広汎性発達障害児の就学に向けた作業療法で適切でないのはどれか。
1: 学校の環境調整を図る。
2: 身辺処理能力の向上を目指す。
3: 異年齢集団での対人交流を促す。
4: 家族へ障害の特徴を伝える。
5: 遊びの幅を広げる。
36歳の男性。精神分裂病(統合失調症)。20歳代に発病。就労を目的としてデイケアの通所を開始。対人関係は表面的には如才なく接している。しかし、女性や年下の人には横柄で命令的な反面、目上や初対面の人には緊張して口もきけない状態になることもある。就労に関しては公共職業安定所で職探しをしている。デイケアの活動で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.集団療法で過去の職歴について話し合う。イ.生活技能訓練で面接訓練を行う。ウ.外部機関への単独訪問を制限する。エ.自由画などの創造的作業を行う。オ.興味のある趣味的な作業を行う。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
精神分裂病(統合失調症)で能力低下(disability)に該当しないのはどれか。
1: 金銭の自己管理の低下
2: 自己決定力の低下
3: 作業効率の低下
4: 発動性の低下
5: 対人技能の低下
作業療法の初期評価として適切でないのはどれか。
1: 診療記録のレビュー
2: インタビュー
3: スクリーニング検査
4: 行動観察
5: 作業標本法
疾患と治療法との組合せで適切なのはどれか。
1: 認知症 - 催眠療法
2: 人格障害 - 森田療法
3: 統合失調症 - 回想法
4: 気分障害 - 認知行動療法
5: 発達障害 - 自律訓練法
精神科作業療法の経過記録の項目として必要がないのはどれか。
1: 作業種目
2: 作業量
3: 症状の変化
4: 会話の内容
5: 病棟生活の状況
治療者が指示や助言を与え、非適応的な行動をコントロールすることを目的とした治療法はどれか。
1: 芸術療法
2: 森田療法
3: 精神分析療法
4: 来談者中心療法
5: バイオフィードバック療法
神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。
1: 行動制限に伴うストレスを発散させる。
2: 食行動を促す調理活動を提供する。
3: 対人交流を楽しめる場を提供する。
4: 自己表現を助ける作業活動を提供する。
5: 道具や材料の自己管理を促す。
知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 興味を持つ作業から導入する。
2: 作業工程の少ないものを選ぶ。
3: 歴年齢指標を目標にする。
4: 取り組める遊びを増やす。
5: 日常生活動作の獲得を目指す。
躁病患者の作業療法で適切なのはどれか。
1: 活動の区切りを短時間に設定する。
2: 複数の活動を同時進行で行う。
3: 患者間の言語的交流を促す。
4: 注意・指導は頻回にする。
5: 直面する課題の自己解決を促す。
精神障害のある人が地域で生活できるように多職種で行う支援はどれか。
1: ACT
2: IPS
3: OJT
4: OSA
5: SST
知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 作業課題への興味を拡大させる。
2: 集団内での対人技能を向上させる。
3: 自己評価の低下を防ぐ。
4: 障害特性を家族に説明する。
5: 不得意な教科の成績を向上させる。
パニック障害の患者に対する作業療法の目的で適切なのはどれか。
1: 病識の獲得
2: 身辺処理能力の向上
3: 対人交流技能の向上
4: 不安対処能力の向上
5: 現実感喪失からの回復
境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 複数の患者が共有する場で実施する。
2: 衝動発散を促す活動を取り入れる。
3: 指示的態度を維持する。
4: 依存や理想化が生じた時には治療者を交代する。
5: 患者の要求に応じ作業療法終了後に面接を行う。
脳卒中片麻痺患者の理学療法の組合せで適切でないのはどれか。
1: 非対称姿勢-矯正鏡
2: 痙縮-リラクセーション
3: 空間無視-傾斜台
4: 尖足拘縮-補高靴
5: 肩手症候群-愛護的関節可動域訓練
精神障害者の就労支援について正しいのはどれか。
1: 精神障害者は障害者雇用義務の対象ではない。
2: ジョブコーチは事業主への支援を行うことはできない。
3: 精神障害者は障害者職業能力開発校の支援対象ではない。
4: 障害者就業・生活支援センターでは職場実習を斡旋しない。
5: 就労継続支援B型事業所では最低賃金が保障されていない。
うつ病患者の回復期初期の作業適用で適切でないのはどれか。
1: 短時間でできる種目
2: 生活に役立つ種目
3: 手順の明確な種目
4: 繰り返しの必要な種目
5: 自己判断が必要な種目
統合失調症の回復期後期に行う作業療法の目的で適切なのはどれか。
1: 休息援助
2: 対人交流
3: 衝動発散
4: 欲求充足
5: 鎮静と賦活
自閉症者の就労支援で適切でないのはどれか。
1: ボトムアップ・アプローチ
2: ソーシャル・スキルの習得
3: 休息のとり方の習得
4: ジョブ・コーチによる支援
5: 家族への相談支援