第29回国試午前71問の類似問題

国試第35回午前:第74問

人工心肺を用いた体外循環においてインシデントレポートを提出すべきなのはどれか。 

a: ヘパリン投与後にACTを測定しなかった。 

b: ヘマトクリット値が低下したため赤血球輸血を行った。 

c: 血圧が低下したため流量を増加させた。 

d: 体外循環離脱困難でありIABPを挿入した。 

e: 大動脈遮断後ヘパリンを投与していないことに気づき、ヘパリンを投与した。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午後:第68問

人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。 

1: マンニトール浸透圧の調整 

2: アドレナリン心収縮力の増強 

3: ハプログロビン製剤出血の予防 

4: 乳酸加リンゲル液細胞外液の補正 

5: アルブミン製剤膠質浸透圧の調整 

国試第28回午後:第78問

血液透析中に血圧低下をしばしば認める患者への対応で誤っているのはどれか。

1: 体外限外濾過法(ECUM)を追加する。

2: 透析液ナトリウム濃度を増加させる。

3: 時間除水量を増加させる。

4: 透析液温度を低下させる。

5: 食事からのナトリウム摂取量を減少させる。

国試第23回午後:第70問

人工心肺中のトラブルと対処について誤っているのはどれか。

1: 溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。

2: 代謝性アルカローシス時には重炭酸ナトリウムを追加する。

3: ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。

4: ACTが延長しない時にはヘパリンを追加する。

5: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。

国試第10回午後:第48問

人工心肺による体外循環中に血液を希釈する目的として正しいのはどれか。

a: 空気塞栓症を予防する。

b: 血液の粘度を下げる。

c: 組織灌流を良好にする。

d: 使用血液量を節減する。

e: 生体の酸素需要を促進する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第34回午後:第12問

人工心肺でコントロールできないのはどれか。

1: 体外循環血流量

2: 患者の循環血液量

3: 血液温度

4: 呼吸数

5: 動脈血酸素分圧

国試第11回午前:第25問

出血性ショックにおいて正しいのはどれか。

a: 脈拍数増加

b: 呼吸数増加

c: 中心静脈圧減少

d: 死腔換気率減少

e: 乳酸値減少

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第31回午後:第11問

人工心肺について誤っているのはどれか。

1: 静脈から脱血し、酸素加した血液を動脈に送る。

2: 現在の人工肺の主流は気泡型人工肺である。

3: 血液ポンプにはローラポンプと遠心ポンプがある。

4: 出血を回収する吸引回路がある。

5: 代謝を下げるために低体温にすることがある。

国試第16回午後:第65問

腎性骨異栄養症の発症に関係するのはどれか。

a: 血清抗利尿ホルモン(ADH)濃度上昇

b: 血清カリウム濃度上昇

c: 血清リン濃度上昇

d: 血清カルシウム濃度低下

e: 赤血球数減少

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午後:第51問

人工心肺による低体温体外循環中に血液を希釈する目的として正しいのはどれか。

a: 空気塞栓症を予防する。

b: 血液の粘度を下げる。

c: 組織灌流を良好にする。

d: 使用血液量を節減する。

e: 生体の酸素需要を促進する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午後:第28問

人工心肺の使用中に人工肺の交換が必要な場合はどれか。

a: 血圧の低下

b: 酸素化能の低下

c: 膜型肺における血液の漏出

d: 血液の濃縮

e: 脱血の不良

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午後:第43問

人工呼吸中に呼気終末二酸化炭素濃度が急激に低下した。考えられる原因はどれか。(人工呼吸療法)

a: 気管チューブからの呼吸回路の脱落

b: 肺血栓塞栓症

c: 呼気弁の故障

d: 吸気弁の故障

e: サンプルチューブの閉塞

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午後:第63問

人工心肺を用いる体外循環について誤っているのはどれか。

a: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。

b: 静脈血酸素飽和度を60%以下に保つ。

c: 血圧は50mmHg以下でよい。

d: 灌流量を手術前の値の約80%とする。

e: 末梢血管抵抗を手術前の値に保つ。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環中に生じる大動脈解離について正しいのはどれか。

a: 大腿動脈送血では解離は生じない。

b: 濯流圧を下げた状態で人工心肺を継続する。

c: 上行大動脈は緊満する。

d: 上行大動脈の色調の変化がみられる。

e: 脱血不良となる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第51問

人工心肺における体外循環中の事故への対応として誤っているのはどれか。

1: 膜型肺における血液の漏出・・・・・・・・人工肺の交換

2: 送血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止

3: 脱血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・脱血回路の閉鎖

4: 大量の空気塞栓・・・・・・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止

5: 停電による送血ポンプの停止・・・・・・脱血回路の閉鎖

国試第16回午後:第48問

体外循環について誤っているのはどれか。

1: 生体の酸素需要に見合う灌流量を保つ。

2: 術前の収縮期血圧を維持する。

3: 末梢血管抵抗は適正灌流量の指標となる。

4: 低体温は適正灌流量に対する安全域を拡大する。

5: 血液希釈は微小循環を改善する。

国試第25回午前:第71問

人工心肺の操作で誤っているのはどれか。

1: PaO2は吹送ガス濃度の増減で調整する。

2: 至適灌流量で体外循環を開始する。

3: 大動脈遮断時には一時的に送血流量を下げる。

4: 心腔内圧の減圧はベント吸引によって行う。

5: 離脱開始時には最初に脱血量を減少させる。

国試第9回午後:第43問

人工呼吸下でファイティングの原因にならないのはどれか。

a: 輸液

b: 低二酸化炭素血症

c: 分泌物貯留

d: 鎮静不十分

e: 低酸素血症

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午後:第73問

人工心肺による体外循環中の空気塞栓の原因でないのはどれか。(生体機能代行装置学)

1: 左心ベンド挿入部から心内への空気流入

2: 脱血回路からの空気流入

3: 膜壁肺における血漿漏出

4: 貯血槽内の血液レベル低下

5: 左心ベントポンプの逆回転

国試第3回午後:第41問

人工心肺による体外循環で用いる薬物について誤っている組合せはどれか。

1: 重炭酸ナトリウム液・・・・・・・・・・アルカローシスの補正

2: ヘパリンナトリウム・・・・・・・・・・・抗凝固薬

3: 硫酸プロタミン・・・・・・・・・・・・・・ヘパリンナトリウムの中和

4: ACD駅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・抗凝固薬

5: リンゲル液・・・・・・・・・・・・・・・・・血液希釈