第20回国試午前62問の類似問題

国試第1回午前:第81問

正しいのはどれか。

a: 電磁波の生体内での吸収は導電率できまる。

b: 可視光線の吸収スペクトラムは血液の酸素飽和度では変化しない。

c: エックス線の減衰は原子の密度できまり、原子の種類には影響されない。

d: RIを用いた生体の計測では、臓器の形はわからない。

e: 超音波エコーによって密度および硬さの異なる組織の境界面がわかる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第62問

正しいのはどれか。

a: ガンマカメラはHe原子核を検出する。

b: ガンマカメラのコリメータは放射線透過度の高い物質で作られる。

c: ヘリカルCTでは患者をらせん状に走査する。

d: ヘリカルCTは肺癌の早期発見に有用である。

e: エックス線CTは脳の各部位の機能を計測するのに適している。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午前:第63問

PETについて正しいのはどれか。(生体計測装置学)

a: 放射性医薬品から放出された電子線を検出して画像化する。

b: 細胞の糖代謝を測定している。

c: SPECTCTで用いる核種よりポジトロン核種の半減期は短い。

d: ポジトロン発生装置にサイクロトロンが用いられる。

e: 被爆量はエックス線CT検査より大きい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午前:第32問

正しいのはどれか。

a: エックス線検査では人体を透過したエックス線を画像化する。

b: 超音波検査では体内から発生する音波をとらえる。

c: PETの検査では体外からγ線を照射する。

d: SPECTの検査では体内からのβ線をとらえる。

e: MRIの検査では人体に磁場を与える。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午前:第62問

MRIの特徴についてエックス線CTと比較したとき、誤っているのはどれか。

1: 軟部組織において高コントラストの明瞭な像が得られる。

2: 造影剤なしで血管撮影が可能である。

3: 化学シフトを調べることができる。

4: 撮像時間が短い。

5: 大きな作動音を発する。

国試第2回午前:第87問

正しいのはどれか。

a: 超音波診断は原子の種類により異なる反射波を利用する。

b: エックス線の吸収は原子の密度で定まり、その種類には依存しない。

c: 生体内で可視光線を主に吸収するのは脂肪である。

d: RIは代謝の機能や特定の臓器の形態を知るのに利用される。

e: 電磁波の吸収は筋肉層の方が脂肪層より大きい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第5回午前:第85問

MRI(核磁気共鳴法)について正しいのはどれか。

a: 原子核の磁性を利用した計測法である。

b: 組織中の水素原子の密度を測ることができる。

c: 空間分解能がエックス線CTより一桁高い。

d: 測定時間が短いので実時間の測定に適している。

e: 代謝機能の測定に利用する方法もある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第39回午後:第39問

X線CTについて正しいのはどれか。

1: 電源を切っても数分間はX線を放射している。

2: ベッドをスライドさせて撮像部位を変える。

3: 騒音から保護するため耳栓が必要である。

4: 金歯はアーチファクトを生じない。

5: CT値から臓器の色がわかる。

国試第22回午後:第30問

PET装置で正しいのはどれか。

a: 放射性同位元素の崩壊時に1個のガンマ線が出る。

b: コリメータでガンマ線を検出する。

c: 同時計数法を用いて断層像を得る。

d: 使用核種の半減期はSPECTより短い。

e: 空間分解能はエックス線CTより低い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第59問

正しい組合せはどれか。

a: 超音波診断装置 ――――---------- 音響インピーダンス

b: エックス線CT ――――――-------- エックス線吸収

c: MRI ―――――――――――------- プロトン密度

d: ポジトロンCT ――――――--------- べータ線吸収

e: サーモグラフィ ―――――---------- 体表紫外線

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午前:第85問

放射性同位元素(RI)による画像検査で誤っているのはどれか。

a: エミッションCTの解像力はエックス線CTよりよい。

b: RI画像検査で主に用いられる放射線はβ線である。

c: ポジトロンCTにはN,O,Cなど生理的に存在する元素の同位体がしばしば用いられる。

d: 組織の虚血を調べることができる。

e: Iは甲状腺検査に使用される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第38回午前:第57問

X線CTについて正しいのはどれか。

1: MRIよりも軟部組織の描出に優れている。

2: 造影剤を用いずに血管像を描出できる。

3: 撮影時に放射線同位元素(RI)が必要である。

4: マルチスライスCTにより冠動脈の3D表示ができる。

5: 石灰化は描出できない。

国試第30回午後:第31問

X 線CT 画像について正しいのはどれか。

a: 臓器の3 次元構造が得られる。

b: 画像再構成法として逆投影法がある。

c: 血管の撮像が可能である。

d: X 線を双方向に照射する。

e: 空間分解能は1程度である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第39回午後:第40問

SPECT装置について正しいのはどれか。

1: 装置から放射線を照射する。

2: β線を遮蔽する必要がある。

3: 撮影に要する時間は1秒程度である。

4: 多数の断面の断層画像が得られる。

5: X線CTに比べて空間分解能が高い。

ME2第36回午後:第4問

SPECTについて誤っているのはどれか。

1: X線CTに比べ空間分解能が高い。

2: RIからのγ線を検出する。

3: コンピュータで画像化する。

4: 3次元画像が得られる。

5: 放射線被曝がある。

ME2第40回午後:第27問

X線CTについて正しいのはどれか。

1: 肺がんの検出に用いられる。

2: 造影剤が必須である。

3: 低いCT値の組織は白く表現される。

4: 酸素濃度モニタが必須である。

5: 検査後の患者からX線が放出される。

国試第31回午前:第33問

ラジオアイソトープによる画像計測について誤っているのはどれか。

1: PETの空間分解能はX線CTと同程度である。

2: PETでは陽電子の対消滅によるγ線を検出する。

3: SPECTでは人体の3次元構造を画像化する。

4: 体内での放射線の散乱を考慮する必要がある。

5: 体内での放射線の吸収を考慮する必要がある。

国試第34回午前:第32問

ラジオアイソトープを用いた医用画像装置について正しいのはどれか。

a: X 線 CT に比べ空間分解能が高い。

b: 放射性核種から放出されるベータ線を検出し画像化している。

c: FDG-PET の撮影では糖代謝情報が得られる。

d: SPECT は脳血流分布を観察できる。

e: PET の撮影には施設内にサイクロトロンの設置が必要である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第82問

正しいのはどれか。

a: 遠赤外光は組織をよく透過する。

b: 超音波の組織による減衰は波長が短いほど大きい。

c: エックス線CTの画像はエックス線の吸収係数の像である。

d: ガンマ線は組織で吸収されない。

e: マイクロ波は組織をほとんど透過しない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第31回午後:第7問

画像診断装置で誤っている組合せはどれか。

1: 超音波診断装置 -- 組織境界からの超音波反射強度を計測

2: X線CT -- X線の吸収度の差を計測

3: MRI -- 炭素原子の分布を計測

4: PET -- 陽電子を放出する放射性同位元素の分布を計測

5: SPECT -- γ線を放出する放射性同位元素の分布を計測