関節リウマチの症状と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 肩関節痛――――――持続伸張運動
2: 手指の変形―――――超音波療法
3: 足の外反母指――――金属支柱付短下肢装具
4: 膝関節外反変形―――外側ウェッジ
5: 環軸関節亜脱臼―――頸椎前屈姿勢の予防
発育性股関節形成不全について正しいのはどれか。
1: 開排は制限されない。
2: 大腿骨頭の前方脱臼が多い。
3: 乳児期ではリーメンビューゲル装具を用いる。
4: 2歳以上では外転位保持免荷装具を用いる。
5: 二次的な変形性股関節症にはなりにくい。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における運動と前腕肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節屈曲・伸展 - 回内位
2: 肩関節外旋・内旋 - 中間位
3: 肘関節屈曲・伸展 - 回外位
4: 手関節屈曲・伸展 - 回外位
5: 手関節橈屈・尺屈 - 中間位
大腿義足の膝継手選択時の留意点の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 短断端者 − 遊脚相のコントロール
2: 長断端者 − 立脚相での安定性
3: 不整地歩行 − 立脚相におけるイールディング機構
4: 低活動者 − アライメントによる安定化
5: 高齢者 − 多軸インテリジェント
55歳の女性。若年時から跛行がある。ここ数年で右股関節痛が増悪し来院した。運動麻痺、感覚障害はなく、整形外科的手術の既往もない。背臥位、膝屈曲位で図のような肢位がみられた。異常がみられない評価項目はどれか。
1: 股関節の関節可動域
2: 棘果長
3: 下肢の徒手筋力テスト
4: 下肢深部腱反射
5: 大腿周径
大腿義足装着者の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 過度の腰椎前弯―股関節伸展拘縮
2: 外転歩行――――股関節屈曲拘縮
3: 義足膝の不安定―股関節伸展筋力低下
4: 伸び上がり歩行―股関節内転筋力低下
5: 分回し歩行―――股関節内転拘縮
外傷と障害される関節との組合せで正しいのはどれか。
1: Monteggia骨折 — 肩関節
2: Galeazzi骨折 — 遠位橈尺関節
3: Barton骨折 — 肘関節
4: Bennett骨折 — DIP関節
5: Mallet指 — PIP関節
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と基本軸の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩甲帯挙上 - 肩峰と胸骨上縁を結ぶ線
2: 肩外転 - 両側の肩峰を結んだ線への垂直線
3: 前腕回内 - 橈骨
4: 膝屈曲 - 大腿骨
5: 足部内がえし - 下腿軸への垂直線
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で垂直線を基準に用いるのはどれか。2つ選べ。
1: 肩屈曲
2: 肘屈曲
3: 股内旋
4: 膝屈曲
5: 頸部側屈
腱板不全断裂の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 急性期は三角巾による局所の安静
2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練
3: 滑車を用いた肩関節可動域維持
4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練
5: 重錘を用いた上肢挙上運動
多発筋炎で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 筋痛に対しては温熱療法を行う。
2: 急性期には車椅子自走で移動する。
3: 急性期治療時から下肢筋力増強訓練が推奨される。
4: 股関節部に疼痛が出現した時は大腿骨頭壊死の合併に注意する。
5: 慢性期の運動負荷量の決定には血清CKの推移が参考となる。
44歳の患者。Ⅱ度の熱傷がある部位を図に示す。受傷後3日目に保持すべき肢位で正しいのはどれか。
1: 頸部中間位
2: 肩関節外転位
3: 右前腕回内位
4: 体幹軽度屈曲位
5: 股関節軽度屈曲位
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節
2: 肘関節
3: 手関節
4: 股関節
5: 膝関節
下腿義足の静的アライメントにおいて、つま先の浮き上がりが観察され、膝折れを起こしそうな不安定感の訴えがあった。ソケットへの対応で適切なのはどれか。
1: 外側へ移動させる。
2: 後方へ移動させる。
3: 内側へ移動させる。
4: 初期屈曲角度を減らす。
5: 初期内転角度を減らす。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で運動方向と参考可動域角度の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩屈曲 ― 0~180°
2: 肩外旋 ― 0~ 30°
3: 手尺屈 ― 0~ 15°
4: 股外転 ― 0~ 45°
5: 膝伸展 ― 0~ 10°
治療法と対象の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Frenkel体操―――脊髄性失調
2: Codman体操―――腰痛症
3: 漸増抵抗運動―――痙 縮
4: Williams体操―――下肢閉塞性動脈硬化症
5: ミラーセラピー――幻肢痛
短期間の固定後に生じた肘伸展制限に対する関節可動域運動で適切でないのはどれか。
1: 上腕二頭筋の収縮を利用する。
2: 上腕三頭筋の収縮を利用する。
3: 前処置として温熱を加える。
4: 手関節の可動域運動を行う。
5: 短時間に強い伸張を加える。
鏡視下半月板縫合術後2週目の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 120°屈曲までの膝関節可動域訓練
2: 大腿四頭筋等尺性運動
3: 弾性バンドでハムストリングス強化
4: 膝装具使用
5: T字杖歩行
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)において、基本軸または移動軸が橈骨であるのはどれか。2つ選べ。
1: 肩外旋
2: 肩屈曲
3: 肘伸展
4: 手背屈
5: 前腕回内
関節運動とそれを制限する靱帯との組合せで正しいのはどれか。
1: 肩鎖関節回旋 − 烏口肩峰靱帯
2: 脊椎の伸展 − 後縦靱帯
3: 股関節伸展 − 大腿骨頭靱帯
4: 膝関節伸展 − 膝前十字靱帯
5: 足関節内がえし − 三角靱帯