第48回午後第12問の類似問題

第45回午後:第47問

脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者で自立が最も困難な項目はどれか。  

1: 車椅子のキャスター上げ

2: 車椅子で5 cmの段差昇降

3: 床面から車椅子への乗り移り

4: ベッドから車椅子までの側方移乗

5: 車椅子の積み下ろしを伴う自動車の利用

第49回午後:第36問

標準型車椅子の使用者の生活環境として適切なのはどれか。  

1: トイレのドアは内開きにする。

2: 屋外スロープの勾配は1/10とする。

3: 浴室と脱衣所の間にグレーチングを設置する。

4: 洗面台のカウンターの高さは50 cm程度とする。

5: 玄関前の回転スペースは直径90 cm程度とする。

第55回午後:第11問

25歳の男性。頸髄完全損傷、Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類でC6A。ベッド・車椅子間の移乗動作の自立を目指して天井走行型リフトを使用した訓練を行うことになった。吊り具の写真を示す。選択する吊り具として正しいのはどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第53回午前:第38問

標準型車椅子の使用者の生活環境として適切なのはどれか。  

1: トイレのドアは内開きにする。

2: 作業台の高さは50 cm程度とする。

3: 屋外スロープの勾配は1/10とする。

4: 浴室と脱衣所の間にグレーチングを設置する。

5: 玄関前の回転スペースは直径90 cm程度とする。

  • 答え:4
  • 解説:標準型車椅子の使用者の生活環境では、車椅子での移動や作業がしやすいように、適切な設計や設置が求められます。この問題では、適切な生活環境を選ぶことが求められています。
  • トイレのドアは内開きではなく、引き戸の方が車椅子での出入りに有利です。内開きのドアは車椅子での操作が難しく、スペースも狭くなりがちです。
  • 作業台の高さは50 cmでは低すぎます。車椅子の座面が一般的に40~45 cmであるため、作業台の高さは70 cm程度が適切です。
  • 屋外スロープの勾配は1/10では急すぎます。車椅子使用者にとって適切な勾配は1/12~1/15の範囲です。
  • 浴室と脱衣所の間にグレーチングを設置することで、段差を解消しながら水の侵入も防ぐことができます。これは標準型車椅子の使用者の生活環境として適切です。
  • 玄関前の回転スペースは直径90 cmでは狭すぎます。車椅子の回転スペースには直径150 cmが必要です。また、角を曲がるには90 cm程度の幅が必要とされます。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第20問

26歳の男性。オートバイ事故によるびまん性軸索損傷。2週間意識不明であった。受傷後2か月経過。病棟からの情報では、食事、整容は粗雑だが自立。車椅子への移乗は不安定で、ひとりでベッドから乗り移って転倒する。車椅子での自立走行は可能。自分の部屋を間違える。作業療法の開始時の評価項目で適切でないのはどれか。  

1: 認知機能

2: 記憶

3: 運動・感覚機能

4: ADL

5: IADL

第46回午前:第82問

頸髄完全損傷の機能残存レベルと課題との組合せで誤っているのはどれか。  

1: C4 — 電動車椅子の操作

2: C5 — ベッドへの横移乗

3: C6 — 長便座への移乗

4: C7 — 自動車への車椅子の積み込み

5: C8 — 高床浴槽への出入り

第48回午前:第34問

脊髄完全損傷の機能残存レベルと到達可能なADLの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: C4 − ジョイスティック付電動車椅子走行

2: C5 − ズボンの着脱

3: C7 − 自助具を用いての整容動作

4: T1 − 自動車への移乗

5: T10 − 短下肢装具を用いての歩行

第44回午前:第72問

腰髄損傷者(第1腰髄節まで機能残存)の車椅子適合で正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 車軸の位置 − 肩関節を通る床面への垂線上

2: 座面の幅 − 骨盤の横幅+10 cm

3: 背もたれの高さ − 腋窩の高さ−10 cm

4: サイド(スカート)ガードの高さ − 腸骨稜の高さ−2 cm

5: フットサポート(足台)の高さ − 床面から2 cm

第46回午前:第8問

頸髄損傷患者。握力は測定不能で、ごく軽い物品は図Aのように把持できる。図Bのように肩関節外転を伴って、前腕を回内することができる。「顔にかかった掛け布団を払いのけることができない」と訴える。この患者の車椅子使用で正しいのはどれか。 

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1: フットサポートに手を届かせる方法はない。

2: 車椅子上での殿部の除圧は自力ではできない。

3: 車椅子前進駆動のために上腕三頭筋を用いる。

4: ADL自立のためには電動車椅子が必須である。

5: 適度な摩擦が得られればノブ付きハンドリムは不要である。

第56回午後:第9問

58歳の男性。脊髄小脳変性症。脊随小脳変性症の重症度分類(厚生省、1992)の下肢機能障害III度、上肢機能障害II度である。脱衣所と洗い場の段差はなく、浴槽は据え置き式で、高さは50 cmであった。住環境整備について誤っているのはどれか。 

