ある距離を同じ巻尺で何回も繰り返し測定し、その分布を調べたら正規分布になった。その平均値は10.5m、標準偏差は0.5mであった。また正確な距離は10.0mであった。正しいのはどれか。

a: 測定をさらに繰り返すと、平均値は正確な値と一致する。

b: 標準偏差は偶然誤差の大きさを示す。

c: 平均値と正確な値との差は系統誤差の大きさを示す。

d: 平均値と標準偏差から正確な値を推測できる。

e: 測定値は10.0mと11.0mの範囲に全部入っている。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第6問

直接ディジタル量として扱えるのはどれか。

1: 血圧

2: 心拍数

3: 血液酸素飽和度

4: pH

5: 肺活量