第56回午前第41問の類似問題

第41回午前:第87問

統合失調症患者が就労する意義で適切でないのはどれか。  

1: 生活リズムが規則的になる。

2: 社会的役割が獲得される。

3: 収入が得られる。

4: 服薬量を減らせる。

5: 自信が持てる。

第44回午前:第84問

統合失調症回復期前期の作業療法で優先して考慮するのはどれか。  

1: 社会性

2: 疲労度

3: 就労準備性

4: 対人依存性

5: 作品の完成度

第46回午前:第43問

入院後2週の統合失調症患者。作業療法の初期評価項目で優先度が低いのはどれか。  

1: 生活技能

2: 現実検討

3: 対人緊張

4: 薬物効果

5: 身体感覚

第54回午後:第42問

総合的な認知症の重症度を評価する尺度はどれか。  

1: NPI

2: CDR

3: HDS-R

4: BEHAVE-AD

5: PSMS〈Physical Self-Maintenance Scale〉

  • 答え:2
  • 解説:総合的な認知症の重症度を評価する尺度はCDR(Clinical Dementia Rating)である。CDRは認知症の進行度を評価するために使用され、6つの領域(記憶、方向感覚、判断力、問題解決能力、コミュニケーション、日常生活活動)を評価する。
  • NPI(Neuropsychiatric Inventory)は、認知症患者の神経精神症状を評価するための尺度であり、総合的な認知症の重症度を評価する尺度ではない。
  • CDR(Clinical Dementia Rating)は、総合的な認知症の重症度を評価する尺度である。6つの領域(記憶、方向感覚、判断力、問題解決能力、コミュニケーション、日常生活活動)を評価し、認知症の進行度を判断する。
  • HDS-R(Hasegawa Dementia Scale-Revised)は、認知症の診断や進行度を評価するための尺度であるが、総合的な認知症の重症度を評価する尺度ではない。主に日本で使用される。
  • BEHAVE-AD(Behavioral Pathology in Alzheimer's Disease Rating Scale)は、アルツハイマー型認知症における行動・心理症状(BPSD)を評価する尺度であり、総合的な認知症の重症度を評価する尺度ではない。
  • PSMS(Physical Self-Maintenance Scale)は、高齢者の日常生活における活動性評価に用いられる尺度であり、総合的な認知症の重症度を評価する尺度ではない。排泄、食事、着替え、身繕い、移動能力、入浴の基本的ADL6項目について、各5段階で評価する。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午前:第46問

統合失調症の亜急性期と回復期とに共通する作業療法の目的はどれか。  

1: 役割行動

2: 欲求の充足

3: 自信の回復

4: 達成感の獲得

5: 生活リズムの回復

第49回午前:第39問

評価基準の一部を表に示す。表に示した精神障害者対象の評価尺度はどれか。 

49_0_39

1: GAF(機能の全体的評定尺度)

2: COPM(カナダ作業遂行測定)

3: LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)

4: Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)

5: SF-36(the MOS 36-item short-form health survey)

第49回午後:第96問

統合失調症の予後について正しいのはどれか。  

1: 男性の方が良い。

2: 若年発症の方が良い。

3: 陰性症状が優位な方が良い。

4: 緩徐に発症したものの方が良い。

5: 発症から治療開始までの期間が短い方が良い。

第50回午後:第39問

評価基準の一部を図に示す。評価法はどれか。 

50_1_39

1: SMSF(inventory scale for mood and sense of fatigue)

2: 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)

3: BACS-J(統合失調症認知機能簡易評価尺度日本語版)

4: Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)

5: LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)

第45回午後:第49問

精神障害者の社会機能を検査する評価法で正しいのはどれか。  

1: 1. BPRS

2: 2. GATB

3: 3. LASMI

4: 4. MMPI

5: 5. WAIS-Ⅲ

第42回午前:第84問

統合失調症患者の退院を目的とした作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 生活のリズムを整える。

