医用機器からの漏れ電流について正しいのはどれか。
a: 患者漏れ電流Iの単一故障状態の許容値は正常状態の2倍である。
b: 患者漏れ電流IIはBF形とCF形に規定されている。
c: 患者測定電流の直流の許容値はBF形とCF形で同じである。
d: 接地漏れ電流に関する単一故障状態は電源導線の断線だけである。
e: 接地漏れ電流の単一故障状態の許容値は正常状態の5倍である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
病院電気設備について正しいのはどれか。
a: 瞬時特別非常電源はバッテリーと自家用発電機とから構成される。
b: 商用交流からだけ電源を供給されているコンセントは赤色ではいけない。
c: 病院の医用接地設備の接地極の接地抵抗は原則として1Ω以下にする。
d: 医用接地端子は医用接地センタに10mΩ以下の導線で結ぶ。
e: 等電位接地設備はミクロショック対策の設備である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
病院電気設備の安全基準について正しいのはどれか。
a: 等電位接地はミクロショック防止のための設備である。
b: 医用接地センターには10Ω以下の接地抵抗を持つ接地極を設ける。
c: 生命維持管理装置用の非常電源として一般非常電源を用いる。
d: 非接地配線方式はミクロショック防止に役立つ。
e: 集中治療室には必要に応じて瞬時特別非常電源を設ける。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
誤っているのはどれか。
1: 患者漏れ電流I:(装着部→患者→大地)の順に流れる漏れ電流
2: 患者漏れ電流II:(故障した他の機器→機器の信号入出力部→装着部→患者→大地)の順に流れる漏れ電流
3: 患者漏れ電流III:(故障した他の機器→装着部→患者→機器→大地)の順に流れる漏れ電流
4: 外装漏れ電流:(機器外装→保護接地線→大地)の順に流れる漏れ電流
5: 患者測定電流:(装着部→患者→他の装着部)の順に流れる生理学的な効果を意図しない電流
各種エネルギーの安全限界で正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
a: 商用交流1秒間通電による離脱限界電流は1mAである。
b: 高周波電流による眼障害限界は1W/cm2である。
c: 超音波による生殖細胞への安全限界は1W/cm2である。
d: 1kHzを超える漏れ電流の許容値は1kHzの倍数分だけ多い。
e: 患者装着部の熱傷安全限界は41°Cである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
ME機器の保守点検で誤っているのはどれか。
1: 始業点検で最も重要なのは接地漏れ電流の測定および出力波形の観測である。
2: 終業点検では患者の状態に異常がないか確認した後、機器の基本的な作動点検を行い始業前の状態に戻す。
3: 故障点検ではまず取扱い上の誤りか、機器本体の故障かを判定する。
4: 使用中の故障点検は医師による患者の安全確保のもとに行う。
5: 点検はその内容によっては、他の機器の破壊や不良動作の原因になる。