第8回国試午後81問の類似問題

国試第7回午後:第74問

誤っているのはどれか。

1: 生体内に皮膚を通して伝達される物理的エネルギーの密度が100mW/cm2以上になると不可逆的障害を引き起こす。

2: 神経・筋細胞を興奮させる低周波電流密度は約1mA/cm2以上である。

3: 電撃で人体に最も危険な周波数帯域は50~100Hzである。

4: 高周波電磁波は10W/cm2以上になって初めて熱傷を引き起こす。

5: 超音波によるキャビテーション(空洞化現象)は10W/cm2で起こる。

国試第5回午前:第85問

MRI(核磁気共鳴法)について正しいのはどれか。

a: 原子核の磁性を利用した計測法である。

b: 組織中の水素原子の密度を測ることができる。

c: 空間分解能がエックス線CTより一桁高い。

d: 測定時間が短いので実時間の測定に適している。

e: 代謝機能の測定に利用する方法もある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午後:第83問

正しいのはどれか。

1: 健常成人の産熱量は5~15Wである。

2: 表在性癌の温熱治療に2.5GHzの電磁波が用いられる。

3: 頭皮上で計測できる脳磁界は10-6~10-7Tである。

4: 腎腫瘍を30MHzの超音波装置で描出できる。

5: ヒトの主な脳波成分は100~200Hzに含まれる。

国試第9回午前:第61問

核磁気共鳴映像法について正しいのはどれか。

a: 得られる画像は組織の炭素含有量に基づいている。

b: 化学シフトとは強カな直流磁場によって生じる化学組成の変化である。

c: 代謝活動の計測にも用いられる。

d: 超伝導コイルを利用すると一般に強い直流磁場が得られる。

e: 電子のスピンを利用した計測法である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第40回午前:第45問

超電導MRIの静磁場の磁束密度は地磁気(約50μT)のおよそ何倍か。

1: 10

2: 103

3: 105

4: 107

5: 109

国試第32回午前:第40問

電撃に対する人体の反応について正しいのはどれか。

1: 体表から受ける電撃をミクロショックという。

2: 直接心臓に0.01mAの商用交流が流れると心室細動を誘発する。

3: 直流電流は交流電流に比べて生体組織に化学的変化を起こしやすい。

4: 商用交流の離脱限界電流値は最小感知電流値の5倍程度である。

5: 最小感知電流閾値は50~60Hzを超えると周波数に比例して上昇する。

国試第33回午後:第30問

核磁気共鳴画像法について正しいのはどれか。

a: 放射線被曝はない。

b: 磁力線の透過性を画像化している。

c: 臓器の画像再構成は一断面に限られる。

d: 空間分解能は 5 mm 程度である。

e: 撮影手法として T2 強調がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第78問

正しいのはどれか。

1: 1W/cm2の超音波の照射で血中に気泡が発生する。

2: 1Tの静磁場では心室細動が起こる。

3: 10mW/cm2のCO2レーザを胸部に照射すると呼吸が停止する。

4: 45°Cで皮膚表面を3時間加温すると熱傷が起こる。

5: 1.5N/m2の圧縮荷重で健常人の大腿骨が骨折する。