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1: ベッド(A)を(A´)に移動する。

2: 開き戸(B)を外開きから内開きに変更する。

3: 浴槽内の(C)の位置に浴槽台を設置する。

4: 洗い場の壁(D)に横手すりを設置する。

5: 浴槽の(E)の位置にバスボードを設置する。

第50回午後:第31問

脊髄完全損傷者の機能残存レベルと日常生活動作の到達レベルの組合せで正しいのはどれか。  

1: 第4頸髄節 - 手動での車椅子操作

2: 第5頸髄節 - 更衣動作の自立

3: 第6頸髄節 - 寝返りの自立

4: 第7頸髄節 - 介助によるトイレへの移乗

5: 第8頸髄節 - 介助による起き上がり

第49回午後:第16問

22歳の男性。身長170 cm、体重70 kg。外傷性頸髄損傷後6か月経過。MMTは、肘関節屈曲5、肘関節伸展2、手関節屈曲1、手関節伸展4、手内筋0、下肢0。ベッドへの移乗が自立したので、屋内で使用する車椅子を検討した。車椅子作製上の留意点で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 背もたれの高さを肘台と同じ高さにする。

2: 駆動輪の車軸を標準よりも前方に移動する。

3: 14インチの駆動輪を使用する。

4: トグル式ブレーキを使用する。

5: 足台をスイングアウト式にする。

第42回午前:第50問

車椅子使用者に配慮した生活環境の整備で正しいのはどれか。  

1: スロープの最大勾配:12%

2: 玄関の幅員:70 cm

3: 車椅子と人がすれ違う通路の幅員:100 cm

4: エレベーターのボタンの高さ:120 cm

5: 車椅子の回転スペース:150 cm

第38回午前:第67問

脳性麻痺児のADLで適切でないのはどれか。  

1: 座位は腹臥位→四つ這い位→座位の順で行うのが容易である。

2: 痙直型では割り座位が安定するので奨励する。

3: 痙直型では男子用トイレでは体幹支持バーが介助に有効である。

4: アテトーゼ型では滑り止めマットなどで食器を固定すると良い。

5: アテトーゼ型では足で蹴って車椅子駆動を行う。

第48回午前:第33問

頸髄損傷による完全四肢麻痺者の機能残存レベルと自立可能な動作の組合せで正しいのはどれか。  

1: C4 − 天井走行式リフターを使用した移乗

2: C5 − 自己導尿による排尿

3: C6 − トランスファーボードなしでの自動車運転席への移乗

4: C7 − 車椅子から床への移乗

5: C8 − 手動装置なしでの自動車運転

第37回午前:第93問

車椅子の採寸について誤っているのはどれか。  

1: 座幅は両大転子間の幅に5 cm加えた幅とする。

2: 座の奥行は背面から膝窩までの長さから5 cm差し引いた長さとする。

3: 背もたれ高は座面から腋窩までの長さに10 cm加えた長さとする。

4: アームレストは座面から肘までの高さに2.5 cm加えた高さとする。

5: フットレストの位置は床面より5 cm以上で大腿遠位部と座面との間に指が差し込める高さとする。

第41回午前:第27問

75歳の男性。脳卒中による左片麻痺。ブルンストローム法ステージは上下肢ともIII。屋内はプラスチック短下肢装具装着で歩行、屋外は車椅子で移動することで退院計画を立てることになった。住宅改造の指導で適切でないのはどれか。 

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1: 廊下に横手すりを設置する。

2: あがりかまちにL字型手すりを設置する。

3: 玄関口とあがりかまちの間に座れる椅子を置く。

4: 玄関の出入り口の段差にスロープを設置する。

5: 廊下に毛足の長いじゅうたんを敷き詰める。

第51回午後:第5問

身体計測を行った結果を図に示す。標準型車椅子を作製するにあたり、車椅子基本寸法として正しいのはどれか。2つ選べ。なお、座面にクッションは入れないものとする。 

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1: 座幅は50 cmとする。

2: 座奥行きは41 cmとする。

3: バックサポート(バックレスト)高は46 cmとする。

4: アームサポート(アームレスト)高は18 cmとする。

5: フットサポート・シート間距離は30 cmとする。

第50回午前:第11問

20歳の男性。頸髄完全損傷。動作獲得を制限する関節可動域制限、残存筋力の低下および合併症はない。洋式便座に側方移乗で移乗し、便座上座位で排便を行う。この患者が使用する坐薬挿入の自助具と、自助具を使用する際の姿勢を図に示す。Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類にする最上位の機能残存レベルはとれか。 

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1: C6A

2: C6B1

3: C6B2

4: C6B3

5: C7A

第42回午前:第55問

脊髄損傷の機能残存レベルと課題との組合せで誤っているのはどれか。  

1: C4-電動車椅子の操作

2: C5-ベッドへの横移乗

3: C6-長便座への移乗

4: C7-自動車への車椅子の積み込み

5: C8-高床浴槽への出入り