第50回午後第56問の類似問題

第54回午後:第26問

小指の感覚をつかさどる神経根と末梢神経の組合せはどれか。  

1: 第6頸髄神経根―橈骨神経

2: 第7頸髄神経根―正中神経

3: 第7頸髄神経根―尺骨神経

4: 第8頸髄神経根―正中神経

5: 第8頸髄神経根―尺骨神経

  • 答え:5
  • 解説:小指の感覚をつかさどる神経根と末梢神経の組合せは、第8頸髄神経根と尺骨神経である。第8頸髄神経根からの末梢神経は、腋窩神経、正中神経、橈骨神経、尺骨神経をなし、尺骨神経の知覚支配領域に小指が含まれる。
  • 第6頸髄神経根からの末梢神経は、筋皮神経、腋窩神経、正中神経、橈骨神経をなすが、橈骨神経の知覚支配領域は母指や手背橈側であり、小指の感覚をつかさどる神経ではない。
  • 第7頸髄神経根からの末梢神経は、筋皮神経、腋窩神経、正中神経、橈骨神経をなすが、正中神経の知覚支配領域は手背の母指尺側~環指橈側や手掌の母指~環指橈側と手掌部であり、小指の感覚をつかさどる神経ではない。
  • 尺骨神経の知覚支配領域は、手背・手掌の環指尺側~小指であるが、尺骨神経は第7頸髄神経根からの末梢神経ではないため、この選択肢は正しくない。
  • 第8頸髄神経根からの末梢神経は、腋窩神経、正中神経、橈骨神経、尺骨神経をなすが、正中神経の知覚支配領域には小指は含まれないため、この選択肢は正しくない。
  • 尺骨神経は第8頸髄神経根からの末梢神経であり、知覚支配領域に小指も含まれるため、この選択肢が正しい。
  • 科目:整形外科疾患
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第57回午前:第54問

自律神経作用と支配する節前ニューロンの起始レベルとの組合せで正しいのはどれか。  

1: 細気管支の収縮 ── 頸 髄

2: 顔面の汗腺の発汗 ── 延 髄

3: 消化管蠕動の亢進 ── 腰 髄

4: 瞳孔散大筋の収縮 ── 胸 髄

5: 内尿道括約筋の収縮 ── 仙 髄

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、自律神経作用とそれを支配する節前ニューロンの起始レベルを正しく組み合わせた選択肢を選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、瞳孔散大筋の収縮と胸髄であるため、選択肢4が正解です。
  • 細気管支の収縮は、迷走神経が起始であり、頸髄ではなく延髄レベルであるため、選択肢1は誤りです。
  • 顔面の汗腺の発汗は、延髄ではなく胸髄が起始レベルであるため、選択肢2は誤りです。
  • 消化管蠕動の亢進は、迷走神経が起始であり、腰髄ではなく延髄レベルであるため、選択肢3は誤りです。
  • 瞳孔散大筋の収縮は、胸髄が起始レベルであるため、選択肢4は正しいです。瞳孔散大筋は、交感神経系によって支配され、緊張や興奮などの状況で瞳孔が拡大することがあります。
  • 内尿道括約筋の収縮は、仙髄ではなく腰髄が起始レベルであるため、選択肢5は誤りです。内尿道括約筋は、排尿を制御するための筋肉で、骨盤底筋群の一部を構成しています。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第43回午後:第20問

