第40回午前第84問の類似問題

第53回午後:第50問

初回の作業療法面接において適切でないのはどれか。  

1: 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉から始める。

2: 非言語的表現に注意を向ける。

3: 患者の課題を指摘する。

4: 相づちを活用する。

5: 患者名を確認する。

  • 答え:3
  • 解説:初回の作業療法面接では、患者との信頼関係を築くことが重要です。そのため、開いた質問を用いて患者の話を引き出し、非言語的表現にも注意を払い、相づちを活用して傾聴の姿勢を示すことが大切です。また、患者名を確認することで、誤った対応を避けることができます。
  • 開いた質問(オープン・クエスチョン)を使うことで、患者が自由に話すことができ、より多くの情報を得ることができます。初回の作業療法面接では、患者の状態や課題を把握するために、開いた質問から始めるのが適切です。
  • 非言語的表現に注意を向けることは、初回の作業療法面接では特に重要です。患者が緊張して言葉にできないことも多いため、態度や表情などの非言語的表現を観察することで、患者の感情や思考を理解しやすくなります。
  • 患者の課題を指摘することは、初回の作業療法面接では適切でないです。まだ信頼関係が築かれていない段階で問題点を指摘すると、患者が不安や抵抗感を感じ、信頼関係が損なわれる可能性があります。
  • 相づちを活用することは、作業療法面接全般において適切です。相づちを用いることで、患者に対して傾聴していることを示し、患者が安心して話すことができる環境を作り出すことができます。
  • 患者名を確認することは、初回の作業療法面接では特に重要です。患者名を確認することで、誤った対応を避けることができ、患者に対して適切なケアを提供することができます。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午前:第80問

認知症高齢者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 複数の課題を提供する。

2: 絵や文字を併用し説明する。

3: 作業療法士が交代で指導する。

4: できない作業を中心に練習する。

5: 小集団で参加メンバーを固定する。

第57回午前:第21問

患者への治療に対するインフォームドコンセントとして適切なのはどれか。  

1: 専門用語で説明する。

2: 説明用の文書を用意する。

3: 治療のデメリットは伝えない。

4: 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。

5: 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。

第44回午前:第86問

気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。  

1: 疲れやすい。

2: 頑張り過ぎる。

3: 失敗にこだわる。

4: 興味が移りやすい。

5: 意思決定が苦手である。

第40回午前:第53問

頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)の作業療法として適切でないのはどれか。  

1: 上着はかぶりタイプから練習する。

2: 車椅子上で起立性低血圧が起こったら下肢を挙上する。

3: 自己導尿ができるようにカテーテル操作の練習をする。

4: 排便は臥位で行えるように環境を整える。

5: コンピュータの入力デバイスを検討する。

第41回午後:第65問

クリニカルパスで誤っているのはどれか。  

1: いつまでに何をするかを明確にする。

2: チームアプローチを促進する。

3: 患者への説明に利用する。

4: 職種ごとの役割を明確にする。

5: バリアント(逸脱)を生じないことが要件となる。

第41回午前:第15問

小脳性運動失調症患者への作業療法で適切でないのはどれか。  

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第56回午前:第23問

介護予防とその説明の組合せで正しいのはどれか。  

1: 一次予防 ── 活動性を維持させる。

2: 二次予防 ── 身体機能を改善させる。

3: 二次予防 ── 要介護状態を改善させる。

4: 三次予防 ── 生活習慣を改善させる。

5: 三次予防 ── 要介護状態になるのを遅らせる。

第51回午前:第47問

作業療法導入時の注意欠如・多動性障害の患者に対する配慮として正しいのはどれか。  

1: ルールや禁止事項を数多く設ける。

2: 他者と共同で行う作業を提供する。

3: 失敗体験を基にした動機づけを図る。

4: 不適応反応時の落ち着ける場所を確保する。

5: 周囲からの刺激を受けやすい環境を設定する。