ADL評価の説明として正しいのはどれか。
1: FIMの項目で3点は中等度介助である。
2: Wee FIMの項目で10点は完全自立である。
3: Barthel Indexで合計50点はセルフケア要監視水準である。
4: 障害老人の日常生活自立度判定基準で、ランクAは自立である。
5: 認知症老人の日常生活自立度判定基準で、ランクⅠは全介助である。
75歳の男性。右利き。脳梗塞による右片麻痺。右短下肢装具を装着し四脚杖を使用して介助なく20 mまでの歩行が可能である。食事は左手で普通のスプーンやフォークを使用して介助なく可能だが箸は使えない。歩行と食事のFIMの点数の組合せで正しいのはどれか。
1: 歩行6点 ― 食事5点
2: 歩行6点 ― 食事6点
3: 歩行5点 ― 食事6点
4: 歩行5点 ― 食事7点
5: 歩行4点 ― 食事7点
FIMについて正しいのはどれか。
1: 5段階で評価を行う。
2: 機能障害の評価法である。
3: 理解は社会的認知の項目に含まれる。
4: 補装具を使用しても完全自立になる。
5: 更衣は上半身と下半身に分けられる。
65歳の男性。右片麻痺。病棟では、ベッドから車椅子への移乗は介助者に腰を軽く引き上げてもらい、車椅子からベッドへの移乗は介助者に腰を持ち上げて回してもらう。移乗動作のFIMの点数はどれか。
1: 5点
2: 4点
3: 3点
4: 2点
5: 1点
ADL評価について正しいのはどれか。
1: Barthel indexで50点ならセルフケアは要監視水準である。
2: FIMの項目で3点なら部分介助である。
3: Wee FIMの項目で10点なら完全自立である。
4: 痴呆性老人の日常生活自立度判定基準ではランクIは全介助である。
5: 障害老人の日常生活自立度判定基準ではランクAが自立である。
70歳の女性。両側変形性膝関節症。外来通院中である。自宅におけるADLは、FIMによる評価で、2項目(歩行・車椅子および階段)はT字杖を使用しての自立であったが、それ以外は補助具を使用せずに自立していた。コミュニケーション(理解、表出)や社会的認知(社会的交流、問題解決、記憶)は問題ない。FIMの点数はどれか。
1: 100
2: 112
3: 120
4: 124
5: 126
FIMの移動(歩行)項目の評定で6はどれか。
1: 時間は健常の3倍かかるが装具、杖なしで50 m歩ける。
2: 軽度の介助があれば装具、杖なしで50 m歩ける。
3: そばで見ていれば装具、杖なしで50 m歩ける。
4: 装具を装着すれば30 mは歩ける。
5: 声かけすれば30 mは歩ける。
FIMで正しいのはどれか。
1: 「できるADL」を評価する。
2: 6段階評価尺度を用いる。
3: コミュニケーション項目は失語を評価する。
4: 社会的認知項目には記憶を含まない。
5: 移動の項目には歩行、車椅子および階段を含む。
ADL評価で正しいのはどれか。
1: Barthel indexで自立の得点は7点である。
2: Barthel indexは食事の支度の項目を含む。
3: FIMはできるADLを評価する。
4: FIMでは時間をかけても一人でできれば完全自立である。
5: Wee-FIMは小児のADLを評価する。
評価の説明で正しいのはどれか。
1: FIMでは全介助の場合は0点である。
2: WeeFIMの対象年齢は5か月未満である。
3: Barthel Indexでは100点の場合は独居可能である。
4: 障害高齢者の日常生活自立度判定基準では全介助の場合はランクCである。
5: 老研式活動能力指標では日常生活動作に関する13項目を他者が観察して評価する。
70歳の男性。脳卒中による右片麻痺。現在のADLは次のとおりである。食事は普通食を先割れスプーン使用で自立、整容は自立、更衣は自立。トイレは部分介助、入浴は部分介助。背臥位から自力で起き上がり端座位保持可能だが、車椅子への移乗は監視が必要。移動は車椅子にて自立。排便や排尿は時々失禁がある。Barthel Indexの得点はどれか。
1: 35点
2: 45点
3: 55点
4: 65点
5: 75点
在宅障害者の入浴に関する指導で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.片麻痺ではループ付きタオルを紹介する。イ.片麻痺では浴槽の高さをできるだけ低くする。ウ.対麻痺ではシャワーチェアーの高さを浴槽の高さより低くする。エ.対麻痺では浴槽の出入用に縦型手すりを取りつける。オ.対麻痺では浴槽の縁は滑らかな曲面とする。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
Barthel indexで自立とされるのはどれか。2つ選べ。 ア.浴槽には入れないがシャワーを使って洗体できる。イ.車椅子を使用して病院内を移動できる。ウ.尿器を準備してもらえば排尿できる。エ.食物を刻んでもらえば自助具を用いて食事できる。オ.手すりと杖を用いて階段昇降を行える。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
日常生活活動の評価として誤っているのはどれか。
1: Barthel indexの原法は5点刻みの100点満点である。
2: Barthel indexは排尿コントロールの項目を含む。
3: FIMは運動領域と認知領域とからなる。
4: FIMの各項目は5段階で評価される。
5: FIMは介護負担度の指標になる。
FIMで誤っているのはどれか。
1: 認知領域と運動領域とがある。
2: 得点は0~126点である。
3: 18の評価項目がある。
4: 介護負担度の指標となる。
5: セルフケアの項目はBarthel indexと類似する。
FIMについて誤っているのはどれか。
1: 社会的認知の項目がある。
2: 合計の最低点は18点である。
3: 完全自立レベルは7である。
4: 補装具使用で自立するときは修正自立となる。
5: 監視レベルは4である。
脳卒中片麻痺患者のADL訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 更衣動作の前開きシャツは、非麻痺側上肢から着る。
2: 移動動作では、車椅子を麻痺側上下肢で操作する。
3: 更衣動作訓練の導入時には、丸首シャツを用いる。
4: 洗体動作では、長めのループ付きタオルで背中を洗う。
5: トイレ動作では、壁のL字型手すりを使って移乗する。
FIMで誤っているのはどれか。
1: している状態を評価する。
2: 18項目からなる。
3: 各項目は7段階評価である。
4: 自立には修正自立と完全自立がある。
5: 認知項目には失語評価がある。
Barthel Indexで「椅子とベッド間の移乗」が「最小限の介助」である場合と同じ点数になるのはどれか。2つ選べ。
1: 排尿コントロール自立
2: トイレ動作部分介助
3: 食事自立
4: 入浴自立
5: 移動自立
移動評価において「歩行は困難であるが、介護者の見守りの下、車椅子で50 mの移動が可能である」場合のFIMとBarthel Indexの評価点との組合せで正しいのはどれか。
1: FIM 6点―Barthel Index 10点
2: FIM 5点―Barthel Index 10点
3: FIM 5点―Barthel Index 5点
4: FIM 4点―Barthel Index 5点
5: FIM 4点―Barthel Index 0点