第38回午後第72問の類似問題

第50回午後:第98問

家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り返し訴えるのはどれか。  

1: 解離性障害

2: 強迫性障害

3: 社交(社会)不安障害

4: 全般性不安障害

5: 広場恐怖

第48回午前:第43問

統合失調症の回復期後期に行う作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 休息援助

2: 対人交流

3: 衝動発散

4: 欲求充足

5: 鎮静と賦活

第46回午後:第40問

摂食障害患者の特徴でないのはどれか。  

1: 失感情症

2: 肥満恐怖

3: 強迫的行動

4: 認知の歪み

5: 高い自己評価

第53回午前:第99問

「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」と訴える患者の症状はどれか。  

1: 恐怖症

2: 拒絶症

3: 離人症状

4: 心気症状

5: 感情鈍麻

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、患者が「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」と訴える症状について尋ねています。この症状は離人症状に該当します。
  • 恐怖症は神経症性障害の一種で、通常は危険ではない状況や対象に対して不安が誘発され、それらを回避しようとする症状です。この症状は、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 拒絶症は緊張型統合失調症の症状の一つで、他人の命令や期待を態度や行動で拒否するものです。この症状も、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 離人症状は、うつ病や恐怖性不安障害、強迫性障害などで見られる症状で、自分の外の世界や自分自身に対する実感が薄れてしまい、自分が自分でないような感覚が生じるものです。この症状が「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」という訴えに該当します。
  • 心気症状は神経症性障害の一種で、身体的異常がないのに頭痛やめまいなどを感じ、病気ではないかと気を病むものです。この症状は、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 感情鈍麻は慢性期の統合失調症患者などに見られる症状で、普通であれば感情反応を引き起こすような刺激があるにも関わらず、感情が起こらない状態です。この症状も、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午後:第93問

筋弛緩作用の強い薬物はどれか。  

1: 抗痴呆薬

2: 抗うつ薬

3: 抗不安薬

4: 抗精神病薬

5: 抗てんかん薬

第52回午後:第42問

認知症のBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。  

1: 失語

2: 失認

3: 徘徊

4: 記憶障害

5: 判断力低下

第35回午前:第80問

精神科作業療法の適応にならないのはどれか。  

1: せん妄状態の患者

2: 攻撃的な患者

3: 好褥的な精神分裂病(統合失調症)患者

4: 希死念慮のある抑うつ状態の患者

5: 不潔恐怖のある患者

第39回午後:第74問

統合失調症(精神分裂病)について誤っているのはどれか。  

1: 多くが30歳までに発症する。

2: 発病率は女性の方が高い。

3: 患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い。

4: 我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い。

5: 再発予防には薬物療法が必要である。

第37回午前:第72問

脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。  

1: 痴呆

2: 深部感覚障害

3: 夜間せん妄

4: 視空間失認

5: 失語症

第49回午前:第99問

神経症性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 全般性不安障害では疾病利得がみられる。

2: 強迫行為では不合理と思いながらも繰り返し手を洗う。

3: 離人症では自分がとても重い病気ではないかと心配する。

4: 社交恐怖では自分が見捨てられるのではないかと心配する。

5: 予期不安ではパニック発作がまた起きるのではないかと心配する。

第42回午前:第83問

小脳症状として適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: ジスメトリー

2: 折りたたみナイフ現象

3: 深部感覚障害

4: 病的反射陽性

5: 筋緊張低下

第43回午前:第78問

疾患と治療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 認知症 - 催眠療法

2: 人格障害 - 森田療法

3: 統合失調症 - 回想法

4: 気分障害 - 認知行動療法

5: 発達障害 - 自律訓練法

第53回午後:第20問

30歳の男性。統合失調症。3週前に工場で働き始めた。外来作業療法ではパソコンを使用した認知リハビリテーションを継続している。ある時、同じ作業療法に参加する2人の患者から同時に用事を頼まれ、混乱した様子で相談に来た。この患者の職場における行動で最もみられる可能性があるのはどれか。  

