膝関節で誤っているのはどれか。
1: 半月板は関節の適合性をよくしている。
2: 大腿骨軸と脛骨軸は軽度外反している。
3: 後十字靱帯は脛骨の後方移動を防ぐ。
4: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
5: 屈曲位から完全伸展すると脛骨の外旋が起こる。
誤っているのはどれか。
1: 後縦靭帯骨化症では下肢に痙性麻痺を生じる。
2: 特発性側弯症では体幹前屈で肋骨隆起を生じる。
3: 強直性脊椎炎では脊椎や四肢近位関節が障害される。
4: 脊柱管狭窄症では間歇性跛行を生じる。
5: 腰椎椎間板ヘルニアでは下肢の腱反射が亢進する。
正しいのはどれか。
1: 舌の背側面には舌乳頭がある。
2: 口腔両側に梨状陥凹がある。
3: 口蓋扁桃は口峡の上壁にある。
4: 口蓋前方部は軟口蓋である。
5: 咽頭は第一胸椎部で食道に移行する。
椎間板で誤っているのはどれか。
1: 成人では血管が存在する。
2: 髄核はゲル状で粘弾性がある。
3: 線維輪は目の粗い膠原線維の層からできている。
4: 上・下が軟骨板ではさまれている。
5: 脊柱への衝撃緩衝の働きをする。
脊髄について正しいのはどれか。
1: 脊髄には3つの膨大部がある。
2: 下端は第3、4腰椎レベルにある。
3: 後角は運動神経細胞が密集している。
4: 白質は前索と後索の2つの索に区分される。
5: 灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。
手の関節で誤っているのはどれか。
1: 橈骨茎状突起と舟状骨が衝突することで橈屈が制限される。
2: 回外位よりも回内位の方が橈屈の可動域が大きい。
3: 尺屈は手根中央関節よりも橈骨手根関節の可動性が大きい。
4: 背屈では橈骨手根関節よりも手根中央関節の可動性が大きい。
5: 手根中手関節の可動性は第3中手骨よりも第4中手骨の方が大きい。
頸椎の伸展に作用する筋はどれか。
1: 頸長筋
2: 頭長筋
3: 頸板状筋
4: 後斜角筋
5: 前頭直筋
気管支で誤っているのはどれか。
1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。
2: 食道の前方にある。
3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。
4: 前・側壁に気管軟骨がある。
5: 粘膜上皮には微絨毛がある。
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で測定する運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸部屈曲-外耳孔と頭頂を結ぶ線
2: 肩関節伸展-上腕骨
3: 肩関節内旋-尺骨
4: 肘関節屈曲-尺骨
5: 手関節尺屈-第3中手骨
疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション
2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング
3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化
4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動
5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操
誤っているのはどれか。
1: 内側毛帯は延髄で交叉する。
2: 脊髄視床路は脊髄で交叉する。
3: 前皮質脊髄路は延髄で交叉する。
4: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。
5: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角とを結ぶ。
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。
1: 椎間板の前側方突出が多い。
2: 第3・4腰椎間で最も多く発生する。
3: 第3・4腰椎間で生じると膝蓋腱反射が亢進する。
4: 第4・5腰椎間で生じると下腿三頭筋の筋力低下を認める。
5: 第5腰椎・第1仙椎間で生じるとアキレス腱反射が低下する。
胸腰仙椎装具で正しいのはどれか。
1: 後方支柱は棘突起の直上に位置させる。
2: 骨盤帯の位置は大転子と腸骨稜の間である。
3: 側方支柱は骨盤帯と肩甲間バンドを結合する。
4: 胸椎バンドの位置は肩甲骨の下1/3の高さである。
5: 腹部前当ての上縁の位置は剣状突起の高さである。
正しいのはどれか。
1: 脊柱管狭窄症の間欠跛行は体幹前屈位で軽快する。
2: 椎間板ヘルニアでは深部腱反射は正常である。
3: 第4・5腰椎椎間板ヘルニアでは第4腰神経根が圧迫される。
4: 無分離すべり症は若年層に好発する。
5: ラセーグ徴候は大腿神経障害が反映される。
安静立位で正しいのはどれか。
1: 頭部の重心線は環椎後頭関節の前方を通る。
2: 人体の重心は第5腰椎後方にある。
3: 人体の重心線は膝蓋骨前面を通る。
4: 股関節の腸骨大腿靱帯は弛緩する。
5: 大腿直筋は持続的に活動する。
膝関節で正しいのはどれか。
1: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
2: 最終伸展時に脛骨の外旋が起こる。
3: 外側半月は外側側副靱帯と結合する。
4: 大腿骨軸と脛骨軸とは軽度内反している。
5: 後十字靱帯は大腿骨の顆間窩後方に付着する。
正しいのはどれか。
1: 椅子からの立ち上がり開始時に足関節は背屈する。
2: 椅子からの立ち上がり開始時に骨盤は後傾する。
3: 椅子からの立ち上がり離殿時に膝は屈曲する。
4: 立位時の重心線は膝蓋骨前面を通る。
5: 立位時の腹筋活動は腰椎前弯を増大する。
正しいのはどれか。
1: 頭部の重心は環椎後頭関節の前方にある。
2: 腹筋の活動は腰椎前弯を増大する。
3: 立位時に股関節のY靭帯は弛緩する。
4: 安静立位時に大腿直筋は持続的に活動する。
5: 立位の重心線は膝蓋骨前面を通る。
脊椎の回旋運動について正しいのはどれか。
1: 上位頸椎に比べ下位頸椎で可動域が大きい。
2: 腰椎に比べ胸椎で可動域が小さい。
3: 胸鎖乳突筋は同側回旋に働く。
4: 頭板状筋は同側回旋に働く。
5: 中斜角筋は対側回旋に働く。
誤っているのはどれか。
1: 前脊髄小脳路は前索を通る。
2: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。
3: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結ぶ。
4: 脊髄視床路は外側と腹側とに分かれる。
5: 内側毛帯は延髄下部で交差する。