第57回午前第42問の類似問題

第34回午前:第84問

妄想型精神分裂病(統合失調症)患者における作業療法の導入で適切でないのはどれか。 ア.妄想の内容について患者と話し合う。イ.短時間の集中でもできる作業を選択する。ウ.受容的な場を設定する。エ.集団所属感が得られる場を設定する。オ.妄想の軽減を目標に設定する。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第43回午前:第54問

国際生活機能分類(ICF)の活動制限に対するアプローチとして正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ミルウォーキー装具装着

2: 障害筋の筋力増強

3: 利き手交換

4: 関節可動域拡大

5: 車椅子の練習

第53回午後:第42問

「作業の手順が分からない」、「説明がよく分からない」と訴える統合失調症の患者の認知機能を精査する目的で検査を実施した。図版の一部を図に示す。このような図版が含まれるのはどれか。 

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1: WAB

2: BADS

3: MMSE

4: BACS-J

5: WAIS-Ⅲ

第55回午前:第22問

ICFの評価点とその内容の組合せで正しいのはどれか。  

1: 活動と参加の能力の評価点 ― 促進あるいは阻害する程度

2: 環境因子の第一評価点 ――― 個人の遂行能力

3: 身体構造の第一評価点 ――― 機能障害の程度や大きさ

4: 身体構造の第二評価点 ――― 各身体部位における変化の性質

5: 心身機能の第一評価点 ――― 構造障害の程度や大きさ

第49回午後:第43問

統合失調症で入院している急性期の患者に心理教育を行う場合に適切なのはどれか。  

1: 不安に関する話題は避ける。

2: 主に本人の病状から参加を判断する。

3: 治療により回復していくことを伝える。

4: 精神運動興奮が残存していても開始する。

5: 話がまとまらないときは発言を打ち切る。

第49回午後:第41問

認知症の症状とその作業特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 失行 ― 手順に固執する。

2: 失語 ― 聞いてないことを始める。

3: 失認 ― 作業対象を取り違える。

4: 見当識障害 ― 作業の指示に泣き出す。

5: 遂行機能障害 ― 他人の作品を持ち帰る。

第48回午後:第43問

統合失調症の回復期前期の患者に適切な活動はどれか。  

1: SST

2: 軽い運動

3: 趣味の開発

4: 作業所見学

5: 買い物訓練

第46回午後:第100問

統合失調症の急性期治療で最も重要なのはどれか。  

1: 薬物療法

2: 精神療法

3: 環境調整

4: 生活指導

5: 心理教育

第44回午前:第93問

境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。  

1: 作業への一貫した取り組み

2: 難易度の低い作品を要求

3: 治療者への依存

4: 集団への適応

5: 失敗時の洞察

第46回午前:第48問

うつ状態の作業療法における留意点で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 生活に関連する活動を行う。

2: 気分転換の方法を検討する。

3: 社会適応のための耐性を高める。

4: 病前に得意だったことを優先する。

5: 他者との競争を作業に取り入れる。

第55回午後:第50問

統合失調症の家族心理教育において適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 家族を精神疾患の原因ととらえる。

2: 精神分析理論に基づいて行われる。

3: 家族の対処能力が向上することを目指す。

4: 再発防止効果についての科学的根拠がある。

5: EE〈expressed emotion〉を高める指導を行う。

  • 答え:3 ・4
  • 解説:統合失調症の家族心理教育では、家族の対処能力を向上させることを目指し、再発防止効果についての科学的根拠がある。家族心理教育では、EE(expressed emotion)を低下させることを目指す。
  • 家族を精神疾患の原因と捉えるのは適切ではない。家族心理教育では、家族の対処能力を向上させることを目指す。
  • 精神分析理論に基づいて行われるのではなく、家族心理教育では、家族の対処能力を向上させることを目指す。
  • 家族の対処能力が向上することを目指すのは、統合失調症の家族心理教育において適切な方法である。
  • 再発防止効果についての科学的根拠があるのは、統合失調症の家族心理教育において適切な方法である。
  • EE(expressed emotion)を高める指導を行うのではなく、家族心理教育ではEEを低下させることを目指す。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午前:第85問

病状が安定している慢性期統合失調症患者が単身生活を始める場合に、優先して身に付けるべき技能はどれか。  

1: 就業のための技能

2: 服薬管理の技能

3: 調理の技能

4: 余暇を楽しむ技能

5: 近所付き合いの技能

第43回午前:第31問

統合失調症(回復期前期)の患者に対する作業療法導入時の面接場面で適切なのはどれか。  

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第43回午前:第84問

慢性期統合失調症患者に作業療法を導入する際の留意点で適切でないのはどれか。  

1: それまでの患者の生活パターンを保つ。

2: 複数の課題を提示する。

3: 何もしなくてもよいことを保障する。

4: 段階づけができる工程を準備する。

5: 完成品の見本を見せながら手順を話す。

第54回午後:第21問

ICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。  

1: 家族の態度

2: 住居の入手

3: 健康に注意すること

4: 交通機関や手段の利用

5: 保健サービス・制度・政策

  • 答え:1 ・5
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態や障害に関連する機能、活動、参加、および環境因子を分類するための国際的なフレームワークです。環境因子は、個人の生活機能に影響を与える外的要因を指します。第2レベルに分類される環境因子には、「家族の態度」や「保健サービス・制度・政策」などが含まれます。
  • 「家族の態度」は環境因子の第2レベルに分類される要素であり、家族が障害者に対してどのような態度を持っているかが、その人の生活機能に影響を与えることを示しています。これは正しい選択肢です。
  • 「住居の入手」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「健康に注意すること」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「交通機関や手段の利用」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「保健サービス・制度・政策」は環境因子の第2レベルに分類される要素であり、個人の生活機能に影響を与える保健サービスや制度、政策に関する情報を指します。これは正しい選択肢です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第87問

統合失調症患者が就労する意義で適切でないのはどれか。  

1: 生活リズムが規則的になる。

2: 社会的役割が獲得される。

3: 収入が得られる。

4: 服薬量を減らせる。

5: 自信が持てる。

第41回午前:第86問

慢性期統合失調症患者に作業療法を導入する際の留意点で適切でないのはどれか。  

1: 患者の生活パターンを保つ。

2: いくつかの課題を提示する。

3: 何もしなくてもよいことを保障する。

4: 段階づけができる工程を準備する。

5: 完成品を見本に手順を話す。

第52回午後:第49問

急性の幻覚妄想状態が軽減してから1週間が経過した統合失調症患者に対して行う高校復学を目標とした外来作業療法導入時の目的として適切なのはどれか。  

1: 余暇活動の促進

2: 社会参加の促進

3: 生活リズムの獲得

4: 対人スキルの向上

5: デイケアへの移行練習

第43回午前:第83問

回復期前期の統合失調症患者に対する作業療法の目的で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 楽しむ体験

2: 対人交流の促進

3: 社会参加のための情報収集

4: 身体感覚の回復

5: 就労支援

第42回午前:第82問

統合失調症入院患者に対する作業療法の導入時面接で優先して聴取すべきものはどれか。2つ選べ。  

1: 発病のきっかけ

2: 妄想の内容

3: 一日の過ごし方

4: 現在困っていること

5: 家族との関係