第38回午後第64問の類似問題

第51回午後:第88問

右後下小脳動脈の閉塞で発症した脳梗塞でみられないのはどれか。  

1: 右片麻痺

2: 右眼瞼下垂

3: 右小脳性運動失調

4: 右顔面温痛覚障害

5: 左上下肢温痛覚障害

第50回午後:第84問

出血部位と出現しやすい症候の組合せで正しいのはどれか。  

1: 被殻 - 作話

2: 皮質下 - 複視

3: 視床 - 注意障害

4: 小脳 - 反響言語

5: 橋 - 半側空間無視

第52回午前:第57問

脳血管とその還流域の組合せで正しいのはどれか。  

1: 前大脳動脈――――黒質

2: 中大脳動脈――――海馬

3: 後大脳動脈――――視床

4: 脳底動脈―――――Broca野

5: 椎骨動脈―――――中心前回

第41回午前:第6問

脳出血時の頭部CT(別冊No. 1)を別に示す。誤っているのはどれか。 

41_0_6

1: くも膜下出血

2: 尾状核出血

3: 小脳出血

4: 脳幹出血

5: 被殻出血

第35回午前:第44問

脳卒中の早期理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 上下肢の他動運動は発症当日から可能である。

2: 意識障害がなければ徐々に頭部挙上訓練を行う。

3: 収縮期血圧は100 mmHgを超えないようにする。

4: 脈拍は100/分以下に保つようにする。

5: 悪心などの自覚症状の出現で直ちに中止する。

第56回午後:第33問

脳血管障害の片麻痺について正しいのはどれか。  

1: 四肢の遠位部と比べて四肢の近位部の回復が遅れることが多い。

2: 上肢の麻痺と比べて下肢の麻痺の回復が遅れることが多い。

3: 上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。

4: 共同運動が出現した後に連合反応が出現する。

5: 発症直後は筋緊張が高まることが多い。

第54回午後:第60問

頸動脈洞反射で正しいのはどれか。  

1: 血圧が上昇する。

2: 心拍数が増加する。

3: 求心路は舌下神経を介する。

4: 遠心路は迷走神経を介する。

5: 血中酸素濃度の上昇によって生じる。

  • 答え:4
  • 解説:頸動脈洞反射は、血圧の変化を感知し、交感神経・副交感神経を介して血圧を元のレベルに戻す反射である。求心路は舌咽神経を介し、遠心路は迷走神経を介する。
  • 選択肢1は間違いです。頸動脈洞反射により血圧は低下する。呼吸抑制も生じる。
  • 選択肢2は間違いです。頸動脈洞反射により心拍数は減少する。
  • 選択肢3は間違いです。求心路は舌咽神経を介する。
  • 選択肢4は正しいです。遠心路は迷走神経を介する。頸動脈洞の感受性が亢進すると、迷走神経の過剰な反射により、頸動脈洞失神を起こす。
  • 選択肢5は間違いです。頸動脈洞反射は、頸動脈洞に存在する動脈圧受容器が血圧の変化を感知することで生じる。一方、頸動脈小体は、血液の酸素分圧の低下を感受する。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午後:第33問

脳卒中発症後2週間以内に生じにくい合併症はどれか。  

1: 意識障害

2: 消化管出血

3: 肩手症候群

4: 摂食嚥下障害

5: 深部静脈血栓症

第40回午後:第71問

脳血栓と比較して脳出血に特徴的なのはどれか。  

1: 活動時に発症しやすい。

2: 症状の進行が緩徐である。

3: 高齢者に多い。

4: TIAを前駆症候とする。

5: 意識障害は軽いことが多い。

第37回午後:第77問

脳血管性痴呆にみられないのはどれか。  

1: 夜間せん妄

2: けいれん発作

3: 運動障害

4: まだら痴呆

5: 思考制止

第41回午前:第12問

脳出血時の頭部CTを示す。誤っているのはどれか。 

41_0_12

1: くも膜下出血

2: 尾状核出血

3: 小脳出血

4: 脳幹出血

5: 被殻出血

第53回午後:第6問

脳出血後の頭部CTを示す。最も生じやすい症状はどれか。 

53_1_6

1: 系列的な動作が順番通りにできない。

2: 脳出血発症前のことが思い出せない。

3: 左からの刺激に反応しない。

4: 左手の感覚が脱失する。

5: 人の顔が区別できない。

第47回午後:第41問

左中大脳動脈閉塞で生じやすい高次脳機能障害はどれか。  

1: 自然にバイバイと手を振ることはできるが、指示されるとできない。

2: 着る手順を説明できるが、誤った着方をする。

3: 重度の運動麻痺があるのに、歩けると主張する、

4: 視界の左半分にある物を見落とす。

5: 色紙の色分けができない。

第43回午前:第63問

脳血管障害に伴いやすい症状と治療の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 痙縮 - リラクセーション

2: 肩手症候群 - 星状神経節ブロック

3: 肩関節亜脱臼 - アームスリングの装着

4: 反張膝 - 下腿三頭筋の筋力増強

5: 尖足拘縮 - アキレス腱延長術

第49回午前:第62問

頸動脈洞反射で正しいのはどれか。  

1: 頻脈になる。

2: 血圧が上昇する。

3: 化学的刺激によって生じる。

4: 求心路は舌下神経を介する。

5: 遠心路は迷走神経を介する。

第57回午後:第78問

下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器はどれか。  

1: 脳

2: 肺

3: 肝 臓

4: 心 臓

5: 腎 臓

  • 答え:2
  • 解説:下肢の深部静脈血栓症は、血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが最も多い。そのため、肺が最も塞栓を起こす臓器である。
  • 脳は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が脳に達することは稀である。
  • 肺は下肢の深部静脈血栓症による塞栓が最も多い臓器である。血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが多いため、正解である。
  • 肝臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が肝臓に達することは稀である。
  • 心臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が心臓に達することは稀であり、通過する部分が広いため詰まることが少ない。
  • 腎臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が腎臓に達することは稀である。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第46問

小脳出血の急性期に作業療法の導入が困難となる症状はどれか。  

1: 回転性めまい

2: 嚥下障害

3: 構音障害

4: 測定障害

5: 企図振戦

第34回午前:第1問

60歳の男性。左中大脳動脈梗塞による右片麻痺。発症後5日経過。ブルンストローム法ステージは上肢II、手指I、下肢II。意識はJCS(Japan Coma Scale)で10。高次脳機能障害はない。初回の座位訓練を行う上で適切でないのはどれか。  

1: ベッド上端座位でバランス訓練を行う。

2: 脈拍が120/分以上であれば中止する。

3: 収縮期血圧が開始前より40 mmHg上昇すれば中止する。

4: 表情の変化を観察する。

5: 欠伸が頻発したときは血圧の低下を疑う。

第46回午後:第87問

Wallenberg症候群を起こす病態で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 橋出血

2: ラクナ梗塞

3: 脳動静脈奇形

4: 脳底動脈解離

5: 内頸動脈閉塞症

第42回午前:第86問

脊髄小脳変性症の症状と対処との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 嚥下障害-とろみ調整食品

2: 起立性低血圧-弾性包帯

3: 脊髄後索障害-視覚代償

4: 四肢失調症-PNF

5: 睡眠時無呼吸症候群-口すぼめ呼吸