保護接地線の抵抗の点検で誤っているのはどれか。
1: 導通試験は市販のテスタによって行う。
2: 現場では約1Aの電流を流して簡易的に測定してもよい。
3: JISでは規定の電流値を少なくとも5~10秒間流して測定することになっている。
4: 3Pプラグの機器のアースピンと機器の外装金属との間は0.22Ω以下である。
5: 保護接地線の両端に商用交流100Vを加えて測定する。
定格電流が10Aの医用電気機器の保護接地線の抵抗を測定する場合、測定部分間に流すべき電流値の下限はどれか。
1: 5A
2: 10A
3: 15A
4: 25A
5: 30A
許容値が0.05mAであるのはどれか。
1: B形装着部をもつ一般機器の正常状態における接地漏れ電流
2: B形装着部をもつ機器の単一故障状態における患者漏れ電流I(交流)
3: BF形装着部をもつ機器の単一故障状態における患者測定電流(交流)
4: CF形装着部をもつ機器の単一故障状態における外装漏れ電流
5: CF形装着部をもつ機器の単一故障状態における患者漏れ電流III
定格電圧100 V、定格電力1kw、の医用電気機器の接地線抵抗を測定するときにJIS T 0601-1で定めている測定電流[A]はどれか。
1: 10
2: 15
3: 20
4: 25
5: 30
医用電気機器の漏れ電流測定回路は図に示すようにJISで指定されているが、その抵抗RとコンデンサCの役割はどれか。
1: 漏れ電流波形の平滑化する。
2: 人体の血液インピーダンスを等価的に模擬する。
3: 衝撃的漏れ電流から高感度電圧計を保護する。
4: 人体の電撃に対する反応閾値の周波数特性を模擬する。
5: 医用電気機器からの不要高周波成分を除去する。
定格1mA、内部抵抗10Ωの電流計を用いて、最大100mAの電流を測定したい。正しいのはどれか。
1: 0.010Ωの抵抗を電流計に並列接続する。
2: 99.0Ωの抵抗を電流計に直列接続する。
3: 1.00Ωの抵抗を電流計に並列接続する。
4: 0.010Ωの抵抗を電流計に直列接続する。
5: 0.101Ωの抵抗を電流計に並列接続する。
図の記号が表示されているME機器で、電源導線の1本が断線した状態における合計患者漏れ電流(交流)の許容値[μA]はどれか。
1: 200
2: 500
3: 1000
4: 2000
5: 5000
医用電気機器の漏れ電流の許容値で正しいのはどれか。
1: 接地漏れ電流の単一故障状態は正常状態の10倍である。
2: 外装漏れ電流は装着部の種類によらず正常状態で0.1mAである。
3: CF形装着部の患者漏れ電流-Iの交流値は直流値の10倍である。
4: 患者漏れ電流-IIはBF形装着部の単一故障状態で定義されている。
5: CF型装着部の患者漏れ電流-IIIは正常状態で0.01mAである。
図の測定用器具(MD)のR1、R2、C1の値の組合せで正しいのはどれか。ただし、選択肢は【R1】 -- 【R2】 -- 【C10】とする。
1: 10kΩ -- 1kΩ -- 0.5μF
2: 1kΩ -- 10kΩ -- 0.15μF
3: 10kΩ -- 10kΩ -- 0.05μF
4: 10kΩ -- 1kΩ -- 0.015μF
5: 1kΩ -- 10kΩ -- 0.015μF
JISの保護接地線抵抗測定方法について誤っているのはどれか。
a: 電圧降下法を用いて測定する。
b: 通電時間は30秒以上必要である.
c: 試験用電源の容量は20Aである。
d: 試験用電源の周波数は50Hzでも60Hzでもよい。
e: 試験用電源の無負荷出力電圧は6V以下を用いる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
1: 外装漏れ電流は機器外装から機器の接地端子までの電流を測定する。
2: 患者漏れ電流Iは装着部から壁面接地端子までの電流を測定する。
3: 患者測定電流は内部電源機器の場合、測定する必要がない。
4: 内部電源機器の接地漏れ電流はクラスI機器と同じ方法で測定する。
5: 患者漏れ電流IIはF型装着部に電源電圧を加えて測定する。
定格電流が12AのME機器の保護接地線の抵抗測定で、JIST0601-1で規定されている測定電流値[A]はどれか。
1: 12
3: 18
4: 24
5: 25
定格電圧100V消費電力500WのME機器の保護接地線抵抗を測定するときにJIST0601-1で規定されている測定電流値[A]はどれか。
医療機器の電気的安全測定について正しいのはどれか。
1: アナログテスタを用いた導通試験で表示される値が接地線抵抗 値となる。
2: クランプメータによる消費電流の測定は電源導線を2本挟んで測 定する。
3: 漏れ電流測定に用いる電圧計の精度は10%以内である。
4: 等電位接地設備の接地端子と測定点との間の電圧はmV以下である。
5: CF形装着部の患者漏れ電流Iでは、各患者リードを1点に接続した状態で測定する。
フルスケール1mA、内部抵抗4.9Ωの電流計を使って50mAまでの電流を測定できるようにしたい。正しいのはどれか。
1: 1.00Ωの抵抗を電流計に直列に接続する。
2: 0.49Ωの抵抗を電流計に並列に接続する。
3: 0.10Ωの抵抗を電流計に直列に接続する。
4: 1.00Ωの抵抗を電流計に並列に接続する。
5: 0.10Ωの抵抗を電流計に並列に接続する。
誤っているものはどれか。
1: CF形機器では患者漏れ電流-Iの正常状態の許容値は0.01mAである。
2: 患者漏れ電流-IIの単一故障状態の許容値は5mAである。
3: 外装漏れ電流の許容値はすべての状態で各形共通に0.1mAである。
4: 一般機器の接地漏れ電流の許容値は正常状態で0.5mAである。
5: 正常状態の場合、患者測定電流の許容値は直流で各形共通に0.01mAである。
図記号で示す医療機器の単一故障状態における外装漏れ電流(接触電流)の許容値[mA]はいくらか。
1: 0.01
2: 0.05
3: 0.1
4: 0.5
5: 1.0
JISにおける漏れ電流測定回路のコンデンサの役割はどれか。(医用機器安全管理学)
1: 人体の感電特性を考慮して低域(通過)フィルタを構成する。
2: ハム雑音を除去するための低域(通過)フィルタを構成する。
3: 漏れ電流が過大にならないように制限する。
4: 実効値を得るためにパルス状の漏れ電流を平滑化する。
5: 測定値の読み取りを安定させる。
電気メスの切開出力を最高値にセットして、500Ωの負荷抵抗に高周波電流計を直列に接続して測定したところ、700mAであった。チェックリストには出力は何Wと書けばよいか。
1: 35
2: 150
3: 245
4: 350
5: 714
非接地配線方式について正しいのはどれが。
a: 絶縁変圧器の2次巻線から1次巻線への漏れ電流は10μA以下である。
b: 絶縁監視装置の表示値が1mAを超えると警報が発生する。
c: 地絡発生時における電源供給の確保が主目的である。
d: 多数のME機器を使用すると絶縁監視装置の警報が発生する可能性がある。
e: 保護接地設備は必要ない。
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