1: 挨拶ができない。

2: 心気的な訴えが多い。

3: 体力がなく疲れやすい。

4: すぐに仕事に飽きてしまう。

5: 仕事の段取りがつけられない。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、統合失調症の患者が職場で最もみられる可能性がある問題行動を考える必要があります。患者が2人から同時に用事を頼まれて混乱していることから、仕事の段取りがつけられないことが最も可能性が高いと考えられます。
  • 挨拶ができないという問題は、遂行機能との直接的関連はなく、この患者の職場でみられる問題行動としては考えにくいです。
  • 心気的な訴えが多いという問題は、問題文に記載がないため、この患者の職場での問題行動としては可能性が低いです。
  • 体力がなく疲れやすいという問題は、患者が工場勤務に加えて外来作業療法にも通院できていることから、体力の低下が生じているとは考えにくいです。
  • すぐに仕事に飽きてしまうという問題は、患者が少なくとも3週間は工場勤務ができていることから、最もみられる可能性のある職場での問題行動とは考えにくいです。
  • 仕事の段取りがつけられないという問題は、患者が2人から同時に用事を頼まれて混乱していることから、複数の課題に優先順位をつけ、自分の能力に合わせて仕事を処理することが困難な傾向があると考えられるため、最も可能性が高いと判断できます。
  • 科目:統合失調症
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第35回午前:第74問

失調症患者の症候とその原因との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.企図振戦-固有感覚性イ.Romberg徴候-固有感覚性ウ.ジスメトリー-小脳性エ.羅針盤歩行-小脳性オ.変換運動障害-後索性  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第49回午前:第97問

統合失調症について正しいのはどれか。  

1: 男性が女性より3倍多い。

2: 緊張型では昏迷がみられる。

3: 病前性格は循環気質が多い。

4: 死亡率は健常者と同じである。

5: 妄想型は破瓜型より発症年齢が低い。

第35回午前:第93問

強迫神経症患者の作業療法で確認行為がみられたとき、作業療法士の対応で適切なのはどれか。  

1: 作業種目を変更する。

2: 作業を中断させる。

3: その日の作業療法を中止する。

4: 行為をやめるように話す。

5: 行為を静観する。

第44回午後:第78問

コンパートメント症候群の症状で頻度が低いのはどれか。  

1: 疼 痛

2: 発 赤

3: 腫 脹

4: 運動麻痺

5: 脈拍触知不能

第54回午前:第43問

統合失調症患者。会話の内容がずれ、自分の考えに偏った一方的な発言ばかりで、相手の立場になって考えることができない。障害が疑われるのはどれか。  

1: 遂行機能

2: 行動制御

3: 社会的認知

4: 注意の選択性

5: プライミング

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、統合失調症患者の症状からどの障害が疑われるかを問うています。選択肢の中で社会的認知が他者の意図や性質を理解する能力を含む精神活動であり、統合失調症患者で障害されやすいため、正解は3となります。
  • 遂行機能は、計画を立てたり、それを実行したり、修正したりという複雑な過程を含む機能で、注意や記憶、言語、行為などを統合させて前頭葉を中心に働かせる機能です。しかし、この患者の症状は遂行機能の障害とは関係がありません。
  • 行動制御は、ある目標のために自己の行動を制御する機能です。この患者の症状は行動制御の障害とは直接関係がないため、正解ではありません。
  • 社会的認知は、他者の意図や性質を理解する人間としての能力を含む、対人関係の基礎となる精神活動であり、統合失調症患者で障害されやすい。この患者は、相手の立場になって考えられず、自分の考えに偏った一方的な発言をしていることから、社会的認知の障害が疑われるため、正解は3です。
  • 注意の選択性は、複数の刺激の中からターゲットのみを選択する能力です。この患者の症状は注意の選択性の障害とは関係がないため、正解ではありません。
  • プライミングは、先行した学習や記憶課題が後続の別の学習や記憶課題の成績に無意識的に影響を与えることです。この患者の症状はプライミングの障害とは関係がないため、正解ではありません。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午前:第99問

ナルコレプシーに認められない症状はどれか。  

1: 睡眠発作

2: 睡眠麻痺

3: 入眠時幻覚

4: けいれん発作

5: 情動脱力発作

  • 答え:4
  • 解説:ナルコレプシーの主な症状は、睡眠発作、情動脱力発作、睡眠麻痺、入眠時幻覚です。これらの症状以外のものはナルコレプシーには認められません。
  • 睡眠発作は、制御できない突然の眠気であり、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 睡眠麻痺は、入眠前後や起床直後に体を動かせなくなる状態で、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 入眠時幻覚は、入眠時に幻覚を見る症状で、ナルコレプシー患者の約3分の1にみられます。これもナルコレプシーの症状の1つです。
  • けいれん発作は、ナルコレプシーには認められない症状であり、この問題の正解です。
  • 情動脱力発作は、突発的な感情により意識消失を伴わない突然の筋力低下が起こる症状で、ナルコレプシーの症状の1つです。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午前:第82問

亜昏迷状態にある精神分裂病(統合失調症)患者の作業療法の導入で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.病室まで行き声をかける。イ.作業療法場面を見学させる。ウ.共同作業へ参加させる。エ.作業内容を決めさせる。オ.作業時間を決めさせる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