第40回午前第62問の類似問題

第38回午前:第56問

橈骨神経麻痺でみられるのはどれか。  

1: 母指の内転ができない。

2: ボタンがかけづらい。

3: 母指と示指で輪ができない。

4: 母指と小指の対立ができない。

5: 指差しができない。

第35回午前:第3問

65歳の男性。農作業中に右上腕切断、標準断端である。受傷後1か月経過。義手の作製と訓練のため入院した。作業療法の評価で誤っているのはどれか。  

1: 断端周径は定期的に計測する。

2: 肩甲骨、肩関節の関節可動域を測定する。

3: 肩関節周囲筋の筋力測定を行う。

4: 能動義手の長さは肩峰から尺骨茎状突起までとする。

5: 感覚検査を行う。

第43回午前:第43問

手の機能解剖で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 手関節は背屈時に尺屈する。

2: 環指MP関節は伸展時に外転する。

3: 短母指外転筋は母指IP関節を伸展する。

4: 小指外転筋はMP関節を伸展する。

5: 外在筋は手の横アーチを支持する。

第50回午後:第8問

32歳の女性。交通事故による左上腕切断(上腕長30%残存)。上腕能動義手の適合検査で、肘継手を屈曲させたときに手先具が口元に届かなかった。考えられる原因はどれか。2つ選べ。  

1: 左肩屈曲の可動域低下

2: 左肩伸展の筋力低下

3: 左肩甲骨下制の筋力低下

4: 右肩甲骨外転の筋力低下

5: 右肩甲帯挙上の可動域低下

第56回午後:第74問

腕神経叢後神経束の障害で筋力低下が生じるのはどれか。2つ選べ。  

1: 上腕二頭筋

2: 上腕三頭筋

3: 大胸筋

4: 前鋸筋

5: 三角筋

  • 答え:2 ・5
  • 解説:腕神経叢後神経束に関与する筋は、腋窩神経(三角筋, 小円筋)、肩甲下神経(大円筋, 肩甲下筋)、胸背神経(広背筋)、橈骨神経(上腕三頭筋, 肘筋, 腕橈骨筋, 長橈側手根伸筋, 短橈側手根伸筋, 総指伸筋, 小指伸筋, 尺側手根伸筋, 回外筋, 長母指外転筋, 短母指伸筋, 長母指伸筋, 示指伸筋)である。
  • 上腕二頭筋は、外側神経束の筋皮神経が支配しているため、腕神経叢後神経束の障害では筋力低下は生じない。
  • 上腕三頭筋は、後神経束の橈骨神経が支配しているため、腕神経叢後神経束の障害で筋力低下が生じる。
  • 大胸筋は、外側神経束の外側胸筋神経が支配しているため、腕神経叢後神経束の障害では筋力低下は生じない。
  • 前鋸筋は、神経叢根の長胸神経が支配しているため、腕神経叢後神経束の障害では筋力低下は生じない。
  • 三角筋は、後神経束の腋窩神経が支配しているため、腕神経叢後神経束の障害で筋力低下が生じる。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午後:第9問

32歳の女性。交通事故による左上腕切断(上腕長30%残存)。上腕能動義手の適合検査で、肘継手を屈曲させたときに手先具が口元に届かなかった。この患者の肘継手として適切なのはどれか。  

50_1_9

第49回午後:第32問

前腕能動義手のパーツと役割の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 三頭筋パッド ― ハウジングの角度を調節する。

2: リテーナー ― ハーネスの装着感を向上させる。

3: ケーブル ― 手先具に力を伝達する。

4: ソケット ― 切断部の長さを代償する。

5: 手継手 ― 手先具の開閉効率を向上させる。

第47回午前:第3問

前腕部の写真を示す。番号を付した場所で筋腹が触診できる筋はどれか。2つ選べ。 

47_0_3

1: ①円回内筋

2: ②浅指屈筋

3: ③短母指屈筋

4: ④長母指伸筋

5: ⑤小指伸筋

第38回午後:第47問

つま先歩きになるのはどれか。2つ選べ。 ア.大殿筋筋力低下イ.大腿四頭筋筋力低下ウ.30°膝関節屈曲拘縮エ.3 cm以上の脚長差オ.脛骨神経麻痺  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午前:第57問

