電気メスについて正しいのはどれか。
a: メス先電極と対極板とを一か所にピンセット状にまとめた方式をピンセット方式という。
b: 切開の最大出力は40W程度である。
c: 凝固の最大出力は20W程度である。
d: メス先電極を能動電極という。
e: 対極板を拡散電極という。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
心臓ぺースメーカについて正しいのはどれか。
a: 副作用の一つに横隔膜刺激がある。
b: 体外式は内部電源機器である。
c: 植込み式の内蔵電池はマンガン電池である。
d: 植込み式では双極電極の方が単極電極より電気ノイズによる感知不全を起こしやすい。
e: 植え込み式のリード線をマルチ・ファイラーコイルとするのは断線対策である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
点検項目として適切でないのはどれか。
a: 電気メス :同期感度
b: 除細動器 :高周波漏れ電流
c: ペースメーカ :デマンド感度
d: 心電図モニター :同相除去比
e: 観血式血圧モニター :ステップ応答
電気メスについて誤っているのはどれか。
1: 出力周波数は10kHz程度である。
2: 最大出力電力は切開で200~400Wである。
3: 最大出力電力は凝固で100~200Wである。
4: 出力電流は数100mA~数A程度である。
5: 凝固モードでのピーク電圧は約3000Vである。
植込み型除細動器について誤っているのはどれか。
1: 通電波形は二相性である。
2: 通電エネルギーは10~40J程度である。
3: 二次電池を使用する。
4: 心室頻拍をページングにより停止する。
5: 徐脈に対してペーシングを行う。
超音波吸引手術器で正しいのはどれか。
a: 振動子は5MHzで振動する。
b: 対極板が必要である。
c: 電気メスより止血機能に優れる。
d: 生理食塩液で洗浄しながら使用する。
e: 白内障手術に用いる。
電気メスの使用法について正しいのはどれか。
a: 患者の体位変換のたびに対極板の装着部位を点検する。
b: 終業点検でコード類の損傷の有無を点検する。
c: 接地された金属部分を患者の身体に接触させない。
d: 通電中に出力の調整を行ってもよい。
e: 余分なメス先コードはたるませずに巻いておく。
除細動器について正しいのはどれか。
a: コイルに充電した数千ボルトのエネルギーをコンデンサを介して生体に放出する。
b: 通電時間は数ミリ秒である。
c: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置を使用する。
d: 電極にはペーストを十分に塗り、また出力フローティングを確保する。
e: 最大出力エネルギーは約40J(ジュール)である。
電気メスに高周波電流を用いる主たる理由はどれか。
1: 患者の神経・筋への刺激防止
2: 皮膚接触インピーダンス低下の防止
3: 心電図へのノイズ混入防止
4: 術者・介助者の感電防止
5: 分流熱傷の防止
心臓ペースメーカについて誤っているのはどれか。
1: 体外式は体外から刺激回数、出力、感度を調整する。
2: 体外式は一時的な心拍数低下症例に使用される。
3: 体外式の操作パネルは調整後にカバーをする。
4: 植込み型は皮下組織に埋没させて留置する。
5: 刺激電極は左心房内に留置する。
植込み型心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a: VDD モードでは刺激部位は心房である。
b: 電源にはニッケルカドミウム電池が使用される。
c: VVIR では人体の活動量に応答する機能がある。
d: 心臓再同期療法では右室と左室とを同時に刺激する。
e: DDD ペースメーカは慢性心房細動の徐脈によい適応がある。
1: 切開時より凝固時のほうが組織温度は高い。
2: メス先を高温にすることで組織を切開する。
3: メス先に組織炭化物が付着する。
4: 出力の測定にはディジタルマルチメータを使用する。
5: ラジオ波手術装置とは異なる周波数領域を用いている。
2相性除細動器について正しいのはどれか。
1: 出力の片側は接地されている。
2: 放電回路にインダクタが挿入されている。
3: 出力パルス幅は約50msである。
4: 出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗を用いる。
5: 心房細動には使用できない。
ペースメーカについて正しいのはどれか。
a: VDDモードでは刺激部位は心房である。
b: 植込み型ペースメーカにはニッケルカこドミウム電池が使用される。
c: VVIRでは人体の活動量に反応する機能がある。
d: 心臓再同期療法では右室と左室とを向時に刺激する。
e: DDDペースメーカは慢性心房細動の徐脈によい適応がある。
植込み式ディマンド型ペースメーカの基本的な機能はどれか。
1: 体外からパルス幅が変えられる。
2: 体外からパルスレートが変えられる。
3: 体外からパルス振幅が変えられる。
4: 自発心拍が一定期間現れないとき刺激する。
5: 頻脈が生じたとき刺激する。
a: スプレー凝固にはバースト波が用いられる。
b: ゲルパッド型対極板は静電結合である。
c: バイポーラ電極はニードル型である。
d: 対極板は広く均一に装着する必要がある。
e: 混合モードではクレストファクタが大きいほど凝固作用は強い。
電気メスの高周波分流による熱傷の原因となりうるのはどれか。
a: 対極板のコードを長くとり、コイル状にたるみをつける。
b: 大きな対極板を装着する。
c: 心電図電極用ペーストを対極板に使用する。
d: 肩甲骨付近に対極板を装着する。
e: 接地された金属部分に患者が接触している。
電気メスの取扱いで不適切なのはどれか。
1: 対極板は身体の平坦な部分に装着する。
2: 対極板の減菌は必須である。
3: 対極板コード断線アラームが鳴ったら、コネクタの接続を確認する。
4: 能動(メス先)電極の滅菌は必須である。
5: 左右の踵(かかと)を接触させないようにする。
除細動器について誤っているのはどれか。
1: 出力がフローティング型のものは本体の接地はとらなくてよい。
2: 電極にはペーストを十分に塗る。
3: 体外通電では、電極は約5kgの力で押し付けられる。
4: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置を用いる。
5: 心室細動の除細動には体外通電と体内直接通電の二つがある。
電気メスの安全使用について正しいのはどれか。
1: アクティブ電極は使用時以外は専用ホルダに入れる。
2: 対極板コードは余分な部分を巻き束ねて使用する。
3: ディスポーザブル対極板の装着位置は仙骨部が第一選択である。
4: 通電を知らせるブザーの音量は手術の妨げにならないよう小さくしておく。
5: 手術中に凝固能が下がった場合、出力をあげる。
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