機械的人工換気の適応を判断するとき有用なのはどれか。
a: 肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)
b: 胸部エックス線写真
c: 機能的残気量(FRC)
d: 死腔/1回換気量(VD/VT)
e: 1回換気量(VT)
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工呼吸下の患者の動脈血二酸化炭素分圧を下げるために行う設定条件の変更で正しいのはどれか。
a: PEEP(呼気終末陽圧)を3cmH2Oから8cmH2Oにする。
b: 酸素濃度を40%から60%にする。
c: 換気回数を10回/分から15回/分にする。
d: 1回換気量二を400mlから600mlにする。
e: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:3にする。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
1: 量規定換気では肺コンプライアンスが減少すると最高気道内圧は低下する。
2: 量規定換気では気道抵抗が減少すると最高気道内圧は低下する。
3: 圧規定換気では肺コンプライアンスが減少すると最高気道内圧は上昇する。
4: 圧規定換気では気道抵抗が増加すると最高気道内圧は上昇する。
5: 圧規定換気では肺の病態が変化しても換気量は一定である。
PEEPの効果はどれか。
a: 分時換気量の増加
b: 肺内シャント率の減少
c: 気道閉塞の防止
d: 肺コンプライアンスの上昇
e: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の低下
自発呼吸について正しいのはどれか。
a: 胸腔内圧は吸気時陰圧である。
b: 気道内圧は吸気時陰圧である。
c: 換気は横隔膜の収縮作用による。
d: 吸気相で肋間筋は弛緩する。
e: 換気量は動脈血酸素分圧(PaO2)で決まる。
人工呼吸器からのウィーニングの際に用いられる換気様式はどれか。
a: IMV(間欠的強制換気)
b: 従圧式人工呼吸
c: 従量式人工呼吸
d: CPPV(持続陽圧換気)
e: PSV(圧支持換気)
在宅での非侵襲的陽圧換気(NPPV)について正しいのはどれか。
a: 気管切開孔に接続して用いる。
b: 喀痰量が多くても用いることができる。
c: 対象疾患として慢性閉塞性肺疾患(COPD)が最も多い。
d: 重度の睡眠時無呼吸症候群では用いられる。
e: 1 万例以上の症例において用いられている。
安静時の自発呼吸について正しいのはどれか。
a: 呼気時肺内圧は陽圧または平圧である。
b: 呼気時胸腔内圧は陰圧である。
c: 吸気時肺内圧は陽圧である。
d: 吸気時横隔膜は上方に移動する。
e: 吸気時胸腔内圧は陽圧である。
ハイフロー療法について正しいのはどれか。
a: 吸入気の加温加湿に人工鼻を使用できる。
b: 最大 20 L/分の流量を供給できる。
c: 吸入気酸素濃度は 21?100 % の任意の値を設定できる。
d: 解剖学的死腔のガスを洗い流す効果がある。
e: PEEP 効果が期待できる。
成人患者に対して人工呼吸器の装着を行う。初期設定条件として正しいのはどれか。
a: 1回換気量を5lとする。
b: 吸気相と呼気相との時間比(I:E)を1:5とする。
c: 換気回数を12回/分とする。
d: 吸入酸素濃度を100%とする。
e: 呼気終末陽圧(PEEP)を10cmH2Oとする。
人工呼吸の初期設定で正しい組合せはどれか。
a: I/E ― 1:2
b: 一回換気量 ― 20ml/kg
c: 回路内上限圧 ― 20cmH2O
d: PEEP ― 3~5cmH2O
e: フロートリガ感度 ― 2~3L/min
人工呼吸器について誤っているのはどれか。
1: 呼気相の回路内圧は陽圧である。
2: NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)では気管挿管は不要である。
3: CPAPは自発呼吸のある患者では使用できない。
4: 気管挿管時は加温加湿が必要である。
5: コンプレッサ内蔵の機種でも酸素の供給が必要である。
プレッシャーサポート換気(PSV)について正しいのはどれか。
a: 呼気への移行は患者が決める。
b: 1回換気量は一定に維持される。
c: 中枢性低換気でも安全に使用できる。
d: ウィーニングの手段としても利用される。
e: 呼吸仕事量を軽減する。
量規定換気(VCV)方式の特徴で圧規定換気(PCV)方式と比較して誤って いるのはどれか。
a: 不均等換気が少ない。
b: 換気量の変更が容易である。
c: 圧外傷の危険性が高い。
d: 最高気道内圧が変動する。
e: 気道内圧は吸気早期に設定吸気圧に達する。
1: 気道内陽圧換気法が主流である。
2: 呼気弁は吸気時に閉じる。
3: 呼気は胸郭の弾性収縮力で行われる。
4: 加温加湿器は吸気ガスを加温加湿する。
5: 胸腔内圧のモニタが装備されている。
呼吸調節について正しいのはどれか。
a: 動脈血酸素分圧(PaO2)の低下は頚動脈洞で感知される。
b: 動脈血pHの低下は換気量を減少させる。
c: 延髄の化学受容器は動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)に反応しない。
d: 肺への迷走神経知覚枝を切断すると吸息が延長する。
e: 心拍出量の減少は呼吸数を増加させる。
人工呼吸管理で不均等換気是正のためにとられる処置はどれか。(人工呼吸療法)
a: 換気回数を増やす。
b: 吸入気酸素濃度を上げる。
c: EIPを設定する。
d: プレッシャーコントロールベンチレーション(PCV)とする。
e: 機械的死腔を負荷する。
人工呼吸管理について誤っているのはどれか。
1: 肺疾患がない術後患者の呼吸管理は従圧式でもよい。
2: 自発呼吸のある患者にはPSVがよい。
3: 小児にはPCVがよい。
4: ARDSにはPEEPを付加する。
5: ウィーニングには従量式が必須である。
人工呼吸の初期設定で正しい組み合わせはどれか。(人工呼吸療法)
a: 1回換気量 20ml/kg
b: 吸気相:呼気相比(I:E比) 1:2
c: PEEP 3~5cmH2O
d: トリガー感度 -1~-2cmH2O
e: 最高気道内圧 50cmH2O
人工呼吸管理において動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が上昇するのはどれか。
a: 呼吸回路の機械的死腔量の増加
b: PEEPを4cmH2Oから7cmH2Oに上昇
c: 吸気中酸素濃度の増加
d: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:1に変更
e: 分時換気量の減少
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