第43回午前第61問の類似問題

第45回午後:第29問

右利きの右上腕切断者への義手の導入方法で適切なのはどれか。  

1: 義手操作で書字の練習を行う。

2: 断端の周径が安定してから行う。

3: 手先具の開閉は肘最大屈曲位で行う。

4: 肘ロックの訓練は肩関節屈曲90°で行う。

5: 手先具の把握訓練の対象物は硬いものから行う。

第47回午後:第7問

上腕切断者に対する義手操作の指導の様子を図に示す。操作内容として正しいのはどれか。 

47_1_7

1: 肘継手の屈曲-伸展動作

2: 肘継手のロックの操作

3: 手先具の交換操作

4: 手先具の回旋操作

5: 手先具の開閉動作

第40回午前:第65問

上腕切断者の作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 健側の筋力強化を行う。

2: 弾性包帯は末梢側ほどきつく巻くように指導する。

3: 義手を健側の母指までの長さと同じにする。

4: 操作効率が悪い場合はハウジングを長くする。

5: 鏡を見て姿勢をチェックするように指導する。

第50回午前:第33問

肩手症候群に対する治療介入で誤っているのはどれか。  

1: 温熱療法を併用する。

2: 肩関節の可動域訓練を行う。

3: 手指と手関節との可動域訓練を行う。

4: 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。

5: 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。

第57回午後:第30問

上腕能動義手の適合検査項目とその不適合の原因との組合せで正しいのはどれか。  

1: 義手装着時の肩関節可動域―――――――――肘プーリーユニット取り付け位置の不良

2: 前腕部(肘継手)の屈曲可動域―――――――ソケットのトリミング不良

3: 肘の最大屈曲に要する肩関節の屈曲角度―――ケーブルの長さの不良

4: 回旋力に対する安定性―――――――――――ハーネスの調整不良

5: 引っ張り荷重(下垂力)に対する安定性―――リテーナーの位置不良

第39回午前:第20問

35歳の女性。右上腕切断・標準断端。受傷後2か月経過。仮義手による肘継手操作訓練中、ロックがかかり難い現象がみられた。原因を解明するための評価項目で適切でないのはどれか。 ア.ロック、アンロック操作時の肩の運動イ.ソケットの適合ウ.肘コントロールケーブルの走行エ.ベースプレートの取りつけ位置オ.操作効率  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第41回午前:第74問

腱板不全断裂の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 急性期は三角巾による局所の安静

2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練

3: 滑車を用いた肩関節可動域維持

4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練

5: 重錘を用いた上肢挙上運動

第41回午前:第60問

腱板不全断裂の治療で誤っているのはどれか。  

1: 急性期は三角巾による局所の安静

2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練

3: 滑車を用いた肩関節可動域維持

4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練

5: 重錘を用いた上肢挙上運動

第40回午前:第66問

前腕の筋電義手で正しいのはどれか。  

1: 上肢挙上位では物をつかむことができない。

2: ポケットから硬貨を取り出すことができる。

3: 筋電採取のための筋収縮訓練が必要である。

4: ターミナルを交換することができない。

5: 把持力は一定である。

第41回午前:第43問

拘縮のある関節の可動域訓練で適切でないのはどれか。  

1: 実施者の体重を利用する。

2: 運動の反動を利用する。

3: 随意収縮を利用する。

4: 姿勢反射を利用する。

5: 温熱を利用する。

第47回午後:第34問

短期間の固定後に生じた肘伸展制限に対する関節可動域運動で適切でないのはどれか。  

1: 上腕二頭筋の収縮を利用する。

2: 上腕三頭筋の収縮を利用する。

3: 前処置として温熱を加える。

4: 手関節の可動域運動を行う。

5: 短時間に強い伸張を加える。

第42回午前:第62問

前腕能動義手のパーツと役割との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ソケット-切断部の長さを代償する。

