第52回午前第34問の類似問題

第48回午前:第31問

熱傷の部位と起こりやすい拘縮を予防する肢位の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 前頸部 − 頸椎伸展

2: 前胸部 − 肩関節外転

3: 肘窩部 − 前腕回内

4: 膝窩部 − 膝関節伸展

5: 下腿後面 − 足関節背屈

第46回午前:第5問

32歳の男性。右環指中手骨骨折に対する固定術後8週経過。エックス線写真(A)と手指の写真(B)とを別に示す。この患者の作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: MP関節の屈曲訓練

2: 母指と環指との対立訓練

3: 夜間安静スプリントの装着

4: 逆ナックルベンダーの装着

5: 手術創癒着部への極超短波療法

第36回午前:第24問

30歳の男性。前腕から手背にかけてIII度の熱傷を受傷。急性期に作製するスプリントとしての適切なのはどれか。  

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第45回午前:第6問

65歳の男性。右上腕外側の持続圧迫による橈骨神経麻痺。発症後3日。橈骨神経領域の感覚障害がある。Danielsらの徒手筋力テストで腕橈骨筋3、橈側手根伸筋2、尺側手根伸筋2、指伸筋2、長母指外転筋2、示指伸筋1である。この患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 手関節の伸展他動運動

2: MP関節伸展の抵抗運動

3: Capener装具による示指伸張

4: コックアップスプリントの装着

5: 手関節伸筋に対する遠心性収縮による筋力強化

第45回午前:第89問

熱傷で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Ⅲ度熱傷は真皮層までの損傷をいう。

2: 四肢関節部位は特殊部位と呼ばれる。

3: 瘢痕形成の予防として圧迫と伸張とが用いられる。

4: 手の熱傷では手内筋プラスポジションとなりやすい。

5: 小児の熱傷面積を算出する場合は9の法則を用いる。

第43回午前:第62問

手指屈筋腱縫合術後の作業療法で導入する時期が最も遅いのはどれか。  

1: PIP・DIP関節の他動屈曲

2: MP関節とPIP・DIP関節の他動伸展

3: MP関節伸展位固定でPIP・DIP関節の自動屈曲

4: MP関節屈曲位固定でPIP・DIP関節の他動伸展

5: MP関節屈曲位固定でPIP・DIP関節の他動屈曲

第53回午後:第30問

脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。  

1: 頸部で上肢を支持する。

2: 肩関節は内旋位とする。

3: 前腕は回外位とする。

4: 手関節は掌屈位とする。

5: 手部は肘関節より低くする。

第46回午後:第26問

手指の変形性関節症について正しいのはどれか。  

1: 安静時痛は少ない。

2: 女性よりも男性に多い。

3: 母指CM関節症が最も多い。

4: Heberden結節はPIP関節に起こる。

5: Bouchard結節はDIP関節に起こる。

第46回午前:第2問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。 

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1: 頸部側屈

2: 肩甲帯屈曲

3: 肩関節屈曲

4: 手関節伸展

5: 母指尺側内転

第43回午前:第42問

筋短縮を評価する関節角度の測定における筋と測定方法との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 指伸筋 - 手関節掌屈位での第III指PIP関節屈曲角度

2: 深指屈筋 - 手関節掌屈位での第II指PIP関節伸展角度

3: ハムストリングス - 膝関節屈曲位での股関節屈曲角度

4: 大腿直筋 - 股関節伸展位での膝関節屈曲角度

5: 腓腹筋 - 膝関節屈曲位での足関節背屈角度

第48回午前:第34問

作業療法で正しいのはどれか。  

1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。

2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。

3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。

4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。

5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。

第37回午前:第9問

56歳の女性。慢性関節リウマチで図のような手の変形をきたしている。最も適切なのはどれか。 

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1: MP関節尺側偏位

2: MP関節背側亜脱臼

3: ムチランス変形

4: Z変形

5: 手関節強直

第37回午前:第49問

関節可動域測定方法で誤っているのはどれか。  

1: 中手指節関節屈曲は、中手骨に基本軸、基節骨に移動軸を置く。

2: 中手指節関節外転は、第3中手骨に基本軸、指骨に移動軸を置く。

3: 母指掌側外転は、橈骨外側面に基本軸、母指中央に移動軸を置く。

4: 母指橈側外転は、示指に基本軸、母指中央に移動軸を置く。

5: 手関節伸展は、橈骨に基本軸、第2中手骨に移動軸を置く。

第42回午前:第63問

装具の説明で正しいのはどれか。  

1: Cバーは母指を内転位に保持する。

2: 指固定装具はMP関節を良肢位固定する。

3: 虫様筋バーはMP関節の屈伸を補助する。

4: ナックルベンダーは手指のMP関節屈曲拘縮を改善する。

5: オッペンハイマー型装具は手関節とMP関節の伸展を補助する。

第53回午後:第25問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と測定肢位の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肩屈曲 ――― 前腕回外位

2: 股内旋 ――― 膝関節伸展位

3: 股外転 ――― 股関節伸展位

4: 膝屈曲 ――― 股関節伸展位

5: 足底屈 ――― 膝関節伸展位

第53回午後:第9問

35歳の男性。飲酒後電車内で寝過ごし、右上腕部の圧迫によって橈骨神経麻痺となった。受傷4日後で橈骨神経領域の感覚低下があり、手関節背屈および手指伸展の自動運動は困難である。この患者に対するアプローチで適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 上腕部のアイシング

2: 手関節背屈の抵抗運動

3: Engen型把持装具の使用

4: 手指・手関節の他動伸展運動

5: コックアップ・スプリントの使用

  • 答え:4 ・5
  • 解説:この問題では、橈骨神経麻痺を持つ患者に対する適切な治療法を選択することが求められています。橈骨神経麻痺では、手関節背屈および手指伸展の自動運動が困難であり、感覚低下があるため、他動伸展運動やコックアップ・スプリントの使用が適切です。
  • 上腕部のアイシングは、神経回復を遅延させる危険があるため、この患者には適切ではありません。代わりに、ビタミン剤の投与や保温による血行改善が行われるべきです。
  • 手関節背屈の抵抗運動は、筋力が重力に抗して関節を運動できる状態でなければできません。この患者は受傷4日後であり、手関節背屈の自動運動が困難であるため、他動運動を行うべきです。
  • Engen型把持装具は、手指屈曲が不可能な場合に、手関節背屈によりテノデーシス・アクションのように手指屈曲を補助する装具です。この患者は、手関節背屈の自動運動ができないため、この装具は適していません。
  • 手関節背屈と手指伸展の自動運動が困難であることから、自動運動を促すために他動伸展運動を実施することが望ましい。この選択肢は正しいです。
  • 橈骨神経麻痺では下垂手となるため、コックアップ・スプリントを使用し、手関節軽度背屈位で機能的肢位を保持する。この選択肢は正しいです。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第1問

母指の関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)を図に示す。正しいのはどれか。 

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1: 母指MP関節の可動域を表す。

2: 母指の橈側外転を測定する。

3: 基本軸は橈骨延長線である。

4: 移動軸は母指基節骨である。

5: 参考可動域は45度である。