関節リウマチの手指で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: スワンネック変形ではPIP関節が過屈曲する。

2: 母指のボタンホール変形ではZ変形をきたす。

3: ムチランス型ではオペラグラス変形がみられる。

4: 尺側偏位は中節骨より遠位部でみられる。

5: 手指の脱臼はMP関節に最も頻繁にみられる。

第37回午前:第65問

手根屈筋腱の縫合術後8 週以降に開始する作業で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.釘打ちイ.菊練りウ.折り紙エ.籐細工オ.刺しゅう  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午前:第74問

上肢・手指ブルンストローム法ステージIVの運動で誤っているのはどれか。  

1: 腰の後ろに手をもっていく。

2: 肘伸展位で肩を90°外転する。

3: 肘90°屈曲位で前腕を回内・回外する。

4: 母指で横つまみをして離す。

5: 全指で鉤型握りをする。

第42回午前:第59問

腕神経叢麻痺全型損傷(完全麻痺)に対する肋間神経の筋皮神経移行術後における作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 術直後から肩関節をゼロポジションに保つ。

2: 拘縮予防のための手スプリントを作製する。

3: 呼吸に合わせて、肘関節の屈曲訓練を行う。

4: 入浴時に肘関節の屈曲伸展運動を指導する。

5: 腋窩(上腕と体幹)で物をはさむ訓練を行う。

第39回午後:第63問

正中神経低位麻痺で障害される筋はどれか。2つ選べ。 ア.長母指屈筋イ.母指内転筋ウ.母指対立筋エ.短母指外転筋オ.浅指屈筋  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第41回午前:第56問

前腕遠位部での正中神経縫合術後3週の患肢への作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 感覚障害-手掌から開始する知覚再教育

2: 関節拘縮-手関節背屈位で行う手指の関節可動域訓練

3: 筋力低下-非麻痺筋の積極的な筋力増強訓練

4: 手指機能-短対立装具を用いたつまみ訓練

5: 循環障害-上肢挙上位保持の指導

第52回午前:第5問

30歳の男性。左上腕切断短断端。右利き。肘継手の屈曲および手先の開閉コントロールを行い、「釘打ちがしたい」との希望があり、上腕義手を作製することになった。選択する義手のパーツとして適切なのはどれか。  

1: オープンショルダーソケット

2: リュックサックハーネス

3: 単式コントロールケーブルシステム

4: 能動肘ブロック継手

5: 能動ハンド

第41回午前:第11問

左片麻痺患者の車椅子座位の写真(別冊No. 2)を別に示す。ポジショニング指導で誤っているのはどれか。ア.肘台のクッションの上に左前腕を載せる。イ.車椅子にカットアウト・テーブルを設置する。ウ.両大腿部の下に折りたたんだタオルを敷く。エ.右股関節をスカートガードに近づける。オ.足台の高さを通常より低くする。  

41_0_11

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第36回午前:第59問

脊髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)における機能筋で誤っているのはどれか。 ア.上腕三頭筋イ.僧帽筋ウ.三角筋エ.上腕二頭筋オ.回外筋  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第34回午後:第5問

肘部で触知できないのはどれか。  

1: 腕橈骨筋

2: 上腕二頭筋腱

3: 上腕骨外側上顆

4: 尺骨神経

5: 橈骨動脈

第39回午前:第20問

35歳の女性。右上腕切断・標準断端。受傷後2か月経過。仮義手による肘継手操作訓練中、ロックがかかり難い現象がみられた。原因を解明するための評価項目で適切でないのはどれか。 ア.ロック、アンロック操作時の肩の運動イ.ソケットの適合ウ.肘コントロールケーブルの走行エ.ベースプレートの取りつけ位置オ.操作効率  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