第35回午前第78問の類似問題

第35回午前:第82問

脳血管性認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 患者の得意な活動をみつけて行う。

2: 決定した活動は固定化して行う。

3: 患者の生活史を参考に活動の選択をする。

4: 患者の自尊心を大切にする。

5: スタッフとの良い関係作りを心がける。

第54回午後:第99問

うつ病のリワークプログラムで正しいのはどれか。  

1: 集団療法として位置づけられる。

2: 精神科医療機関では実施されない。

3: 診断や就労状況などで対象者は限定されない。

4: 実施にあたり主治医との情報共有は制限される。

5: 急性期からプログラムに参加することが推奨される。

  • 答え:1
  • 解説:リワークプログラムは、休職を余儀なくされた労働者が職場復帰を目指すためのリハビリテーションで、集団認知行動療法などを用いた集団療法として位置づけられる。
  • 正しい。リワークプログラムは、集団認知行動療法などを用いて、職場復帰を目指すためのリハビリテーションであり、集団療法として位置づけられる。
  • 間違い。精神科医療機関で行われるリワークプログラムは、医療リワークに含まれ、復職支援に特化したプログラムが実施される。
  • 間違い。うつ病であっても、リワークプログラムの導入が困難な就労状況の場合には、適応とならない。
  • 間違い。リワークプログラムの実施にあたっては、主治医と綿密な情報共有を行うことが重要である。
  • 間違い。リワークプログラムは、生活リズムの回復がなされた後から行うのが一般的であり、急性期からの参加は推奨されない。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第42問

