第38回午前第91問の類似問題

第50回午前:第73問

足部の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 第三腓骨筋は内がえしに作用する。

2: 長母指伸筋は外がえしに作用する。

3: 長腓骨筋は横アーチの維持に作用する。

4: 長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する。

5: 後脛骨筋は外側縦アーチの維持に作用する。

第46回午後:第6問

健常者が図に示す姿勢からゆっくりと立ち上がる過程で正しいのはどれか。 

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1: 初期の股関節屈曲運動に伴い、体重心は前上方へ移動する。

2: 殿部離床直後、股関節は最大屈曲位となる。

3: 殿部離床直後、体重心の床への投影点は支持基底面の外にある。

4: 殿部離床後、膝関節はいったん屈曲する。

5: 殿部離床後、足関節は単調に背屈する。

第40回午後:第69問

誤っている組合せはどれか。  

1: 鶏状歩行-多発筋炎

2: 小刻み歩行-多発性脳梗塞

3: 失調性歩行-脊髄小脳変性症

4: すくみ足歩行-パーキンソン病

5: 動揺性歩行-デュシェンヌ型筋ジストロフィー

第50回午後:第14問

70歳の男性。身長180 cm、体重90 kg。脳梗塞のため麻痺肢に内反尖足がみられる。10 mであれば独歩可能であるが、軽度の分回し歩行となる。意識してゆっくりと歩けば分回しを軽減することは可能であるが、遊脚相の股関節屈曲は増加し立脚中期に膝過伸展がみられる。2動作前型で屋外歩行の自立を目標に理学療法を進めている。この患者に適切なのはどれか。  

1: 装具は不要

2: 軟性足装具

3: プラスチック短下肢装具(ショートタイプ、継手なし)

4: プラスチック短下肢装具(つま先までの標準型、継手なし)

5: 金属支柱付短下肢装具

第47回午後:第6問

右下肢筋の伸張運動を行う際に、運動方法と伸張される筋の組合せで正しいのはどれか。  

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第47回午後:第31問

小脳失調患者の上肢の協調性向上を目的とした方法で正しいのはどれか。  

1: 上肢遠位部に弾性緊迫帯を巻く。

2: 上肢遠位部に重錘を負荷する。

3: 筋にタッピング刺激を与える。

4: 筋に寒冷刺激を与える。

5: 筋の他動伸張を行う。

第57回午前:第72問

膝関節屈曲運動の制限に関与するのはどれか。  

1: 斜膝窩靱帯の緊張

2: 前十字靱帯の緊張

3: 大腿後面と下腿後面の接触

4: 大腿骨の転がり運動の出現

5: 内側側副靱帯の緊張

  • 答え:3
  • 解説:膝関節屈曲運動の制限に関与するのは大腿後面と下腿後面の接触である。これは筋腹の接触により運動が制限されるためである。
  • 斜膝窩靱帯の緊張は、膝関節伸展と外旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
  • 前十字靱帯の緊張は、膝関節伸展と内旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
  • 大腿後面と下腿後面の接触は、膝関節屈曲運動の制限に関与する。これは筋腹の接触により運動が制限されるためである。
  • 膝関節完全伸展位から屈曲初期時に大腿骨の転がり運動が出現するが、これは正常な動きであり制限に関与しない。
  • 内側側副靱帯の緊張は、膝関節伸展と内旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第23問

40歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から2年で、下肢には軽度の痙性麻痺が認められ、膝折れやつまずきなどの歩行障害が出現している。上肢は筋萎縮が著明で食事や衣服着脱は全介助。構音障害も出現している。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 呼吸訓練

2: 上肢のROM訓練

3: 上肢の抵抗運動訓練

4: 立位バランス訓練

5: 短下肢装具での歩行訓練

第47回午後:第24問

腹臥位で膝関節の屈曲を指示したところ、膝関節はわずかに屈曲し、同時に股関節は軽度内転した。代償運動を行っている筋はどれか。  

1: 腸腰筋

2: 薄筋

3: 縫工筋

4: 大腿四頭筋

5: 腓腹筋

第51回午前:第25問

脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 内反尖足の予防

2: 立位感覚の向上

3: 覚醒レベルの向上

4: 体幹筋筋力の維持

5: 膝関節伸展筋の痙縮抑制

第46回午前:第18問

姿勢保持練習とそれによって強化しようとしている筋で誤っているのはどれか。 

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1: 下腿三頭筋

2: ハムストリングス

3: 大腿四頭筋

4: 中殿筋

5: 腹直筋

第46回午前:第30問

多発筋炎で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋痛に対しては温熱療法を行う。

2: 急性期には車椅子自走で移動する。

3: 急性期治療時から下肢筋力増強訓練が推奨される。

4: 股関節部に疼痛が出現した時は大腿骨頭壊死の合併に注意する。

5: 慢性期の運動負荷量の決定には血清CKの推移が参考となる。

第36回午前:第42問

ブルンストローム法ステージIIIの異常歩行で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.踵-つま先接地イ.足内側接地ウ.立脚相の膝過伸展エ.分回しオ.遊脚相の股内旋  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第57回午前:第31問

右大腿骨頭すべり症によりDrehmann〈ドレーマン〉徴候陽性の場合、背臥位で右下肢を他動的に屈曲したときに生ずる関節運動で正しいのはどれか。  

1: 左股関節が屈曲・外旋する。

2: 左股関節が内転・外旋する。

3: 右股関節が外転・外旋する。

4: 右股関節が外転・内旋する。

5: 右股関節が内転・内旋する。

第39回午後:第45問

正しいのはどれか。  

1: 椅子からの立ち上がり開始時に足関節は背屈する。

2: 椅子からの立ち上がり開始時に骨盤は後傾する。

3: 椅子からの立ち上がり離殿時に膝は屈曲する。

4: 立位時の重心線は膝蓋骨前面を通る。

5: 立位時の腹筋活動は腰椎前弯を増大する。

第47回午後:第21問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動と基本軸の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肩甲帯挙上 ― 肩峰を通る床への垂直線

2: 肩側方挙上 ― 両側の肩峰を結ぶ線

3: 肩水平伸展 ― 肘を通る前額面への垂直線

4: 肘屈曲 ― 肘を通る床への垂直線

5: 手掌屈 ― 橈 骨

第38回午前:第78問

スポーツ傷害と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 膝蓋軟骨軟化症-膝屈曲位での大腿四頭筋強化

2: ハムストリングス断裂予防-ストレッチング

3: 脛骨疲労骨折-PTB免荷装具

4: 野球肩-PNF

5: テニス肘-アイスマッサージ

第50回午前:第32問

大腿骨頸部骨折に対して後方アプローチにて人工骨頭置換術を施行した患者のADL指導で正しいのはどれか。  

1: 和式トイレで排泄する。

2: 割り座で足の爪を切る。

3: あぐら座位で靴下をはく。

4: 患側下肢から階段を昇る。

5: 椅子に座って床の物を拾う。

第42回午後:第67問

変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 中年期以降の肥満女性に好発する。

2: 頻度は変形性股関節症より低い。

3: 起立動作時よりも歩行時に痛みが強い。

4: 進行すると膝外反変形を生じやすい。

5: エックス線写真で関節裂隙の狭小化がみられる。

第56回午前:第41問

関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。  

1: 活動期では関節可動域運動は行わない。

2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。

3: 関節強直では関節可動域運動を行う。

4: 等尺性運動で筋力を維持する。

5: ムチランス変形では他動運動を行う。