第54回午後第4問の類似問題

第39回午前:第11問

正常範囲内の心電図(第5胸部誘導)はどれか。  

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第35回午後:第4問

心臓について正しいのはどれか。  

1: 心臓に分布する冠動脈は1本である。

2: 左房室弁は三尖弁である。

3: 大動脈弁は二尖弁である。

4: 中隔鎌は卵円孔弁の痕跡である。

5: 心耳には乳頭筋が認められる。

第51回午後:第5問

72歳の男性。心筋梗塞後の心電図を示す。この心電図にみられるのはどれか。 

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1: F波

2: 異常Q波

3: δ波

4: PQ延長

5: ST低下

第51回午前:第12問

65歳の女性。慢性心不全。自宅でめまいと失神発作とを認めたため来院した。来院時の心電図を示す。この患者にみられるのはどれか。 

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1: 洞性頻脈

2: 心室頻拍

3: 心室期外収縮

4: Ⅰ度房室ブロック

5: Ⅲ度房室ブロック

第56回午前:第75問

心電図の房室ブロックの所見で正しいのはどれか。  

1: Wenckebach型房室ブロックではPR間隔が不変である。

2: 第1度房室ブロックではQRS波は脱落しない。

3: 第1度房室ブロックではPR間隔が0.1秒以上になる。

4: 第3度房室ブロックではP波が完全に脱落している。

5: Mobitz II型房室ブロックではPR間隔が徐々に延長する。

  • 答え:2
  • 解説:房室ブロックは心電図上で房室伝導の異常が見られる状態で、第1度、第2度(Wenckebach型、Mobitz II型)、第3度の3つのタイプがあります。それぞれのタイプではPR間隔やQRS波の特徴が異なります。
  • Wenckebach型房室ブロックでは、PR間隔が徐々に延長し、最終的にQRS波が脱落します。PR間隔が不変であるのはMobitz II型房室ブロックです。
  • 正しい選択肢です。第1度房室ブロックでは、QRS波は脱落せず、PR間隔が延長する(0.2秒以上)ことが特徴です。
  • 第1度房室ブロックでは、PR間隔が0.2秒以上に延長します。0.1秒以上ではありません。
  • 第3度房室ブロックでは、P波とQRS波が無関係に発生し、互いに独立しています。P波が完全に脱落しているわけではありません。
  • Mobitz II型房室ブロックでは、PR間隔は一定であり、突然QRS波が脱落します。PR間隔が徐々に延長するのはWenckebach型房室ブロックです。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第4問

67歳の男性。外来でふらつきを訴えた。心電図を示す。所見として考えられるのはどれか。 

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1: 洞不全症候群

2: 洞性徐脈

3: 心房粗動

4: 心室頻拍

5: 完全房室ブロック

第43回午後:第35問

図は多段階的運動負荷時の心肺系の生理的変化を表す。正しいのはどれか。 

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1: A:心拍数

2: A:平均血圧

3: B:末梢血管抵抗

4: B:拡張期血圧

5: C(単位):リットル

第56回午前:第65問

心臓について正しいのはどれか。  

1: 冠動脈の血流は収縮期に増加する。

2: 左心房と左心室は同時に収縮が始まる。

3: 心筋は伸張されると収縮力が低下する。

4: 心筋の収縮はH+の細胞内流入により生じる。

5: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加させる。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、心臓に関する正しい情報を選択肢の中から選ぶ必要があります。正しい選択肢は、ノルアドレナリンが心筋収縮力を増加させるというものです。
  • 冠動脈の血流は、収縮期ではなく拡張期に増加します。これは、交感神経刺激によって引き起こされます。
  • 左心房と左心室は同時に収縮が始まるわけではありません。左心房が収縮するとき、左心室は拡張しています。
  • 心筋は伸張されると収縮力が低下するのではなく、逆に収縮力が増加します。これは、Starlingの法則として知られています。
  • 心筋の収縮は、H+の細胞内流入ではなく、Ca2+の細胞内流入によって生じます。
  • ノルアドレナリンは副腎髄質から分泌され、交感神経刺激時に血圧上昇などの作用があります。これにより、心筋収縮力が増加するため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午後:第65問

心室収縮期に生じているのはどれか。2つ選べ。  

1: 三尖弁開放

2: 僧帽弁閉鎖

3: 大動脈弁閉鎖

4: 肺動脈圧低下

5: 肺動脈弁開放

  • 答え:2 ・5
  • 解説:心室収縮期は、心室圧の早期上昇、房室弁の閉鎖から大動脈弁の閉鎖、拡張期の開始に至るまで持続する。この期間には、僧帽弁が閉鎖し、肺動脈弁が開放される。
  • 三尖弁は、心室拡張期の始めに開放するため、心室収縮期には開放していません。
  • 心室筋が収縮を始めると、心室内圧が上昇する。これによって左心室と左心房の間にある僧帽弁(左房室弁)が閉鎖する。このため、選択肢2は正しいです。
  • 心室内圧が大動脈圧よりも高くなることにより、圧差によって大動脈弁が開放する。選択肢3は、心室収縮期には大動脈弁が開放されるため、間違いです。
  • 肺動脈圧は、心室拡張期に低下する。一般に、肺動脈圧の正常値は収縮期圧15~30 mmHg、拡張期圧2~8 mmHgである。選択肢4は、心室収縮期には関係がないため、間違いです。
  • 心室収縮期の駆出期に入ると、心室内圧が動脈圧よりも高くなるため、大動脈弁と肺動脈弁が開放し、血液が動脈に駆出される。このため、選択肢5は正しいです。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
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第37回午前:第6問

図は標準心電図記録図である。正しい心拍数はどれか。 

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1: 60/分

2: 75/分

3: 90/分

4: 100/分

5: 150/分

第38回午後:第6問

正しいのはどれか。  

1: 動脈の血管壁は外膜と内膜の2層からなる。

2: 心臓上後部を心尖という。

3: 左房室弁を三尖弁という。

4: 左心房は左右の肺静脈を受ける。

5: 大動脈弁は左右の半月弁からなる。

第49回午後:第65問

心臓で正しいのはどれか。  

1: 収縮期に冠血管の血流は増加する。

2: 心筋は伸張されると収縮力が低下する。

3: 左心室と左心房とは同時に収縮が始まる。

4: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加する。

5: 心筋の収縮は主に水素イオンの細胞内流入によって生じる。

第49回午前:第19問

運動中のモニター心電図を示す。心拍数が75/分以上100/分未満であるものはどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