身体表現性障害の患者に対する作業療法で最も適切なのはどれか。  

1: 現実検討能力を高める。

2: 不安な気持ちを解釈する。

3: 集団作業療法を基本とする。

4: 対人関係能力の向上を図る。

5: 感情表現を促す活動を提供する。

第45回午後:第44問

うつ病患者の作業療法でみられやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 1. 責任感の低下

2: 2. 評価への無関心

3: 3. 几帳面な取り組み

4: 4. 手順と段取りの混乱

5: 5. 仕上がりへのこだわり

第38回午前:第96問

認知症患者の作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 歩行状態などの運動機能

2: 記銘力や理解力などの知的機能

3: 家族の介護力の程度

4: 内田・クレペリンテストでの作業能力

5: 呼吸器・循環器などの合併症の有無

第35回午前:第81問

痴呆患者の作業療法の評価で適切でないのはどれか。  

1: 日常生活活動の自立度を評価する。

2: 描画によって失行や失認を評価する。

3: 投影法によって痴呆の程度を評価する。

4: 家族から病前の趣味に関する情報を得る。

5: 関節可動域や筋力などの身体機能を評価する。

第45回午前:第40問

認知症患者に対する作業療法の導入期で適切なのはどれか。  

1: 新しい活動を用意する。

2: 活動内容に変化をもたせる。

3: 時間を要するものから始める。

4: 得意であったものを取り入れる。

5: 能力を少し上回る活動を提供する。

第35回午後:第60問

心理療法の初回面接で適切でないのはどれか。  

1: 相談は秘密が守られる場所で行う。

2: 治療者の自己紹介を行う。

3: 治療の必要性について評価する。

4: 幾つかの心理検査を行う。

5: 次回の面接を予約する。

第36回午前:第89問

境界型人格障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。  

1: 支持的態度を維持する。

2: チーム間でかかわりの合意をしておく。

3: 指示的態度を維持する。

4: 物事を一緒に考えていく姿勢を示す。

5: 実施時間の取り決めは明確にする。

第48回午後:第48問

精神遅滞の患者に対して行う作業療法で適切でないのはどれか。  

1: レクリエーション

2: 自律訓練法

3: 集団活動

4: 創作活動

5: SST

第57回午前:第23問

作業療法における効果判定について正しいのはどれか。  

1: 再評価は異なる尺度で行う。

2: 自然回復の影響は考慮しない。

3: 可能な限り質的なデータで示す。

4: 結果の前後比較のみで判断する。

5: プログラム再検討の判断材料とする。

  • 答え:5
  • 解説:作業療法における効果判定は、再評価や自然回復の影響を考慮し、質的・量的データを用いて判断される。また、効果判定の結果はプログラム再検討の判断材料となる。
  • 再評価は同一尺度で行い、変化量を前後比較することで効果判定に用いるため、この選択肢は間違いです。
  • リハビリテーション介入の効果は、自然回復の影響を十分に考慮して検証する必要があるため、この選択肢は間違いです。
  • 質的データも量的データもどちらも重要な指標であり、量的データは質的データよりも再現性が高く、効果判定を客観的に示すため、この選択肢は間違いです。
  • 結果の前後比較と、それに影響を与えたと想定される要因(交絡因子)も考慮して効果は判断されるため、この選択肢は間違いです。
  • 効果判定の結果は、訓練プログラムを継続と終了、継続する場合には修正を要するか、などの判断材料となるため、この選択肢が正しいです。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午前:第84問

思考障害のある統合失調症患者の作業活動で適切でないのはどれか。  

1: 見本があるもの

2: 手順の明確なもの

3: 自由度の高いもの

4: 時間に融通性があるもの

5: 目的が明確なもの

第37回午前:第77問

器質性精神障害患者において観察だけでは評価が困難なのはどれか。  

1: 理解力

2: せん妄

3: 対人関係

4: 病識

5: 意欲

第37回午前:第90問

思考障害の強い精神分裂病(統合失調症)患者に対する作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.手順が明確な作業イ.非構成的な作業ウ.自己判断で進める作業エ.問題解決的な作業オ.反復的な作業  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第39問

認知症患者に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。  

1: 場に慣れる。

2: 作業を継続する。

3: 作業工程を覚える。

4: 生活リズムをつくる。

5: 自己のペースを維持する。

第50回午前:第45問

うつ病患者の作業療法での留意点で適切なのはどれか。  

1: 経験のある課題を選ぶ。

2: 選択する課題を増やす。

3: 自己決定場面を減らす。

4: 規則的な参加を促す。

5: 意欲を引き出す。

第53回午後:第50問

初回の作業療法面接において適切でないのはどれか。  

1: 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉から始める。

2: 非言語的表現に注意を向ける。

3: 患者の課題を指摘する。

4: 相づちを活用する。

5: 患者名を確認する。

  • 答え:3
  • 解説:初回の作業療法面接では、患者との信頼関係を築くことが重要です。そのため、開いた質問を用いて患者の話を引き出し、非言語的表現にも注意を払い、相づちを活用して傾聴の姿勢を示すことが大切です。また、患者名を確認することで、誤った対応を避けることができます。
  • 開いた質問(オープン・クエスチョン)を使うことで、患者が自由に話すことができ、より多くの情報を得ることができます。初回の作業療法面接では、患者の状態や課題を把握するために、開いた質問から始めるのが適切です。
  • 非言語的表現に注意を向けることは、初回の作業療法面接では特に重要です。患者が緊張して言葉にできないことも多いため、態度や表情などの非言語的表現を観察することで、患者の感情や思考を理解しやすくなります。
  • 患者の課題を指摘することは、初回の作業療法面接では適切でないです。まだ信頼関係が築かれていない段階で問題点を指摘すると、患者が不安や抵抗感を感じ、信頼関係が損なわれる可能性があります。
  • 相づちを活用することは、作業療法面接全般において適切です。相づちを用いることで、患者に対して傾聴していることを示し、患者が安心して話すことができる環境を作り出すことができます。
  • 患者名を確認することは、初回の作業療法面接では特に重要です。患者名を確認することで、誤った対応を避けることができ、患者に対して適切なケアを提供することができます。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午後:第39問

神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 心気症状への傾聴が重要となる。

2: 転換症状がある場合は行わない。

3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。

4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。

5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。

第39回午前:第86問

うつ病患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 創作への励まし

2: 患者の作業ペースの重視

3: 危険物の取扱いへの配慮

4: 自殺に関する注意

5: 薬の副作用への対処

第41回午後:第61問

治療についてのインフォームド・コンセントで適切でないのはどれか。  

1: 治療者は全ての治療法について説明する。

2: 治療者は患者が理解できる方法で説明する。

3: 判断能力に関わらず患者の決定が優先される。

4: 患者の同意内容は文書で保存する。

5: 患者は同意を撤回することができる。