56歳の女性。慢性関節リウマチで図のような手の変形をきたしている。ADL指導で正しいのはどれか。
1: T字杖を用いる。
2: コックアップスプリントを用いる。
3: 握力強化のためにビンのフタを開ける。
4: マジックハンド型リーチャーを使う。
5: ボタンエイドを使う。
慢性関節リウマチの変形でみられにくいのはどれか。
1: スワンネック変形
2: 手指の尺側偏位変形
3: MP関節の掌側脱臼
4: ボタン穴変形
5: 猿手変形
52歳の女性。関節リウマチ。発症して17年が経過している。手指関節に痛みを訴えており、図のような変形がみられる。手指に対する最も適切な物理療法はどれか。
1: 超音波
2: 遠赤外線
3: 極超短波
4: パラフィン浴
5: ホットパック
65歳の女性。関節リウマチで外来通院中。上肢の関節可動域制限と手指の変形を認める。手指変形を写真に示す。この患者の生活指導で正しいのはどれか。
48歳の主婦。慢性関節リウマチ。発症後4年経過。スタインブロッカーのクラスIII。第2~4指はムチランス型変形を呈する。この患者が使用する自助具などで適切でないのはどれか。
65歳の女性。関節リウマチで外来通院中。上肢の関節可動域制限と手指の変形を認める。手指変形を写真に示す。この患者の上肢関節可動域制限とリーチ範囲の低下を補うための自助具で適切なのはどれか。
45歳の女性。40歳で関節リウマチを発症し、寛解と増悪とを繰り返している。左膝関節の疼痛と変形とが強いため人工関節置換術を検討している。両手関節の腫脹は著明であるが杖歩行が可能である。上肢の支持側と杖の選択で適切なのはどれか。
1: 右上肢のT字杖
2: 左上肢の四脚杖
3: 右上肢の片松葉杖
4: 左上肢のロフストランド杖
5: 右上肢のプラットホーム杖
慢性関節リウマチの変形で起こりにくいのはどれか。
1: ボタン穴変形
2: 母指のZ変形
3: 手指尺側偏位
4: 内反膝
5: 外反扁平足
56歳の女性。関節リウマチ。足部の写真を示す。この写真にみられる変形はどれか。2つ選べ。
1: スワンネック変形
2: ボタンホール変形
3: Z状変形
4: 内反小趾
5: 外反母趾
関節リウマチの手指で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: スワンネック変形ではPIP関節が過屈曲する。
2: 母指のボタンホール変形ではZ変形をきたす。
3: ムチランス型ではオペラグラス変形がみられる。
4: 尺側偏位は中節骨より遠位部でみられる。
5: 手指の脱臼はMP関節に最も頻繁にみられる。
58歳の女性。12年前発症の関節リウマチ。突然指が伸展できなくなり受診した。受診時の手の写真を示す。障害されたのはどれか。
1: 橈骨神経
2: 長橈側手根伸筋
3: (総)指伸筋
4: 固有示指伸筋
5: 尺側手根伸筋
45歳の女性。40歳で関節リウマチを発症し、寛解と増悪を繰り返している。両手関節の腫脹と疼痛が顕著である。歩行は可能であるが、左膝関節の疼痛と変形が強いため人工関節置換術を検討している。術前に使用する歩行補助具として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: T字杖
2: ロフストランド杖
3: プラットホーム杖
4: 松葉杖
5: 四輪式歩行器
68歳の女性。関節リウマチ。右利き。夫との2人暮らし。肩関節と肘関節とに可動域制限はない。膝関節痛の鎮痛のために座薬を用いている。手関節痛が強いときには夫が家事を行っているが、できるだけ自分でやりたいという気持ちが強い。手指の写真(A)とエックス線写真(B)とを示す。この患者に対する作業療法で適切なのはどれか。
1: 箸の使用を禁止する。
2: 家事の量を減らすことを指導する。
3: 上肢に対する筋力訓練は高負荷で行う。
4: 左母指IP関節にサック型固定装具を作製する。
5: 疼痛のある時期の手関節のROM訓練は他動で行う。
55歳の女性。若年時から跛行がある。ここ数年で右股関節痛が増悪し来院した。運動麻痺、感覚障害はなく、整形外科的手術の既往もない。背臥位、膝屈曲位で図のような肢位がみられた。異常がみられない評価項目はどれか。
1: 大腿周径
2: 棘果長
3: 股関節の関節可動域
4: 下肢の徒手筋力テスト
5: 下肢の腱反射
52歳の女性。関節リウマチ。SteinbrockerのステージIII、クラスIIである。図のような手の変形がみられる。手指の変形の種類はどれか。2つ選べ。
1: 槌 指
2: Z変形
3: 尺側偏位
4: スワンネック変形
5: ボタンホール変形
60歳の独居女性。慢性関節リウマチを発症し15年経過。両股関節は人工関節置換術を行っているが屋内歩行は自立している。手指の変形が著しく、関節痛が強い。在宅における日常生活・環境整備の指導で適切でないのはどれか。
1: ドアノブ用自助具を利用する。
2: 居室の段差を解消する。
3: 自動洗浄便座を設置する。
4: 買い物に電動車椅子を利用する。
5: 浴室にリフターを設置する。
55歳の女性。若年時から跛行がある。ここ数年で右股関節痛が増悪し来院した。運動麻痺、感覚障害はなく、整形外科的手術の既往もない。背臥位、膝屈曲位で図のような肢位がみられた。異常がみられない評価項目はどれか。
1: 股関節の関節可動域
2: 棘果長
3: 下肢の徒手筋力テスト
4: 下肢深部腱反射
5: 大腿周径
52歳の女性。関節リウマチ。SteinbrockerのステージIII、クラスIIである。図のような手の変形がみられる。この患者の日常生活における関節保護手技で適切なのはどれか。
50歳の女性。慢性関節リウマチでスタインブロッカーのステージIII、クラスII。発症後2年経過。両膝に外反変形、両外反母趾がある。両手関節の痛みは強く、腫脹もあるが、平行棒内での歩行は可能。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 関節保護
2: 靴インサートの製作
3: 体幹伸筋群を中心とした筋力増強
4: 低い椅子からの立ち上がり訓練
5: 歩行器での歩行訓練
図は慢性関節リウマチの母指中手指節関節の病変を示している。図の説明として適切でないのはどれか。
1: 亜脱臼
2: 関節包の腫脹
3: スワンネック変形
4: 短母指伸筋腱の断裂
5: 長母指伸筋腱の尺側移行