第40回午前第84問の類似問題

第57回午前:第23問

作業療法における効果判定について正しいのはどれか。  

1: 再評価は異なる尺度で行う。

2: 自然回復の影響は考慮しない。

3: 可能な限り質的なデータで示す。

4: 結果の前後比較のみで判断する。

5: プログラム再検討の判断材料とする。

  • 答え:5
  • 解説:作業療法における効果判定は、再評価や自然回復の影響を考慮し、質的・量的データを用いて判断される。また、効果判定の結果はプログラム再検討の判断材料となる。
  • 再評価は同一尺度で行い、変化量を前後比較することで効果判定に用いるため、この選択肢は間違いです。
  • リハビリテーション介入の効果は、自然回復の影響を十分に考慮して検証する必要があるため、この選択肢は間違いです。
  • 質的データも量的データもどちらも重要な指標であり、量的データは質的データよりも再現性が高く、効果判定を客観的に示すため、この選択肢は間違いです。
  • 結果の前後比較と、それに影響を与えたと想定される要因(交絡因子)も考慮して効果は判断されるため、この選択肢は間違いです。
  • 効果判定の結果は、訓練プログラムを継続と終了、継続する場合には修正を要するか、などの判断材料となるため、この選択肢が正しいです。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第43問

統合失調症の回復期前期の患者に適切な活動はどれか。  

1: SST

2: 軽い運動

3: 趣味の開発

4: 作業所見学

5: 買い物訓練

第45回午後:第47問

知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 1. 遊びの種類を減らす。

2: 2. 内発的に動機付ける。

3: 3. 作業は細かく段階付ける。

4: 4. 精神年齢相応の作業を用いる。

5: 5. 障害の特性を家族に説明する。

第51回午前:第46問

うつ病の急性期における対応で正しいのはどれか。  

1: 未解決の重要事項の処理を勧める。

2: うつ病の診断であることを説明する。

3: 自殺のリスクがあるので自殺を話題にしない。

4: 修正型電気けいれん療法〈m-ECT〉は禁忌である。

5: 器質的疾患が原因の場合には抗うつ薬による治療は行わない。

第36回午前:第84問

転換性障害患者に対する作業療法の留意点で適切でないのはどれか。  

1: 不安感の緩和

2: 生活リズムの安定化

3: 身体症状の解釈

4: 意欲の向上

5: 家族関係の調整

第34回午前:第56問

重症心不全患者について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.訓練や作業は食事の直後に行う。イ.入浴でつかるのは臍から胸までにする。ウ.四季を通じて保温に注意する。エ.筋力増強にはハンドグリップでの訓練を行う。オ.しゃがんでの草取りを勧める。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午前:第88問

摂食障害の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 熱中できる時間をつくる。

2: ストレス発散を促す。

3: 自己表現を促す。

4: コミュニケーションを楽しむ体験をさせる。

5: 食生活改善のためのプログラムを行う。

第55回午後:第45問

うつ病の治療で正しいのはどれか。  

1: 電気けいれん療法は自殺の危険度が低いときに行う治療である。

2: 回復を早めるため、気晴らしに旅行に出かけることを積極的に促す。

3: 抗うつ薬使用開始後、数日経っても効果が出なければ速やかに薬剤を変更する。

4: 患者の負担を減らすため、人生における重大な決定は速やかに行うよう指導する。

5: 自殺予防のため、希死念慮の確認は急性期だけでなく回復期にも行う必要がある。

  • 答え:5
  • 解説:うつ病の治療には薬物療法や心理療法が主に用いられるが、自殺予防も重要な要素である。回復期にも自殺の危険が高まるため、希死念慮の確認が必要である。
  • 電気けいれん療法は自殺の危険度が高いときや、昏迷などで薬物療法が困難なとき、慢性化している場合などに行われる。この選択肢は誤りである。
  • うつ病患者は精神的なエネルギーがなく、気晴らしを楽しむことができないため、旅行を積極的に促すことは逆効果になる可能性がある。この選択肢は誤りである。
  • 抗うつ薬の効果が現れるまでには1、2週間を要するため、数日で効果が出ないからといって薬剤を変更するべきではない。この選択肢は誤りである。
  • うつ病では判断力や決断力が低下しているため、重要な問題の決定は先延ばしさせた方がよい。この選択肢は誤りである。
  • うつ病患者の自殺の危険は、抑うつ状態の時期より回復期に高まる。患者との関わりの初期から、「自殺念慮は病的気分から生じるもので、病気が治れば消える」ことを伝え、早まった行動をとらないように約束を交わす必要がある。この選択肢が正しい。
  • 科目:気分障害
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第56回午後:第46問

