症候とその説明の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Uhthoff徴候 ── 体温の低下で神経症状が悪化する。
2: Lasègue徴候 ── 腰椎椎間板ヘルニアで陽性になる。
3: Lhermitte徴候 ── 頸部の前屈により背部中央に痛みが走る。
4: 内側縦束症候群 ── 後頭葉の障害で起こる。
5: Brown-Séquard症候群 ── 脊髄の両側横断性障害で起こる。
脳卒中後の肩手症候群について正しいのはどれか。
1: 運動麻痺重症例よりも軽症例に多い。
2: 女性の発症率は男性の約2倍である。
3: 脳卒中発症後6か月以降に生じる。
4: 発症頻度は40%程度である。
5: 複合性局所疼痛症候群typeⅠに分類される。
脳の病変部位と出現しやすい症候との組合せで正しいのはどれか。
1: 黒質―――感覚障害
2: 視床―――嗅覚障害
3: 赤核―――摂食嚥下障害
4: 線条体――不随意運動
5: 扁桃体――筋緊張異常
右後下小脳動脈の閉塞で発症した脳梗塞でみられないのはどれか。
1: 右片麻痺
2: 右眼瞼下垂
3: 右小脳性運動失調
4: 右顔面温痛覚障害
5: 左上下肢温痛覚障害
正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症 - 筋 痛
2: Parkinson病 - 折りたたみナイフ現象陽性
3: フリードライヒ失調症 - Romberg徴候陰性
4: Guillain-Barré症候群 - 腱反射減弱
5: 脊髄空洞症 - 解離性感覚障害
第5胸髄レベルの脊髄横断面の模式図に損傷部位を斜線で示す。右下肢にみられる症状はどれか。
1: 運動麻痺
2: 痛覚鈍麻
3: 位置覚異常
4: 振動覚低下
5: 腱反射亢進
認知障害がみられるのはどれか。
1: 重症筋無力症
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: Guillain-Barré症候群
4: 筋強直性ジストロフィー
5: 平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)
脳梗塞の発生部位と出現する症状の組合せで正しいのはどれか。
1: Broca領域 ── 遂行機能障害
2: 右小脳半球 ── 左上下肢の運動失調
3: 右内包後脚 ── 左上下肢の運動麻痺
4: 左前頭葉 ── 左半側空間無視
5: 左放線冠 ── 感覚性失語
脊髄小脳変性症に比べて多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
1: 痙縮
2: 運動失調
3: 嚥下障害
4: 構音障害
5: 有痛性けいれん
正しい組合せはどれか。
1: 重症筋無力症-運動失調
2: パーキンソン症候群-企図振戦
3: フリードライヒ失調症-Romberg徴候陰性
4: ギラン・バレー症候群-腱反射亢進
5: 脊髄空洞症-解離性感覚障害
麻痺のない大脳半球損傷患者の病態と検査所見との組合せで適切なのはどれか。
1: 観念運動失行-お茶を入れるまねができない。
2: 観念失行-他者の指の形を模倣できない。
3: 運動維持困難-閉眼で舌を出させると目が開いてしまう。
4: 運動消去現象-感覚刺激に反応して片手を挙上できない。
5: 着衣失行-衣類のボタンやポケットの意味が分からない。
脊髄ショック期の徴候として正しいのはどれか。
1: 温痛覚解離
2: 痙性四肢麻痺
3: 肛門括約筋反射消失
4: 深部腱反射亢進
5: 排尿反射亢進
糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。
1: 単神経障害を呈することが多い。
2: 近位部の筋力低下が生じやすい。
3: アキレス腱反射が低下しやすい。
4: 深部感覚では位置覚が障害されやすい。
5: 感覚障害は左右非対称であることが多い。
脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 発 汗
2: 頻 脈
3: 高血圧
4: 低血糖
5: 四肢の疼痛
脊髄小脳変性症にみられにくく、多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
1: 痙縮
2: 運動失調
3: 嚥下障害
4: 構音障害
5: 有痛性痙攣
優位半球損傷に特徴的な症状はどれか。
1: 検者が示した指先への注視運動ができずに視点も定まらない。
2: 損傷した脳の反対側から呼びかけても顔面を向けられない。
3: 検者が出したジャンケンのチョキの模倣動作ができない。
4: 裏返しになった衣服を正しく着ることができない。
5: 閉眼したまま提舌を20秒以上持続できない。
脳卒中後の肩手症候群について正しいのはどれか。
1: 患側の手に冷感がみられる。
2: 麻痺が重度の場合に発症しやすい。
3: 星状神経節ブロックは無効である。
4: 脳卒中発症後3週以内に生じやすい。
5: 自動的な関節可動域運動は症状を悪化させる。
ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.初期に軽い感覚障害を生じる。イ.四肢の痙性麻痺を生じる。ウ.軸索型は脱髄型より予後は良好である。エ.肢節近位部から遠位部に向けて回復する。オ.重症では呼吸筋麻痺をきたす。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
65歳の男性。脳卒中左片麻痺発症後3か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢II、手指II、下肢II。左肩関節は一横指の亜脱臼があり、肩手症候群を合併している。左肩関節可動域は屈曲80°、外転60°、外旋10° と痛みを伴う制限がある。左半側空間無視があり、座位は患側前方へ傾き自立保持は不可能である。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 肩手症候群に対するアームスリング装着
2: 座位での健側上肢体重支持練習
3: 長下肢装具を用いた平行棒内立位訓練
4: 患側下肢の随意運動促通
5: 患側片肘立ちの起き上がり動作練習
筋萎縮性側索硬化症にみられる症状はどれか。
1: 運動失調
2: 固縮
3: 感覚障害
4: 構音障害
5: 排尿障害