劣位半球の中大脳動脈閉塞で生じやすいのはどれか。
1: 尿失禁
2: 強制把握
3: 視覚失認
4: 半側空間無視
5: ウェルニッケ失語
外傷性脳損傷の前頭葉症状で頻度が低いのはどれか。
1: 記憶障害
2: 人格変化
3: 遂行機能障害
4: 注意力低下
5: 半側空間無視
気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。
1: 作業能率の低下
2: 作業種目への執着
3: 評価への高い関心
4: 複雑な作業への困惑
5: 失敗へのこだわり
せん妄をきたすのはどれか。
1: 解離性健忘
2: パニック発作
3: ナルコレプシー
4: アルコール離脱
5: 睡眠時遊行症(夢中遊行症)
高齢障害者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 身体機能だけでなく、認知機能や生活習慣を把握する。
2: 病前の趣味に関連した作業を選択する。
3: 傾眠がみられたら、睡眠状況や脱水の有無を確認する。
4: 白内障では、できるだけ日光の当たる場所で作業を行う。
5: 日常生活の中で役割を持てるような作業を指導する。
躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。
1: 集中力に乏しい。
2: 依存心が高まる。
3: 関心が拡散する。
4: 干渉が多い。
5: 脱線しやすい。
コルサコフ症候群の症状でないのはどれか。
1: 健 忘
2: 作 話
3: 転換症状
4: 記銘力障害
5: 失見当識
外傷性脳損傷のADLの予後と関連しないのはどれか。
1: 昏睡の期間
2: 除皮質肢位の有無
3: 外傷性健忘の期間
4: 共同性注視障害の有無
5: 半盲の有無
外傷性脳損傷のADLの予後と関連しないのはどれか。
1: 昏睡の期間
2: 除皮質肢位の有無
3: 外傷性健忘の期間
4: 共同性注視障害の有無
5: 半盲の有無
小脳性失調症患者の機能評価で必要性が低いのはどれか。
1: 簡易上肢機能検査
2: 起居動作の観察
3: 動的二点識別検査
4: 書字課題検査
5: 徒手筋力テスト
頭部外傷患者にみられる障害の特徴で適切でないのはどれか。
1: 自発性低下のため指示が必要である。
2: 受傷前後のことを忘れている。
3: 簡単なテストもいらいらして中断する。
4: 復職しても仕事を続けることが困難である。
5: 動作性知能より言語性知能の低下が大きい。
外傷性脳損傷後の障害と訓練・対応との組合せで適切なのはどれか。
1: 記憶障害 − 作業工程が多い種目とする。
2: 半側空間無視 − 無視側からの刺激を多くする。
3: 注意障害 − 作業工程の展開を速くする。
4: 遂行機能障害 − 毎回新しい作業活動を準備する。
5: 社会的行動障害 − 新しい集団への参加を促す。
広汎性発達障害で認めにくいのはどれか。
1: 姿勢異常
2: 精神遅滞
3: 限局した反復行動
4: コミュニケーション障害
5: 相互的な社会的関係の異常
中等度Alzheimer病にみられないのはどれか。
1: 1. 想起が低下する。
2: 2. 計算が苦手となる。
3: 3. 歩行能力が低下する。
4: 4. 道具使用が苦手となる。
5: 5. 地誌的見当識が低下する。
Lewy小体型認知症に伴うことが多いのはどれか。
1: 幻視
2: 失語症
3: 高血圧
4: 聴覚障害
5: 入眠障害
双極性障害患者の作業療法においてみられやすいのはどれか。
1: 多幸
2: 過活動
3: せん妄
4: 両価性
5: 感情失禁
統合失調症で現れにくいのはどれか。
1: 関連性を欠いた会話
2: 夜間の意識変容
3: 持続的な支配観念
4: 過敏な聴覚
5: 両価的な感情
左大脳半球の病変で出現しやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 左右失認
2: 病態失認
3: 半側無視
4: 観念失行
5: 着衣失行
67歳の男性。Lewy小体型認知症。退職しているにもかかわらず時々会社に行こうとするが、説明をすると納得する。「子供が部屋の中にいる」と訴えることが増えた。日常の動作は緩慢となり、歩行も困難になったため入院した。この患者に対する作業療法の際に適切なのはどれか。
1: 幻視の訴えを正す。
2: 身体の活動量を減らす。
3: リズムのある反復動作は避ける。
4: 転倒しやすいことを本人に伝える。
5: 過覚醒を防ぐために照明を暗くする。
Alzheimer型認知症の作業療法場面で特徴的なのはどれか。
1: 多動傾向
2: 固執傾向
3: 模倣行動
4: 感情失禁
5: 構成失行