コックアップ・スプリントの適応となるのはどれか。
1: 橈骨神経麻痺
2: 尺骨神経麻痺
3: 正中神経麻痺
4: 尺側偏位
5: MP関節伸展拘縮
Cバー付手関節背屈掌側スプリントのチェック項目で誤っているのはどれか。
1: Cバーは母指の最大外転位を保っている。
2: 手掌アーチ支えはMP関節の少し近位にある。
3: 装具・ベルトは尺骨頭と非接触である。
4: 前腕部は橈骨頭までの長さである。
5: スプリント材の断端は十分に滑らかである。
スプリントと末梢神経障害との組合せで正しいのはどれか。
1: コックアップスプリント - 正中神経麻痺
2: 尺側偏位防止スプリント - 尺骨神経麻痺
3: ナックルベンダー - 橈骨神経麻痺
4: 長対立装具 - 尺骨神経麻痺
5: 短対立装具 - 正中神経麻痺
32歳の男性。右環指中手骨骨折に対する固定術後8週経過。エックス線写真(A)と手指の写真(B)とを別に示す。この患者の作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: MP関節の屈曲訓練
2: 母指と環指との対立訓練
3: 夜間安静スプリントの装着
4: 逆ナックルベンダーの装着
5: 手術創癒着部への極超短波療法
上肢装具と目的について正しいのはどれか。
1: ウェブスペーサ ―――――――――― 母指外転筋短縮予防
2: Thomasスプリント ―――――――― 手関節中間位固定
3: 指用ナックルベンダー ――――――― PIP関節屈曲補助
4: 肘屈曲型アームスリング ―――――― 肩関節外転位保持
5: フレクサーヒンジ・スプリント ――― 手関節屈曲機能を利用した把持動作
正しい組合せはどれか。
1: 猿 手-尺骨神経麻痺
2: 下垂手-橈骨神経麻痺
3: 鷲 手-正中神経麻痺
4: 槌 指-PIP関節脱臼骨折
5: ボタン穴変形-手指屈筋腱損傷
手根管症候群について正しいのはどれか。
1: 夜間は上肢を下垂して負担を減らす。
2: 正中神経の伝導速度は前腕部で低下する。
3: 安静のためのスプリントは手関節背屈位とする。
4: 掌側のしびれで発症する場合が多い。
5: 母指球の筋萎縮は運動神経の脱髄によって生じる。
手指屈筋腱損傷者への術後のKleinert法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 指を自動伸展させる。
2: MP関節は屈曲位に固定する。
3: 手関節は軽度背屈位に固定する。
4: 爪とスプリントとをピアノ線で結ぶ。
5: 3週間固定後に自動運動を開始する。
関節リウマチの手指で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: スワンネック変形ではPIP関節が過屈曲する。
2: 母指のボタンホール変形ではZ変形をきたす。
3: ムチランス型ではオペラグラス変形がみられる。
4: 尺側偏位は中節骨より遠位部でみられる。
5: 手指の脱臼はMP関節に最も頻繁にみられる。
手背の深達性Ⅱ度熱傷に対する急性期のスプリンティング肢位で正しいのはどれか。
1: 母指掌側外転
2: 母指MP関節伸展
3: 第2~5指MP関節伸展
4: 第2~5指PIP関節屈曲
5: 第2~5指DIP関節屈曲
35歳の男性。飲酒後電車内で寝過ごし、右上腕部の圧迫によって橈骨神経麻痺となった。受傷4日後で橈骨神経領域の感覚低下があり、手関節背屈および手指伸展の自動運動は困難である。この患者に対するアプローチで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 上腕部のアイシング
2: 手関節背屈の抵抗運動
3: Engen型把持装具の使用
4: 手指・手関節の他動伸展運動
5: コックアップ・スプリントの使用
末梢神経麻痺とスプリントとの組合せで正しいのはどれか。
1: 尺骨神経麻痺-トーマス・スプリント
2: 尺骨神経麻痺-ナックルベンダー
3: 正中神経麻痺-パンケーキ・スプリント
4: 正中神経麻痺-オッペンハイマー型装具
5: 橈骨神経麻痺-短対立装具
84歳の女性。数年前から徐々に左手の示指と中指にしびれが生じ、母指の指尖つまみができなくなった。左手の写真を示す。この患者が使用する装具で正しいのはどれか。
1: 虫様筋カフ
2: 対立スプリント
3: 両側支柱付肘装具
4: 逆ナックルベンダー
5: コックアップスプリント
脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。
1: 頸部で上肢を支持する。
2: 肩関節は内旋位とする。
3: 前腕は回外位とする。
4: 手関節は掌屈位とする。
5: 手部は肘関節より低くする。
手根管症候群について正しいのはどれか。
1: 第1背側骨間筋の萎縮がみられる。
2: 手掌部のしびれは末期になると生じる。
3: 手関節部での正中神経の伝導速度が低下する。
4: 夜間スプリントは手関節背屈位とする。
5: 作業療法では手指の等張性屈曲・伸展運動を中心に行う。
正しい組合せはどれか。
1: 母指対立運動不能 - 橈骨神経麻痺
2: 手指内転不能 - 正中神経麻痺
3: Froment 徴候陽性 - 正中神経麻痺
4: 母指球筋萎縮 - 尺骨神経麻痺
5: 母指橈側外転不能 - 橈骨神経麻痺
両側支柱付短下肢装具で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ダブルクレンザック継手は足関節底背屈を制御する。
2: 内側足継手の位置は内果の最突出部とする。
3: 立脚期の反張膝には足継手を底屈位に固定する。
4: 内反足の矯正には内側ストラップを用いる。
5: 下腿半月の上端は腓骨頭より2~3 cm下とする。
筋と支配神経との組合せで誤っているのはどれか。
1: 長橈側手根伸筋-橈骨神経
2: 長母指外転筋-橈骨神経
3: 小指対立筋-正中神経
4: 浅指屈筋-正中神経
5: 母指内転筋-尺骨神経
対立スプリントの適応とならないのはどれか。
1: 関節リウマチ
2: 正中神経損傷
3: 橈骨神経損傷
4: 第5頸髄損傷
5: フォルクマン拘縮
手の運動について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 短母指外転筋は母指の対立に関与する。
2: 虫様筋は母指の内転に関与する。
3: 第一背側骨間筋は横つまみに関与しない。
4: 指伸筋はMP関節を伸展する。
5: 掌側骨間筋はPIP関節を屈曲する。