2: 体力を向上させる。

3: 症状の自己管理能力を向上させる。

4: 依存欲求を満たす。

5: 家族調整を行う。

第45回午後:第96問

統合失調症で予後良好に関連する因子はどれか。  

1: 陰性症状

2: 急性の発症

3: 早い発症年齢

4: 神経学的症状

5: 統合失調症の家族歴

第56回午後:第44問

統合失調症について正しいのはどれか。  

1: 症状寛解後は薬物治療を中止する。

2: 家族心理教育を行うことで再発率が低下する。

3: 精神病未治療期間の長短は予後と無関係である。

4: 服薬自己管理の練習は急性増悪期から開始する。

5: 障害者試行雇用〈トライアル雇用〉の対象にはならない。

  • 答え:2
  • 解説:統合失調症は、継続的な治療が必要な精神疾患であり、家族心理教育を行うことで再発率が低下することが知られています。また、精神病未治療期間や服薬自己管理の練習のタイミング、障害者試行雇用の対象についても理解が必要です。
  • 選択肢1は間違いです。統合失調症の薬物治療は、症状が寛解しても中止せず、継続することが推奨されています。症状が再燃するリスクがあるためです。
  • 選択肢2は正しいです。家族心理教育を行うことで、統合失調症の再発率が低下するとされています。家族が患者の病状や治療について理解し、サポートすることが重要です。
  • 選択肢3は間違いです。精神病未治療期間は、短い方が予後が良いとされています。早期に適切な治療を受けることが、統合失調症の予後改善につながります。
  • 選択肢4は間違いです。服薬自己管理の練習は、急性増悪期ではなく、症状が落ち着いてから行われることが一般的です。患者が自分の病状を理解し、適切な服薬管理ができるようになることが目的です。
  • 選択肢5は間違いです。統合失調症の患者も障害者試行雇用〈トライアル雇用〉の対象となります。これにより、患者が働く機会を得られることで、社会復帰や生活の質の向上が期待されます。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第36問

評価とその内容の組合せで正しいのはどれか。  

1: COPM ── 作業の運動技能

2: SF-36 ── 介護負担

3: 意志質問紙 ── 生活満足度

4: GBSスケール ── 認知症の症状

5: 興味チェックリスト ── 作業の遂行度

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、評価とその内容の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、GBSスケールと認知症の症状です。
  • COPMはカナダ作業遂行測定で、ADLスキルの中で本人や家族が重要と位置づける作業課題に対する遂行度と満足度を評価する尺度です。作業の運動技能ではありません。
  • SF-36は自己報告式の健康状態調査票で、世界で最も広く使われています。介護負担ではなく、健康状態を評価するための尺度です。
  • 意志質問紙は、人間作業モデルにおけるクライエントの意志を観察により評価する評価法です。生活満足度ではなく、意志を評価するための尺度です。
  • GBSスケールは、認知症の症状や行動を評価する尺度です。この選択肢は正しい組み合わせです。
  • 興味チェックリストは、高齢者用に作成された質問紙で、本人が重視する生活行為を聞き取る際の補助手段として用いられています。作業の遂行度ではなく、興味や関心を評価するための尺度です。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第99問

精神障害者の地域生活移行支援に用いるアセスメントで適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 精神障害者ケアアセスメント

2: SCT(文章完成法テスト)

3: BPRS(Brief psychiatric rating scale)

4: MMPI(ミネソタ多面人格検査)

5: REHAB(Rehabilitation Evaluation Hall and Baker)

第46回午前:第40問

認知症の知的・認知機能評価で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: BPRS(Brief Psychiatric Rating Scale)

2: MMSE(Mini-Mental State Examination)

3: HDS-R(改訂長谷川式知能評価スケール)

4: HRS(Hamilton Rating Scale for Depression)

5: MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)

第52回午後:第39問

幻覚の精神症状評価を含む尺度はどれか。2つ選べ。  

1: BPRS

2: CDR

3: FAST

4: LASMI

5: PANSS

第38回午前:第77問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業療法導入時の評価項目として適切でないのはどれか。  

1: 指示理解の程度

2: 家族関係

3: 興味・関心の内容

4: 交友関係の範囲

5: 病的体験の内容

第42回午前:第82問

統合失調症入院患者に対する作業療法の導入時面接で優先して聴取すべきものはどれか。2つ選べ。  

1: 発病のきっかけ

2: 妄想の内容

3: 一日の過ごし方

4: 現在困っていること

5: 家族との関係

第50回午後:第44問

長期入院後の統合失調症患者の就労における作業内容として適切なのはどれか。  

1: 対人交流が多い。

2: 精密な作業を含む。

3: 勤務時間の変更が多い。

4: スピードを求められない。

5: 自身の判断で手順を決められる。

第48回午前:第44問

統合失調症患者の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 合理的な理由付け

2: 作業能率の低下

3: 持続性の維持

4: 社交性の高さ

5: 認知のゆがみ