頭部MRIを示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

43_1_20

1: 第3脳室

2: 尾状核

3: 松果体

4: 視 床

5: 第4脳室

第42回午後:第25問

副交感神経優位時の臓器とその働きとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 眼-縮瞳

2: 心臓-心拍数減少

3: 肝臓-グリコーゲン分解

4: 膵臓-膵液分泌

5: 膀胱-排尿筋収縮

第43回午後:第1問

誤っている組合せはどれか。  

1: 内胚葉 - 腸管

2: 内胚葉 - 肺

3: 中胚葉 - 筋

4: 外胚葉 - 脳

5: 外胚葉 - 心臓

第36回午後:第11問

中脳について誤っているのはどれか。  

1: 上小脳脚で小脳に連結する。

2: 黒質は被蓋と大脳脚との間に位置する。

3: 皮質脊髄路は被蓋を通過する。

4: 中脳蓋は背側に位置する。

5: 大脳脚は腹側に位置する。

第37回午後:第24問

反射中枢の部位で誤っている組合せはどれか。  

1: 角膜反射-橋

2: 眼輪筋反射-小脳

3: 腹壁反射-胸髄

4: 膝蓋腱反射-腰髄

5: 足底反射-仙髄

第39回午前:第60問

脳性麻痺で正しい組合せはどれか。  

1: 痙直型-内反尖足

2: アテトーゼ型-円背姿勢

3: 固縮型-姿勢時振戦

4: 弛緩型-後弓反張

5: 失調型-トレンデレンブルグ歩行

第39回午後:第25問

視覚について正しいのはどれか。  

1: 暗順応は明順応よりも早い。

2: 外部の情景は網膜上に倒立像として写る。

3: 視神経線維の90%は対側の視索に入る。

4: 内側膝状体で中継される。

5: 視放線は側頭葉に至る。

第55回午前:第68問

体温調節の中枢で正しいのはどれか。  

1: 中脳

2: 扁桃体

3: 視床下部

4: 小脳虫部

5: 補足運動野

  • 答え:3
  • 解説:体温調節の中枢は、間脳の視床下部にある。視床下部は、摂食中枢や満腹中枢、飲水中枢も含む。
  • 中脳は正しくありません。中脳は大脳と脊髄、小脳を連絡する伝導路の通路と中継所であり、視覚と聴覚の反射中枢や眼球運動、瞳孔収縮の運動中枢がある。
  • 扁桃体は正しくありません。扁桃体は感情に関与する部分であり、体温調節とは関係ありません。
  • 視床下部は正しい答えです。体温調節の中枢は、間脳の視床下部にあります。視床下部には、摂食中枢や満腹中枢、飲水中枢も含まれています。
  • 小脳虫部は正しくありません。小脳虫部は小脳の正中部の細長い部分で、体幹や四肢の筋緊張調節、運動野調節、姿勢維持に関与しますが、体温調節とは関係ありません。
  • 補足運動野は正しくありません。補足運動野はBrodmannの第6野の内側後方部に位置し、一次運動野(第4野)の前方にあります。姿勢と運動の制御に関係しますが、体温調節とは関係ありません。
  • 科目:生理学(その他)
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第55回午後:第63問

Brodmannにより決定された皮質領野で一次運動野に相当するのはどれか。  

1: 1野

2: 4野

3: 17野

4: 22野

5: 44野

  • 答え:2
  • 解説:Brodmannによって決定された皮質領野の中で、一次運動野に相当するのは4野です。一次運動野は、運動中枢として反対側の骨格筋の運動を支配します。
  • 1野はBrodmannの1~3野に含まれ、一次体性感覚野と呼ばれます。これは頭頂葉の最も前側に位置し、運動野ではありません。
  • 4野は一次運動野で、前頭葉の最も後側に位置します。これは運動中枢として反対側の骨格筋の運動を支配するため、正しい答えです。
  • 17野は一次視覚野で、後頭葉内側面の鳥距溝周囲の皮質に位置します。これは視覚情報の処理に関与しており、運動野ではありません。
  • 22野はWernicke野と呼ばれ、側頭葉の上側頭回の後上部とその付近を占めます。これは言語理解に関与しており、運動野ではありません。
  • 44野はBroca野に含まれ、前頭葉の下前頭回の後部に位置します。これは言語の発話に関与しており、運動野ではありません。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第35回午前:第38問

図に示す体性感覚領域で正しいのはどれか。2つ選べ。ア.第4頸髄節イ.第7頸髄節ウ.第12胸髄節エ.第3腰髄節オ.第5腰髄節  

35_0_38

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午前:第82問

脳の病変部位と出現しやすい症候との組合せで正しいのはどれか。  

1: 黒質―――感覚障害

2: 視床―――嗅覚障害

3: 赤核―――摂食嚥下障害

4: 線条体――不随意運動

5: 扁桃体――筋緊張異常

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、脳の病変部位とそれに関連する症状を正しく組み合わせることが求められています。正しい組み合わせは、線条体と不随意運動です。
  • 黒質は中脳被蓋の最腹側部に位置し、大脳基底核と結合して運動制御に関与します。感覚障害とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 視床は特殊核と非特殊核があり、体性感覚に関与します。嗅覚障害とは関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 赤核は中脳上丘レベルに位置し、運動制御に関わります。摂食嚥下障害とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 線条体は尾状核と被殻を合わせたもので、錐体外路に含まれます。障害されると不随意運動や筋緊張の異常を生じるため、この選択肢が正しいです。
  • 扁桃体は側頭葉の前内側に位置し、生物学的価値判断や本能行動の調節に関与します。筋緊張異常とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
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第42回午後:第38問

反射と求心性神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 下顎反射-顔面神経

2: 上腕二頭筋反射-筋皮神経

3: 上腕三頭筋反射-橈骨神経

4: 膝蓋腱反射-大腿神経

5: 下腿三頭筋反射-脛骨神経

第47回午前:第27問

頸髄完全損傷者における残存髄節レベルと感覚残存部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: C4 ― 肩峰

2: C5 ― 腋窩

3: C6 ― 母指球

4: C7 ― 乳頭

5: C8 ― 胸骨剣状突起

第53回午前:第54問

錐体路について誤っているのはどれか。  

1: 大脳の運動皮質から始まる。

2: 大脳の基底核を経由する。

3: 大脳脚を経由する。

4: 大多数は延髄で交差する。

5: 脊髄の前角でシナプスを形成する。

  • 答え:2
  • 解説:錐体路は大脳の運動皮質から始まり、大脳脚を経由し、延髄で交差し、脊髄の前角でシナプスを形成する。しかし、大脳の基底核を経由するのは錐体外路系であり、錐体路ではない。
  • 正しい。錐体路は大脳の運動皮質から始まり、皮質運動野の大型錐体細胞から起こる。
  • 誤り。錐体路は大脳の基底核を経由しない。基底核は錐体外路系に属する。
  • 正しい。錐体路は内包を通った後、中脳の大脳脚を経由する。
  • 正しい。錐体路の大多数(約80%)は下部延髄で交差(錐体交叉)し、対側の外側皮質脊髄路を通る。交差しない線維束は、同側の外側皮質脊髄路や前皮質脊髄路を通る。
  • 正しい。錐体路のどの経路でも、脊髄の前角で次のニューロンとシナプスを形成する。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第40回午後:第5問

脳神経と支配筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 動眼神経-上斜筋

2: 三叉神経-咬筋

3: 顔面神経-広頸筋

4: 舌下神経-縦舌筋

5: 副神経-僧帽筋

第46回午後:第52問

頭頂葉にあるのはどれか。  

1: 角回

2: 帯状回

3: 歯状回

4: 海馬傍回

5: 中心前回