第51回午後第5問の類似問題

第49回午前:第6問

70歳の男性。急性心筋梗塞を発症した。心電図を示す。所見として考えられるのはどれか。2つ選べ。 

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1: PQ延長

2: ST上昇

3: 冠性T波

4: 異常Q波

5: 心室期外収縮

第52回午後:第2問

72歳の男性。以前から心電図異常を指摘されていた。心電図を示す。正しいのはどれか。 

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1: 心房細動

2: 心房粗動

3: WPW症候群

4: 洞不全症候群

5: Ⅰ度房室ブロック

第53回午後:第30問

心筋梗塞に特徴的な心電図所見で正しいのはどれか。  

1: F波の出現

2: P波の増高

3: QRS波の脱落

4: PQ間隔の延長

5: 異常Q波の出現

  • 答え:5
  • 解説:心筋梗塞の心電図では、異常Q波、STの上昇、冠性T波(左右対称性の陰性T波)などの特徴的所見がみられる。異常Q波は、心筋壊死の存在を示す。
  • F波(flutter波)は鋸の刃のように規則正しくギザギザした波で、心房粗動で出現する。心筋梗塞とは関係がない。
  • P波の増高は、肺高血圧症や肺気腫、心房中隔欠損症など、右心房に負荷がかかる疾患でみられる。心筋梗塞とは関係がない。
  • QRS波の脱落は、心房の興奮が心室に伝わっていないことを意味し、MobitzⅡ型の2度房室ブロックでみられる。心筋梗塞とは関係がない。
  • PQ間隔の延長は、房室接合部の伝導速度が遅いために房室伝導に時間がかかっていることを意味し、1度房室ブロックでみられる。心筋梗塞とは関係がない。
  • 異常Q波は、R波の高さの25%以上の深さがあり、幅が0.04 ms以上に広がったQ波で、心筋壊死の存在を示す。これが心筋梗塞に特徴的な心電図所見である。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第4問

67歳の男性。外来でふらつきを訴えた。心電図を示す。所見として考えられるのはどれか。 

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1: 洞不全症候群

2: 洞性徐脈

3: 心房粗動

4: 心室頻拍

5: 完全房室ブロック

第54回午後:第18問

60歳の女性。心不全。運動療法中に心室期外収縮が確認された。このときの心電図を示す。この心室期外収縮について正しいのはどれか。 

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1: 3段脈である。

2: P波がみられる。

3: Lownの分類4bである。

4: QRS幅は0.12秒未満である。

5: 洞調律よりも早く出現する心室興奮である。

第52回午後:第14問

75歳の男性。冠動脈バイパス術後。病棟での運動療法中に胸部不快感を生じた。そのときのモニター心電図を示す。この患者にみられるのはどれか。 

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1: 心房細動

2: 洞性徐脈

3: WPW症候群

4: 心室性期外収縮

5: Ⅱ度房室ブロック

第56回午前:第5問

75歳の男性。糖尿病でインスリン療法中。胸部不快感で受診した。半年前と今回の心電図を示す。今回発症したと考えられる病態はどれか。 

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1: 狭心症

2: 心筋梗塞

3: 心房細動

4: 房室ブロック

5: 心室性期外収縮

第39回午前:第6問

70歳の男性。脳硬塞片麻痺、発症後2か月。上左図の絵を患者の正面に置き、模写を指示したところ、上右図のように描いた。病巣部位として考えられるのはどれか。

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第46回午前:第8問

75歳の男性。高血圧と糖尿病の治療を長期にわたり行っている。徐々に歩行障害がみられるようになり、転倒することが多くなった。頭部MRIを示す。この患者で認められないと考えられるのはどれか。 