2: ケーブル-手先具に力を伝達する。

3: 三角筋パッド-ハウジングの角度を調節する。

4: リテーナー-ハーネスの装着感を向上させる。

5: 手継手-手先具の開閉効率を向上させる。

第48回午後:第7問

50歳の女性。右上腕短断端切断。受傷後3か月経過。図のような上腕義手を製作した。義手操作練習時、肘90°屈曲位で手先具を完全に開くことができなかった。対応で正しいのはどれか。 

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1: 肘継手を交換する。

2: 9字ハーネスに変える。

3: 手先具の力源ゴムを増やす。

4: ケーブルハウジングを短くする。

5: リフトレバーの位置を遠位にする。

第45回午前:第5問

上腕義手の適合検査の結果、肘90°屈曲位で手先具を完全に開くことができなかった。対応として適切なのはどれか。 

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1: ①の黒塗り部分を短縮

2: ②の黒塗り部分を削除

3: ③を矢印の方向へ移動

4: ④を矢印の方向へ移動

5: ⑤の黒塗り部分を延長

第47回午前:第34問

上腕義手(手先具は能動開き式)の適合判定の際、肘90度屈曲位で手先具が完全には開かなかった。原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。  

1: ケーブルハウジングが長過ぎる。

2: ソケットが断端と適合していない。

3: 前腕支持部のトリミングが不良である。

4: 残存肢の肩甲帯の筋力が低下している。

5: 切断肢肩関節の回旋可動域に制限を認める。

第54回午前:第33問

筋電義手で正しいのはどれか。  

1: 小児には使用しない。

2: 作業用ハンドはない。

3: 能動義手に比べ把持力が強い。

4: 前腕義手にはハーネスが必要である。

5: 前腕義手より上腕義手の症例が多い。

  • 答え:3
  • 解説:筋電義手は体外力源義手の一種で、筋収縮時に発生する筋電位を検出し、それを増幅して手先具開閉のon/offを行う。能動義手に比べて把持力が強く、前腕義手の症例が多い。
  • 選択肢1は間違いです。筋電義手は成人だけでなく、小児にも適応されることがあります。
  • 選択肢2は間違いです。筋電義手には、能動義手と同様に作業用ハンドも存在し、操作目的に応じて手先具を変更することができます。
  • 選択肢3は正しいです。筋電義手は能動義手に比べて把持力が強く、約90 Nの把持力があり、ADL上での使用に十分な力を発揮します。
  • 選択肢4は間違いです。筋電義手は能動義手と異なり、前腕部に介達する筋力が不要であるため、ハーネスが必要ない場合があります。
  • 選択肢5は間違いです。筋電義手は上腕義手よりも前腕義手の症例が多いです。上腕義手の場合は、上腕ソケット内に電極が設置され、ハンドの制御を行います。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第34問

作業療法で正しいのはどれか。  

1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。

2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。

3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。

4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。

5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。

第49回午後:第32問

前腕能動義手のパーツと役割の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 三頭筋パッド ― ハウジングの角度を調節する。

2: リテーナー ― ハーネスの装着感を向上させる。

3: ケーブル ― 手先具に力を伝達する。

4: ソケット ― 切断部の長さを代償する。

5: 手継手 ― 手先具の開閉効率を向上させる。

第38回午前:第70問

適切でないのはどれか。  

1: マクラメは段階的な構成能力訓練として用いることができる。

2: 段通織りは上肢の粗大な動きを改善することができる。

3: ビーズ通しは目と手の協調性を改善することができる。

4: 鋳込みによる陶芸は達成感の形成に寄与できる。

5: 革細工のモデリングは肘の可動域を改善できる。

第34回午前:第72問

作業種目と目的との組合せで正しいのはどれか。  

1: かんなの使用-回内回外運動の改善

2: かぎ針編み-手関節屈筋群の伸張

3: 銅板打出し-手指の筋力強化

4: 粘土細工の押しのべ-握り動作の改善

5: サンディング-手指の協調運動の獲得