正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する認知症患者への介入法はどれか。  

1: 作業回想法

2: ユマニチュード

3: ルーティン化療法

4: バリデーション療法

5: リアリティオリエンテーション

  • 答え:5
  • 解説:リアリティオリエンテーションは、認知症患者に対して現実見当識訓練を行い、見当識障害の改善を目的とした介入法である。
  • 作業回想法は、患者の心理的安定や感情・意欲を高揚させる目的で行われる方法であり、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • ユマニチュードは、人間らしさを取り戻すことを目標としたケア技法であり、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • ルーティン化療法は、毎日のスケジュールを固定し、困った習慣を問題のない習慣に変えていくアプローチであるが、認知症患者への日時や場所の情報提示には直接関係がない。
  • バリデーション療法は、経験や感情を認め、共感し、他者との信頼関係を築く方法であるが、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • リアリティオリエンテーションは、認知症患者に対して現実見当識訓練を行い、見当識障害の改善を目的とした介入法であるため、正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する方法として適切である。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午前:第46問

軽躁状態の患者に対する作業療法の目的として適切なのはどれか。  

1: 関心の拡大

2: 病感の獲得

3: 対人交流の改善

4: 自己評価の向上

5: 自己決断能力の向上

第34回午前:第30問

26歳の女性。躁病。雑誌の編集員。昼夜が逆転し、職場では同僚や上司に無遠慮な言動が目立ち始めた。日常行動もまとまりに欠けてきたので入院した。入院後1か月で落ち着き始め、職場復帰に向けて作業療法が開始された。開始時の作業で適切でないのはどれか。  

1: 短時間で達成可能なもの

2: 巧緻性の低いもの

3: 粗大運動の要素が多いもの

4: エネルギー発散の要素が強いもの

5: 量的達成度を求めるもの

第35回午前:第88問

うつ病患者の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 疲労感の訴え

2: 思考の制止

3: 行動の途絶

4: 焦燥感の訴え

5: 食欲不振の訴え

第34回午前:第79問

精神科作業療法の作業種目の選択において適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.医師の指示によって決定する。イ.患者自身が選択して決定する。ウ.多種類の種目から選択する。エ.治療目標によって決定する。オ.病前の趣味を選ぶ。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第36問

がん患者に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 疼痛ケアを優先する。

2: 手術前には開始しない。

3: 余命3か月で終了とする。

4: 化学療法実施時は中止とする。

5: 骨転移があれば安静とする。

第55回午後:第98問

うつ病の復職支援プログラムの内容として最も適切なのはどれか。  

1: 認知の歪みは修正しない。

2: 服薬自己管理の練習をする。

3: キャリア再構成の検討は行わない。

4: コミュニケーション能力の改善を図る。

5: 配置換えをしないことを前提に職場との連絡調整を行う。

  • 答え:4
  • 解説:うつ病の復職支援プログラムでは、生活リズムの立て直し、コミュニケーションスキルの獲得、職場ストレスへの対処法獲得を目的とするプログラムが行われるため、選択肢4が最も適切です。
  • 選択肢1は間違いです。うつ病の復職支援プログラムでは、認知行動療法を行い、再発予防のために認知や思考の歪みを修正することが重要です。
  • 選択肢2は間違いです。服薬自己管理の練習は、復職支援プログラムよりも前段階で行われるため、復職支援プログラムの内容としては不適切です。
  • 選択肢3は間違いです。うつ病の復職支援プログラムでは、必要に応じてキャリア再構成の検討も行うことがあります。
  • 選択肢4は正しいです。うつ病の復職支援プログラムでは、生活リズムの立て直し、コミュニケーションスキルの獲得、職場ストレスへの対処法獲得を目的とするプログラムが行われます。
  • 選択肢5は間違いです。うつ病からの復職では、必要に応じて配置換えを行うこともあるため、配置換えをしないことを前提にするのは不適切です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第84問

うつ病患者が作業療法場面で表現するのはどれか。  

1: もう一人の自分がいる。

2: 誰かに操られている。

3: 周りに迷惑をかけている。

4: もっと高度なことができる。

5: 周りから期待されている。

第38回午前:第75問

職業関連活動で適切でないのはどれか。  

1: 疾患の管理指導

2: 公共交通機関の利用指導

3: 特定の職業能力訓練

4: 職場環境の評価

5: 段階的な復帰プログラムの提案

第34回午前:第12問

小脳性運動失調患者への作業療法で適切でないのはどれか。  

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第37回午前:第45問

作業療法士の業務として適切でないのはどれか。  

1: 入浴介助方法の指導

2: 公共交通機関の利用練習

3: 階段への手すりの設置

4: 調理の手順や方法の指導

5: 趣味活動の指導

第48回午前:第43問

統合失調症の回復期後期に行う作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 休息援助

2: 対人交流

3: 衝動発散

4: 欲求充足

5: 鎮静と賦活