ある心電計の総合周波数特性を図に示す。この心電計の時定数を測定したところ3.2秒であった。低域遮断周波数 fLは約何Hzか。
1: 5
2: 3.2
3: 0.5
4: 0.32
5: 0.05
正しいのはどれか。
a: 心音、心雑音の周波数は20Hz~1kHz程度である。
b: 心音計では、低域、高域、中域、聴覚疑似の心音フィルタが用いられる。
c: 脈波伝搬速度は動脈硬化などの影響を受ける。
d: 指尖容積脈波計は少なくとも心音計の周波数特性以上のものが必要である。
e: 頸動脈波は心拍出量を計測するために用いられる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
心電計の入力インピーダンスを高くする理由として正しいのはどれか。
1: 大きな増幅度を必要とするため
2: 増幅度の安定化のため
3: 信号源インピーダンスが高いため
4: 低周波信号を計測するため
5: 筋電図の混入を防ぐため
心電計について正しい組合せはどれか。
a: 最小感度 2μV以下
b: 時定数 3.2s以上
c: 標準感度 1mV/10mm
d: 周波数特注 0.5~200Hz
e: 標準紙送り速さ 2.5mm/s
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
脳波計について誤っているのはどれか。
1: 標準紙送り速さは3cm/sである。
2: 校正電圧には50μVの方形波を用いる。
3: 増幅器の同相弁別比は60db以上である。
4: 単極導出の基準電極装着部は耳垂(耳朶)である。
5: 高域通過フィルタの標準的な時定数は1.5sである。
心電計を点検した。不適切なのはどれか。
1: 時定数:0.3秒
2: 周波数特性:0.05~100Hz(-3dB)
3: 標準紙送り速度:25mm/秒
4: 最小検知電圧:20μVpp
5: 入力換算雑音:20μVpp
心電計について正しいのはどれか。
a: 電極インピーダンスは周波数に依存しない。
b: 電極ぺーストは皮膚-電極間のインピーダンスを下げる。
c: 時定数回路は不必要な周波数成分を減少させる。
d: 標準肢誘導にはゴールドバーガーの法則が適用される。
e: ミネソタコードは不整脈の検出のパラメータである。
脳波計の時定数を0.3sから0.1sに切り替えたときの現象として正しいのはどれか。
1: α波の振幅が増加する。
2: δ波に比べθ波の振幅減少が大きくなる。
3: 混入していた心電図のR波の振幅が増加する。
4: ハム雑音の振幅が増加する。
5: 基線が動揺したときの戻りが速くなる。
1: ディジタル式の心電計に用いるサンプリング周波数は200Hzである。
2: 心電図は心臓の拍動による血流の変化によって生じる電位変動である。
3: 正常心電図のST部分は基線と概ね一致する。
4: QRSは心房の興奮の開始に対応している。
5: 心音図は心電図を可聴周波数に変換して音として出力する。
正弦波電流を10秒間心筋に通電した時、心室細動を起こす電流閾値と周波数との関係を図に示す。 矢印の部分の周波数帯域(Hz)として正しいのはどれか。
1: 0.2~1.0
2: 2~10
3: 20~100
4: 200~1000
5: 2000~10000
心電計で入力インピーダンスの大きな増幅器が用いられる理由はどれか。
1: 電極の分極電圧を低減する。
2: 電極接触インピーダンスの影響を低減する。
3: 増幅回路の消費電力を低減する。
4: 筋電図の混入を低減する。
5: 外装漏れ電流を低減する。
1: 周波数特性は0.5~70Hzである。
2: 同相弁別比は60dB以上必要である。
3: 増幅度は100dB以上必要である。
4: 入力インピーダンスは50kΩである。
5: 標準紙送り速度は毎秒3cmである
図の回路について正しいのはどれか。
a: 遮断周波数は約500Hzである。
b: 時定数は0.15msである。
c: 交流電圧を入力に加えたときの出力電圧は入力電圧より位相が進む。
d: 振幅が同一で周波数を2倍にすると出力は減少する。
e: 帯域除去フィルタとして使われる。
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a: 胸腔内にジェネレータ(本体)を留置する。
b: NBG(ICHD)コードの第二文字はセンシング部位を表す。
c: パルス幅は0.5 ms 前後である。
d: 電極装着直後は刺激閾値の低下が続く。
e: 体外式ペースメーカの出力点検時には50Ωの負荷抵抗を接続する。
心電計について誤っているのはどれか。
1: 差動増幅器が使われている。
2: 時定数は3.2秒以上である。
3: 通常、12誘導を記録する。
4: 標準紙送り速度は毎秒25cmである。
5: 記録器は通常、熱ペン書き方式が使われている。
心電計の入力に、心電図信号に比べて1000倍の電圧振幅を持つ同相のハムノイズが混入した。機器の同相弁別比が60dBである場合、ノイズの出力は心電図出力に比べて何倍になるか。
1: 1/10
2: 1/5
3: 1/2
4: 1
5: 2
a: 生体の電気特性の測定によって循環や呼吸に関する情報が得られる。
b: 生体インピーダンス測定は無侵襲的患者監視に適する。
c: 電気による測定から、逆推定によって容易に生体電気特性の絶対値が得られる。
d: 脂肪層の導電率は筋肉層の導電率より大きい。
e: 生体内の電磁波の波長は自由空間での波長と異なる。
心電図モニタにおいて心拍数のカウントに影響を及ぼす可能性がないのはどれか。
1: 体動の発生
2: 心電図のT波の増高
3: 電気メスの使用
4: ペースメーカの使用
5: パルスオキシメータの使用
筋電図計測について誤っているのはどれか。
1: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。
2: 表面筋電図の周波数帯域は針筋電図に比べ狭い。
3: 針筋電図の低域遮断フィルタの時定数は0.03sに設定する。
4: 運動単位(MU)の観察には針電極を使用する。
5: 単一筋線維電極には高入力インピーダンス増幅器を要する。
脳波測定器について誤っているのはどれか。
a: 周波数帯域は0.5~70Hzの範囲である。
b: 標準記録紙送り速度は30cm/sである。
c: 電極には分極電極が用いられる。
d: 増幅器には100dB以上の増幅度が必要である。
e: ペン書き記録方式がよく用いられる。
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