電気メスで誤っているのはどれか。
1: 数100kHz~数MHzの高周波電流が用いられる。
2: 負荷抵抗は200~1,000Ωである。
3: 凝固にはバースト波が用いられる。
4: 出力200Wのとき対極板接触面積150cm2は安全域である。
5: 出力回路にはコイルが挿入されている。
ある機器の患者漏れ電流Ⅰは周波数が20kHzで電流値が5mAであった。この漏れ電流を、JIS T 0601-1で定められた漏れ電流測定器で測定した場合、いくらと測定されるか。
1: 100mA
2: 25mA
3: 0.25mA
4: 0.01mA
5: 0.25μA
図の回路で消費される正弦波交流電力を求めるため測定を行った。適切でないのはどれか。
a: 抵抗値と抵抗の端子間電圧
b: 抵抗値と回路を流れる電流
c: 容量値と回路の全電圧
d: 抗の端子間電圧と回路の全電圧
e: 電流と回路の全電圧および両者の位相差
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
JIS T 0601-1:2012で規定されている単一故障状態はどれか。
1: 保護接地線の開路
2: 電源導線の2本の断線
3: F形装着部への外部電圧印加
4: 信号入出力部への外部電圧印加
5: 保護接地していない金属の接触可能部分への電圧印加
電気メスの定期点検で負荷抵抗500Ωを接続して出力を測定した。負荷抵抗両端の最大電圧が900Vで高周波電流(実効値)が300mVであった。 クレストファクタ(波高率)はいくらか。
1: 0.17
2: 1.4
3: 3.0
4: 6.0
5: 20
JIS T 0601-1における医用機器の安全手段について誤っているのはどれか。
1: クラスⅠ機器の電源コード内の保護接地線の抵抗は0.5Ω以下である。
2: クラスⅠ機器には接地極付2極プラグが必要である。
3: クラスⅡ機器の追加保護手段は補強絶縁である。
4: クラスⅡ機器には使用上の設備による制限はない。
5: 内部電源機器を交流電源に接続したときはクラスⅠ機器として働く。
等電位接地について正しいのはどれか。
1: 主たる目的はマクロショックの防止である。
2: 接地には電気抵抗10Ω以下の導線を用いる。
3: 患者周囲の絶縁された部分を接地する。
4: 心臓カテーテル検査室に設ける必要がある。
5: 接地線は複数の医用接地センタに分散させて接続する。
非接地配線方式について正しいのはどれか。
1: ミクロショックを防止できる。
2: 絶縁変圧器の2次側電路を接地する。
3: 接続するME機器の保護接地は不要である。
4: 一線の対地絶縁破壊が生じても電源を供給できる。
5: 絶縁監視装置の表示値が0.1mAで警報が作動する。
20Ωの抵抗に周波数50Hz、実効値100Vの正弦波交流電圧をかけたとき、正しいのはどれか。
a: 毎秒、約0.71kJの電気ェネルギーが熱に変わる。
b: 電圧の最大値は約71Vである。
c: 電流の実効値は約7.1Aである。
d: 500Wの電力が消費される。
e: 電流の最大値は約7.1Aである。
図の四端子法によって被測定線Rの抵抗を測定した。電流系の指針が0.25A、内部抵抗1MΩの電圧計の指針が0.05Vであった。被測定線Rの抵抗値はどれか。ただしr1~r4は測定リードの抵抗および接続部の接触抵抗である。
1: 0.1Ω
2: 0.2Ω
3: 0.3Ω
4: 0.4Ω
5: 0.5Ω
電気メスの切開出力を最高値にセットして、500Ωの負荷抵抗に高周波電流計を直列に接続して測定したところ、700mAであった。チェックリストには出力は何Wと書けばよいか。
1: 35
2: 150
3: 245
4: 350
5: 714
病院電気設備について適切でないのはどれか。
1: 医用接地極の接地抵抗は10Ω以下である。
2: 等電位接地設備における金属間電圧は100mV以下である。
3: 非接地配線方式は一線地絡時にも電源供給を確保する。
4: 非常電源コンセントの外郭の色は赤色である。
5: 瞬時特別非常電源の立ち上がり時間は0.5秒以下である。
a: 毎秒、約0.7kJの電気エネルギーが熱に変わる。
電気メス出力の点検を行う場合の標準的な負荷抵抗として適切なのはどれか。
1: 0.5Ω
2: 5Ω
3: 50Ω
4: 500Ω
5: 5000Ω
非接地配線方式について誤っているのはどれか。
1: 多くの生命維持管理装置を使用する場所に必要になる。
2: 絶縁トランスの二次側は非接地の状態になる。
3: 一線地絡でも電源供給が確保される。
4: 絶縁トランスの二次から一次巻線への漏れ電流は0.1mA以下である。
5: ミクロショック対策になる。
電気メスのモノポーラ出力測定に使用する負荷抵抗値はどれか。
1: 10Ω
2: 50Ω
3: 150Ω
非接地配線設備について誤っているのはどれか。
1: 漏電遮断器を設置する。
2: 絶縁変圧器を設置する。
3: マクロショック対策として有効である。
4: 絶縁監視装置の警報は表示値2mA以上で作動する。
5: 負荷の一線地絡時にも電源供給が維持される。
図の四端子法によって被測定線R の抵抗を測定した。電流計の指針が0.25A、内部抵抗1MΩ の電圧計の指針が0.05V であった。被測定線R の抵抗値[Ω] はどれか。ただし、r1-r4 は測定リードの抵抗および接続部の接触抵抗である。
1: 0.1
2: 0.2
3: 0.3
4: 0.4
5: 0.5
電気メスで正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 数10~数100MHzの高周波電流が用いられる。
b: 標準的な負荷抵抗は5~50kΩである。
c: 切開にはバースト波が用いられる。
d: 対極板は高周波インピーダンスの低いものが望ましい。
e: 高周波漏れ電流は150 mA 以内である。
非接地配線方式について正しいのはどれが。
a: 絶縁変圧器の2次巻線から1次巻線への漏れ電流は10μA以下である。
b: 絶縁監視装置の表示値が1mAを超えると警報が発生する。
c: 地絡発生時における電源供給の確保が主目的である。
d: 多数のME機器を使用すると絶縁監視装置の警報が発生する可能性がある。
e: 保護接地設備は必要ない。
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