肺におけるガス交換について正しいのはどれか。
a: 換気血流比の不均等分布はPaO2を低下させる原因となる。
b: 肺胞気動脈血酸素分圧較差は吸気酸素濃度を変えても一定値を保つ。
c: シャント率50%の患者の純酸素吸入時のPaO2は約380mmHgである。
d: 吸入気の酸素濃度を徐々に低下させるとPaCO2は徐々に上昇する。
e: 分時換気量が一定のとき肺胞死腔が増加するとPaCO2は上昇する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液ガスについて誤っているのはどれか。(麻酔・集中治療医学)
a: 二酸化炭素の大部分はヘモグロビンと結合している。
b: 肺動脈血酸素分圧の基準値は90mmHgである。
c: 窒素はすべて物理的に溶解している。
d: 酸素分圧はポーラログラフ法で測定できる。
e: 二酸化炭素分圧はpHガラス電極法を応用して測定できる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正常範囲内のものはどれか。
a: 動脈血酸素分圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100mmHg
b: 混合静脈血二酸化炭素(炭酸ガス)分圧・・・・・・・85mmHg
c: 肺胞気酸素分圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70mmHg
d: 混合静脈血酸素分圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55mmHg
e: 動脈血二酸化炭素分圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40mmHg
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液ガス分析について誤っているのはどれか。
1: 採取サンプルを室温で放置するとPaO2が低下する。
2: 重炭酸イオン濃度は計算によって求める。
3: pH電極とPCO2電極は同じ測定原理を利用している。
4: PaCO2値は換気の状態を知る上で有用である。
5: 水素イオン濃度が増加するとpH値は大きくなる。