差動増幅器の性能を評価する事項でないのはどれか。
1: 同相除去比(CMRR)
2: 周波数特性
3: 入カ換算雑音
4: 入カインピーダンス
5: 電極インピーダンス
図のように接続された二つの増幅器において、A2の増幅度が34 dB であるとき、V1[mV]はどれか。ただし、log2 = 0.3とする。
1: 2
2: 5
3: 20
4: 50
5: 200
CMRR(同相弁別比)について正しいのはどれか。
a: 差動増幅器の性能を表すパラメータの一つである。
b: 心電計の初段のCMRRは小さい方がよい。
c: CMRRが大きいほど安定度が高く、発振しにくい。
d: 帯域幅と利得の積で定義される。
e: 差動入力に対する利得と同相入力に対する利得の比で定義される。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
a: 2進法の0101は10進法の9を表す。
b: 入力がX=0、Y=0のOR回路の出力は1である。
c: 入力がX=1、Y=0のNAND回路の出力は1である。
d: 100倍の電圧増幅度をデシベル単位で表すと40dBである。
e: 1000倍の電力増幅度をデシベル単位で表すと100dBである。
電圧利得がそれぞれ10dB、20dB、30dBである増幅器を3台直列に接続した。最終段の増幅器の出力電圧が1Vのとき、初段の増幅器の人力電圧は何mVか。
1: 0.16
2: 1
3: 3
4: 6
5: 16
差動増幅器について正しいのはどれか。
a: 一般に2個以上のトランジスタを用いて構成する。
b: 一般に演算増幅器の内部回路として用いられている。
c: 入力端子が2個あるので必ず2個の信号を加えなくてはならない。
d: CMRR(同相弁別比)は小さい。
e: 温度変化に対して比較的安定である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
信号対雑音比(S/N)を向上させるために、不規則雑音を含む繰り返し信号を100回加算平均した。結果に含まれる雑音の振幅はもとの何倍になるか。
1: 0.01
2: 0.02
3: 0.1
4: 1
5: 10
理想演算増幅器について正しいのはどれか。
a: 周波数帯域幅は無限大である。
b: 出力インピーダンスは無限大である。
c: 同相除去比(CMRR)はゼロである。
d: 入力端子に流れ込む電流はゼロである。
e: スルーレートは無担大である。
図の回路は、電圧増幅度 26 dB、入力抵抗 100 kΩ の増幅回路である。抵抗 R1と R2 の組合せはどれか。ただし、Aは理想演算増幅器で、log10 2 = 0.3 とする。
1: R1 = 5 kΩ、 R2 = 100 kΩ
2: R1 = 100 kΩ、 R2 = 1 MΩ
3: R1 = 100 kΩ、 R2 = 2 MΩ
4: R1 = 200 kΩ、 R2 = 4 MΩ
5: R1 = 200 kΩ、 R2 = 6 MΩ
雑音対策について誤っているのはどれか。
1: 商用交流雑音の除去にはCMRRの高い差動増幅器を使用する。
2: 高周波雑音を除去するためにハムフィルタが使われる。
3: 加算平均は不規則雑音を低減するのに使われる。
4: 信号の入力導線にはシールドが施されたものを用いる。
5: ディジタルフィルタは離散値の演算によって雑音を除去する。
信号対雑音比(S/N)を向上させるために、不規則雑音を含む繰り返し信号を100回加算平均した。 結果に含まれる雑音の振幅はもとの何倍になるか。
脳波計について誤っているのはどれか。
a: 差動増幅器のCMRR(同相除去比)は60dB以上である。
b: バッファ増幅器は電極接触インピーダンスによる交流障害を軽減する。
c: アイソレータは脳波をディジタル信号に変換する。
d: CR結合による標準時定数は0.03秒である。
e: 高域減衰用のフィルタは60Hzにおいて3dBの減衰特性を持つ。
心電計の入力に、心電図信号に比べて1000倍の電圧振幅を持つ同相のハムノイズが混入した。機器の同相弁別比が60dBである場合、ノイズの出力は心電図出力に比べて何倍になるか。
1: 1/10
2: 1/5
3: 1/2
5: 2
図の増幅回路全体の増幅度は54dB である。抵抗R[kΩ] はどれか。ただし、Aは理想演算増幅器とし、log102を0.3とする。
1: 5
2: 10
3: 50
4: 100
5: 500
心電計の同相除去比(CMRR)が60dBのとき交流誘導雑音により20mVの電圧が患者に発生した。この電圧による記録器の振れはいくらか。ただし、心電計の感度を10mm/mVとする。
1: 200mm
2: 20mm
3: 2mm
4: 0.2mm
5: 0.02mm
誘発電位計について正しいのはどれか。
a: CMRR(同相除去比)は約40dBである。
b: 周波数帯域は0.1Hz~3kHzである。
c: 潜時とは刺激から誘発電位の発生までの時間である。
d: 加算平均法は刺激と同期しない生体信号を減少させる。
e: デルタ波は聴覚刺激によって誘発される。
生体用増幅器の性能として望ましいのはどれか。
1: 入力インピーダンスが小さい。
2: 同相弁別比が小さい。
3: 信号対雑音比(S/N)が小さい。
4: 入力換算雑音が小さい。
5: 電源電圧変動の影響が大きい。
a: 差動増幅器では同相で入った雑音成分は打ち消されて出力に現れない。
b: 演算増幅器はきわめて利得が高いので発振しにくい。
c: 演算増幅器に負帰還をかけると利得をさらに上げることができる。
d: 生体電気計測用増幅器には入力インピーダンスの低い回路が多く用いられる。
e: 演算増幅器に負帰還をかけると一般に安定となる。
増幅器について正しいのはどれか。
1: 電圧増幅を行うとき出カインピーダンスは高い方がよい。
2: 生体信号を増幅するには入力インピーダンスをできるだけ低くする必要がある。
3: 入力段で発生した雑音は信号とともに増幅されることはない。
4: ダイナミック・レンジが広いと広範囲の電圧の入力をひずみなく増幅できる。
5: 利得を増加すると増幅可能な周波数帯域幅が広くなる。
図の回路について正しいのはどれか。ただし、A は理想演算増幅器とする。
a: 遮断周波数は5Hzである。
b: 通過域の増幅度は20dBである。
c: 遮断周波数ではViとVoの位相差はゼロである。
d: 入カインピーダンスは10kΩである。
e: 直流は通過域に含まれる。
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