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1: 嚥下障害

2: 感情失禁

3: 小刻み歩行

4: 認知機能低下

5: 左側弛緩性麻痺

第51回午前:第12問

65歳の女性。慢性心不全。自宅でめまいと失神発作とを認めたため来院した。来院時の心電図を示す。この患者にみられるのはどれか。 

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1: 洞性頻脈

2: 心室頻拍

3: 心室期外収縮

4: Ⅰ度房室ブロック

5: Ⅲ度房室ブロック

第57回午前:第6問

78歳の男性。脳梗塞。左顔面神経麻痺および右片麻痺を呈する。頭部MRIの拡散強調像を示す。梗塞巣として考えられるのはどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第46回午前:第7問

75歳の男性。高血圧と糖尿病の治療を長期にわたり行っている。徐々に歩行障害がみられるようになり、転倒することが多くなった。頭部MRIを示す。画像所見で考えられるのはどれか。 

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1: 視床出血

2: 硬膜下出血

3: くも膜下出血

4: 正常圧水頭症

5: 多発性脳梗塞

第51回午前:第17問

80歳の男性。胸部CTを示す。この患者で予想されるのはどれか。 

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1: 肥満

2: 残気量の低下

3: 一秒率の低下

4: 気道抵抗の低下

5: 肺コンプライアンスの低下

第54回午後:第4問

心電図を示す。この心電図の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 頻脈

2: 心房粗動

3: PR間隔延長

4: 上室性期外収縮

5: 心室性期外収縮

第42回午前:第15問

65歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。発症後3か月。1か月前から平行棒内で歩行練習を行っている。現在の歩行パターンを図に示した。この症例の一歩行周期における二重支持期の時間で正しいのはどれか。ただし、図の数値は経過時間を示す。 

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1: 0.6秒

2: 1.0秒

3: 1.6秒

4: 2.0秒

5: 2.7秒

第36回午前:第3問

67歳の右利きの男性。脳梗塞。入院時のエックス線CTを図に示す。みられやすい症状はどれか。2つ選べ。ア.半側空間無視イ.着衣失行ウ.ブローカー失語エ.観念失行オ.ゲルストマン症候群  

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1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第65問

心電図について正しいのはどれか。  

1: P波は洞結節の興奮に対応する。

2: PQ間隔は心房内の興奮伝導時間である。

3: QRS間隔は心室全体への興奮伝導時間である。

4: ST部分は心室の再分極する過程を示す。

5: T波はPurkinje(プルキンエ)線維の再分極に対応する。

第48回午後:第10問

65歳の男性。脳梗塞。急性心不全の合併のため発症後14日目から訓練を開始することになった。訓練開始翌日の歩行訓練中に突然胸痛を訴え、SpO2(経皮的酸素飽和度)が97%から88%まで低下した。病態で最も考えられるのはどれか。  

1: 胃痙攣

2: 肺塞栓

3: 喘息発作

4: 低血糖発作

5: 起立性低血圧

第53回午後:第68問

心電図の波形で正しいのはどれか。  

1: P波はHis束の興奮を意味する。

2: PR間隔は房室伝導時間である。

3: QRS波はPurkinje線維の興奮を意味する。

4: ST間隔は心室内興奮到達時間である。

5: T波は心室の脱分極を意味する。

  • 答え:2
  • 解説:心電図の波形には、P波、PR間隔、QRS波、ST間隔、T波などがあり、それぞれ異なる心臓の動きを示しています。
  • P波はHis束の興奮ではなく、心房の興奮を意味します。
  • PR間隔は房室伝導時間であり、正しいです。正常では0.20秒以内であることが一般的です。
  • QRS波はPurkinje線維の興奮ではなく、心室の脱分極を意味します。U波がPurkinje線維の興奮を表すという説もありますが、明確ではありません。
  • ST間隔は心室内興奮到達時間ではなく、心室の再分極過程を意味します。
  • T波は心室の脱分極ではなく、心室の再分極を意味します。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午前:第25問

作業療法中の心電図モニターでみられた波形を図に示す。正しいのはどれか。 

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1: 房室ブロック

2: 心房性期外収縮

3: 洞性頻脈

4: 心室頻拍

5: 心房細動