切断部位と義肢との組合せで適切でないのはどれか。
1: 肩・肩甲骨離断-フォークォーター用義手
2: クルッケンベルグ切断-能動義手
3: 下腿切断-PTB義足
4: ショパール離断-足袋式足根義足
5: 中足骨切断-スリッパ式足指義足
成人前腕筋電義手の特徴で誤っているのはどれか。
1: コントロールケーブルは不要
2: 頭上や背中の後ろでの操作が拡大
3: 手先具は能動フックより軽量
4: 手先具の開き幅は能動ハンドより広範
5: 手先具の把持力は能動ハンドより強力
肘継手と適応との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 能動単軸肘ブロック継手-両側前腕切断用
2: 単軸肘ブロック継手-上腕切断装飾用
3: 単軸肘ヒンジ継手-前腕中短断端用
4: 倍動肘ヒンジ継手-上腕標準断端用
5: たわみ肘継手-前腕極短断端用
作業療法で正しいのはどれか。
1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。
2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。
3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。
4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。
5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。
脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。
1: 頸部で上肢を支持する。
2: 肩関節は内旋位とする。
3: 前腕は回外位とする。
4: 手関節は掌屈位とする。
5: 手部は肘関節より低くする。
84歳の女性。数年前から徐々に左手の示指と中指にしびれが生じ、母指の指尖つまみができなくなった。左手の写真を示す。この患者が使用する装具で正しいのはどれか。
1: 虫様筋カフ
2: 対立スプリント
3: 両側支柱付肘装具
4: 逆ナックルベンダー
5: コックアップスプリント
単関節の障害で後髪をとかすことができなかった。このときの関節運動と可動域制限の組合せで正しいのはどれか。ただし、自助具は使用しないこととする。
1: 肩関節屈曲 − 90°
2: 肩関節外転 − 120°
3: 肘関節屈曲 − 50°
4: 前腕回内 − 50°
5: 手関節背屈 − 20°
大腿義足の膝継手の選択で適切でないのはどれか。
1: 短断端では立脚相での安定性を優先する。
2: 長断端では遊脚相でのコントロールを優先する。
3: 高齢の切断者では多軸インテリジェント膝を用いる。
4: 不整地歩行を行う場合にはイールディング機構を用いる。
5: 活動性の低い切断者ではアライメントによる安定化を図る。
72歳の女性。歩行中に転倒して右手をついた。診療所で良好な整復を得て、ギプス固定を受けた。ギプス固定後の状態を示す。3週後に巻き直しのため受診した際、右前腕から手指に強い運動時痛と浮腫とを認めた。大学病院に紹介され、複雑性局所疼痛症候群の診断を受けた。この症例において初期治療で考慮すべきであった点はどれか。2つ選べ。
1: 日常生活では右手の安静を指導する。
2: 前腕・手指の等尺性収縮を行わせる。
3: 中手指節関節は動かせる固定とする。
4: 手関節の固定は背屈位にする。
5: 前腕から遠位の固定とする。