電気メスについて正しいのはどれか。
a: 対極板の接触面積は10cm前後である。
b: ゲルパッド型は静電結合である。
c: 導電結合型対極板は、静電結合型よりも接触インピーダンスが高い。
d: 高周波漏れ電流の測定には200Ωの無誘導抵抗を使用する。
e: アクティブ電極と生体接触部のインピーダンスは400Ω前後である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
電気メスで正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 数10~数100MHzの高周波電流が用いられる。
b: 標準的な負荷抵抗は5~50kΩである。
c: 切開にはバースト波が用いられる。
d: 対極板は高周波インピーダンスの低いものが望ましい。
e: 高周波漏れ電流は150 mA 以内である。
フローティング型の電気メスについて正しいのはどれか。
a: 高周波分流の対策を目的としている。
b: 装置本体のアースをとる必要がある。
c: 対極板を用いる必要がない。
d: 心電図に雑音が入らない。
e: 他の電気メスに比べて切開能が低い。
a: 10cm2の対極板を使用すれば500Wの出力まで許容できる。
b: 一人の患者に同時に2台使用することもできる。
c: 高周波電流の周波数は0.3~5.0MHzである。
d: バースト波とは連続した正弦波である。
e: バイポーラ方式はモノポーラ方式より切開に適している。
a: 利用しているのはグロー放電である。
b: 凝固の出力波形は連続正弦波である。
c: 切開時の搬送波は10kHzである。
d: 高周波非接地形は対極板回路を接地より絶縁している。
e: モノポーラ出力使用時には対極板が必要である。
a: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する。
b: 切開には連続波を使用する。
c: 高酸素環境下ではバイポーラ方式を使用する。
d: 対極板はできるだけ血流の少ない部位に装着する。
e: 負荷抵抗は20kΩで設計されている。
電気メスの熱傷防止対策として不適当なのはどれか。
1: 患者の背部にたまった薬液を拭き取る。
2: 対極板を筋肉質の部分に貼る。
3: 心電図モニタ用の電極はできるだけ小さい電極を使う。
4: 体位変換時に対極板部を点検する。
5: フローティング形電気メスを使う。
1: 約100Hzの交流電流が生体に流れる。
2: バースト波は切開に用いる。
3: 凝固時の最大出力は約10kWである。
4: グロー放電を利用している。
5: ジュール熱を利用している。
電気メス使用時に熱傷事故が起こり点検の依頼があった。安全管理を担当するものがまず行うべき処置はどれか。
a: 対極板の種類、サイズ、装着方法などを調べる。
b: 漏れ電流を測定する。
c: 対極板のコードを交換する。
d: 製造業者に連絡する。
e: 同時に使用いていたME機器を点検する。
1: 負荷抵抗を5kΩとして設計する。
2: 2450MHzの周波数を使用する。
3: 切開はメス先からのアーク放電を利用する。
4: 神経・筋刺激低減のために出力回路にコイルを挿入している。
5: スプレー凝固では高周波電流を連続的に流す。
電気メスの対極板に求められる条件として誤っているのはどれか。
1: 皮膚刺激性が低い。
2: 導電材が乾燥しにくい。
3: 柔軟性を有する。
4: 粘着度が高い。
5: 高周波インピーダンスが大きい。
電気メスについて誤っているのはどれか。
1: フローティング型でも分流熱傷は発生しうる。
2: バイポーラ電極を用いるとモニタ障害が避けられる。
3: 一人の患者に複数台の電気メスを使用できる。
4: ジュール熱を利用している。
5: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する可能性がある。
電気メスのモノポーラ型メス先電極について正しいのはどれか。
1: 温度検知機能がある。
2: 非通電時でも皮膚切開ができる。
3: メス先よりアーク放電が生じる。
4: バースト波出力を用いることができない。
5: メス先の炭化物は接触インピーダンスを小さくする。
電気メスの熱傷事故の原因として考えられないのはどれか。
1: 対極板コードが断線している。
2: 対極板面積が小さい。
3: 対極板コードが短い。
4: 患者の背部に水分がたまっている。
5: 患者の手が周囲の金属部に接している。
a: 切開の原理はジュール・トンプソン効果である。
b: 切開には連続正弦波の高周波電流が用いられる。
c: 凝固にはバースト波が用いられる。
d: 患者にマクロショックを起こす危険性はない。
e: 植込みペースメーカ使用の患者にはミクロショックを起こす危険性はない。
電気メスによる熱傷の原因として考えられないのはどれか。
1: 手術中の体位変換による対極板の位置のずれ
2: メス先電極コードが身体の下敷きとなるような配置
3: 血行状態が良い身体部位への対極板装着
4: 接地された手術台金属部分と身体部分の接触
5: 身体の部分同士がわずかな面積で接触するような体位
電気メスの対極板の電極部分が2つに分かれている理由はどれか。
1: .高周波分流をモニタする。
2: 対極板の接触不良をモニタする。
3: 患者回路の連続性をモニタする。
4: 対極板コードの断線をモニタする。
5: 対極板コードコネクタの接続不良をモニタする。
1: 出力周波数は10kHz程度である。
2: 最大出力電力は切開で200~400Wである。
3: 最大出力電力は凝固で100~200Wである。
4: 出力電流は数100mA~数A程度である。
5: 凝固モードでのピーク電圧は約3000Vである。
電気メス使用時の注意事項として誤っているのはどれか。
1: 対極板コードの断線
2: 電気ショック
3: 雑音障害
4: 爆発事故
5: 気道閉塞
電気メスの高周波分流の原因として誤っているのはどれか。
1: 対極板回路の高周波抵抗の増大
2: 患者の対地高周波抵抗の増大
3: 対極板と患者の接触不良
4: 患者と手術台の金属部との接触
5: 手術台マットの吸湿
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